3 January 2007

虚ろな目


 小6まで住んでいたところは、棟数にして300棟ほど、4600戸ほどの巨大団地だったのだが、数年前から少しずつ建て替えが始まっている。小さい頃は友達もみんな団地に住んでいて団地がわたしの世界だった。でも、もうほとんどの人が引っ越してしまった。そう言うわたしもすでに出てしまった一人なのだが・・・。空き家のポストはふさがれ、玄関の窓から空の家の中、さらに反対側の窓から向こうの空が見える。窓がされこうべの目のようだ。
 The housing development on which I used to live, is now going through reconstruction. By this time next year, the whole place will be unrecognizable.

4 comments:

  1. 空のうちはカーテンがないから
    妙に明るい窓から、部屋の向こうの窓明かりが
    見えて、とっても虚ろに感じるんだよね。
    それを”されこうべ”と比喩するところが
    なんとなくティンちゃんらしい。
    冷静でかつ本を多く読んだ観察者の目だ。
    骸は穢れではない。ただ、人の生きた名残・・・

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  2. まみさん、
    冷静で…そうかな。向こう側の空が見えると妙に明るくて、怖い感じがしました。昔、ここは○○さんち、と分かるからよけいに寂しいです。人の生きた名残、ですね。

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  3. なんか、歴史感じる~
    昔、一度だけTingさんの一番近くにいる人と遊んだところでもある。
    今でも大切なお友達です。

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  4. seijiさま、
    たしかにもう"歴史"ですね。この間、更地になったこの場所を見て、良くも悪くも過去の記憶になってしまったのだ、と改めて思いました。

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