13 April 2011

Bologna

Not many people who visit Bologna for a few days will draw this park at the edge of the city. But when we first arrived there, we waited for the bus to our hostel here and could not do anything but sitting...so I was drawing. And this became the only one piece drawn in Bologna since I was at the Bologna Children's Book Fair for the rest of my stay.



I can not forget the Cioccolata calda (hot chocolate) that I had after this drawing because it was super delicious! Italian hot chocolates are really thick and not like normal Japanese or British ones, which seem to be watery after experiencing that.

今回の旅の一番の目的は、ボローニャ・チルドレンズ・ブック・フェア(ボローニャ国際児童図書展)だった。クラスのほぼ全員、教授陣も3人が参加したので、授業の一部のようなものだ。
会場では、とにかくたくさんの出版社が、たくさんの絵本を並べている。これが世界の絵本マーケットの縮図だろうか。
国や出版社によって出している絵本のテイストがずいぶん違う。
イラストレータよろしく、わたしも自分の作品のダミーを持ち歩き、いくつかのブースで見せてみたのだが、作品に対する反応も様々だった。イタリアやフランスでは、自然科学の絵本であっても芸術的、文化的なものが好まれるらしく、写実的に自然を描写したわたしの絵は"Too British"だそうだ。わたしは自然をそのまま記録する、自然博物学タイプの思考をしているけれど、エッセンスを取り出し芸術として表現する自然の絵本という路線もある。国による自然観の違いは、こんなところにも現れているのかもしれない。
 自分の作りたい本のイメージと各出版社のブースに並べられた絵本を比べ、商品としての絵本、自分の作品のマーケットについて考えさせられた。でも、学生として学んでいるあと一年間は、マーケットを気にせず、やりたいことを追求すればいい、という友達の言葉も正解だと思った。



Snow Forest, my work from last module.

2 comments:

  1. 井上ひさしは「ボローニャ紀行」で、ボローニャという都市は文化、福祉、市民活動などを大事にする美しい街なのだと力説しています。
    氏は多分に反体制的でしたから「赤いボローニャ」への共感もあったのではないかと思いますが、それを差し引いてもとても魅力的な街に思えました。
    図譜として精密に描写しながら美しくもあるボタニカルアートなども"Too British"でしょうか(笑)。

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  2. ボローニャでは、市内からちょっと離れたところに泊まっていたので、じっくり街を見ていないんですよね・・・。また縁があることを信じたいです。
    ボタニカルアートも、イタリアよりはイギリスという感じがしますね。児童書の世界だけ見て言えることでもないですが。
    どういう絵が好きなのか、世界の子どもを対象に調査できたらおもしろそうだななんて、8000語のエッセイを書きつつ思っています。でも小さな子の場合は、その子が好きかどうかを客観的に見極めることからして、難しいですね。

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