29 July 2010

Freezing cold



From our cabin in ms Statendam at Seward.
ホテルが動く。それがとても新鮮だった。



Next early morning I went up to the Deck 6, my favorite place, where we could walk around the outside.
The ship was in the College Fjord in Prince William Sound...and it was awfully cold in the middle of summer.




Bryn Mawr Glacier
ふたつの氷河が合流していて、真ん中にarête(氷河により削られてできた尖った稜線)とモレーンの黒い筋が見える。ゆっくりと壮大な力がかかって出来た氷河地形は、無言の迫力があった。雪の結晶も団結すれば、山を動かせる。

26 July 2010

再会

Sewardの港で飛鳥Ⅱを見つけた。
「一度はクルーズ旅してみたいね。お金を貯めて、ちゃんと元気だったら、老後にでも・・・・・・」
横浜で飛鳥Ⅱを見ながらそんな話をしたのがつい去年の12月。まさか半年後に自分がアラスカで船に乗ることになるとは、思ってもみなかった。



ms Statendamから飛鳥Ⅱの出航を見送る。
世界一周クルーズの終わりにアラスカに立ち寄り、このあとカムチャッカなどを通り日本に帰るところだったようだ。ちょうどわたしが帰国した翌日、飛鳥Ⅱも横浜に帰港して盛大なセレモニーがあったらしい。もっと前に気づいていたらよかったとちょっと残念だ。

でも何はともあれ、このあとわたしのクルーズも始まった。

25 July 2010

My collection from Alaska

Then our trip really started. We kept moving and moving...even during night.

24 July 2010

A long long day

Summer day in Alaska is really long. We started watching birds at Potter Marsh in the morning.



A Bald Eagle caught a whole nest of a small bird. Somebody said "That's why I don't like nature". Maybe those who empathize with strong animals, such as eagles and Orcas, accept the nature law but those who love cute little creatures tend to look away.



Arctic Tern(キョクアジサシ)



Muskrat(マスクラット)



While heading south along the Seward Highway, Steve found some moving white dots: Dall Sheep. If such a dot didn't move for several minutes, it was just "a famous snow called Dall Sheep".



Arrived at Whittier at four o'clock and had "lunch" there.
列車と車が同じ単線軌道を双方向から通る、時間制のトンネルを抜けると、プリンス・ウィリアム湾に面したウィティヤーに出る。まさか車でこんなところまで走ってきてしまうとは、アラスカでは人の行動範囲も広大だ。



Wood Bison at Alaska Wildlife Conservation Center.
傷病獣の保護施設でありながら、動物園のように一般公開をしている施設だった。なんといっても雄大な"借景"が贅沢だ。ムースやカリブー、アメリカクロクマなど、野生状態ではきっと点にしか見えない動物を間近で見られる場所はやっぱり必要だ。
When we finally went back to the hotel, it was almost eight o'clock but off course it was still as bright as four o'clock in Japan. The sky didn't get dark until eleven.

23 July 2010

The great land

この旅自体、アメリカのホストファミリーからの大きなプレゼントだった。アンカレッジのホテルで二人と再会し、母、アメリカの祖父母?!、わたしの一家珍道中がはじまった。

The biggest surprise of the trip was this float plane ride. We flew sky looking down over the boundless marshes and forests below our eyes. So, this was the scenery which Steve used to be seeing from the cockpit. I felt the great land, Alaska.



The pilot of the float plane had really good eye sight finding everything while he was flying. "Can you see the moving black dot? That is American Black Bear."

誰の手も加わっていないのに、森や草がきれいに丸くパッチ状に分布している。微地形やちょっとした水分環境の違い、種子散布制限などによるのだろうか。



We landed on the Beluga Lake in the middle of nowhere. I just picked up a stone as a souvenir.
観光タクシーにでも乗るような感じで飛行機に乗れる。わたしは『雲のはて』のクリスチナのような覚悟で、操縦士の隣に乗り込んだのだけれど、揺れもせずになかなか快適だった。



Beluga Whales(シロイルカ)
白いおっとっと、ではない。

22 July 2010

Alaskan blue

今年はジングル・ベルを聞いたくらいでは、とても涼しくなれないほど暑い。ついだらだらして、ブログの更新も遅くなってしまった。



The world above the cloud. We also saw Mt. MacKinley.
空港のアナウンスで、機内食はクレジットカード払いです、というのを聞いた。道理で、誰もがゲート近くでお昼をかき込んでいたわけだ。あわてて搭乗前にハンバーガーを買い込んだ。
ところが、前日の便から振り替えになったせいで、うちのチケットはExecutive classにアップグレードされていた! そしてランチがタダでついていたのだ。
こんどはあわてて、ハンバーガーを鞄に突っ込む羽目になった。



Northern Bluet Damselfly (Enallagma annexum) at Anchorage Airport showing me a northern heart.

18 July 2010

Vancouver

I couldn't believe that I was going to Alaska until the day we left. Even now I'm hanging in doubt if I really went there or was dreaming for whole two weeks.



On the first day, somehow we were in Vancouver. Due to an hour flight delay, we missed the air plane to Anchorage.
But it was not bad at all. We got free hotel room and meals.




The landscape of Vancouver downtown was peculiar; strange shaped buildings covered by huge glass windows that invariably had green blinds were everywhere.
シジュウカラガン(Canada Goose)はどこにでもいた。よく日本の図鑑に載っている白い首輪のある亜種ではない。場所からすると、B.c.fulvaだろうか。



There was a creature in the river: a Harbor Seal.

15 July 2010

里山

里山の生き物たち展に出していた絵が今日、無事に戻ってきた。展示をしてくださったみなさま、見に行ってくださったみなさま、ありがとうございました。旅行の荷物に、戻ってきた絵、とすべて散らかしたまま、あまりに眠くて、床の隙間でつい寝てしまった。時差と暑さと湿度に、まだ身体が順応していない気がする。



キジ(Japanese Pheasant)
この春、一番たくさん見たのがキジだった。




ヤマドリ(Cooper Pheasant)
里山から奥山の間くらいにいる鳥、というイメージだろうか……。卒論調査中に、出てきてくれた。

どこまでが「都市」で、どこまでが「里山」でどこからが「奥山」なのだろう、と絵のキャプションを書いていて、ついもう一度、里山の定義を読み直してしまった。自然好きになって、もちろん里山と、その保全意義については学んだけれど、いまだに「こんな場所が里山」というのが、つかみきれていない気がする。
実際には、薪炭や落ち葉を日々の生活に利用しなくなった時点で、本当の意味での里山は無いも同然だ。そして保全のモデルといわれる場所に行くと、ミュージアムのような感がして妙な気分になる。人がそこで暮らしていたときのように必然的にできた風景ではないから、背後にある管理計画の存在が気になるのかもしれない。

自然保護をする人は大抵、「昔はよかった」といって、自分が子どもだった頃の風景を取り戻そうとしているように思う。
でも、昔懐かしい原風景は、わたしにとっては団地だし、自然といえば長期休暇に出かける高山のほうが身近だった。
そうなると、世代が変わるにつれて、保全活動によって出来るものもずいぶん変わりそうだ。