16 June 2018

新潟個展が終わりました

新潟市の福島潟での個展が終わり、数日前に展示物の段ボール4箱が無事に戻ってきた。
遠い、縁のない土地での大きな展示、たくさんの方から暖かいコメントをいただけて達成感があった。
10th of June was the closing day of my solo exhibition and my artworks had just returned home safely. 



Great-crested Grebes on a March morning at Fukushimagata reserve.  Printed in reduction method using a rubber stamp block.   
3月に打ち合わせに訪れた際に見たカンムリカイツブリを消しゴム版画にした。



絵本の原画を含め、タブローは版画という風に固定してしまわないようにと、昨年の夏から少しずつ鳥と風景の水彩画を描いていた。そのシリーズが良かったというコメントを今回いくつかもらってうれしかった。『菜の花とオオヨシキリ』と『オオジュリンとイヌバラ』はとてもありがたいことにお嫁入りもした。



展示会場に置いていたゲストブック。直接に面識のないたくさん方から、人によっては数行にもわたるコメントやアオサギやカモメの絵なども残していただいて、とてもうれしかった。関東から見に行ってくださった方がいたり、大学の友達が新潟の友人に宣伝してくれていたり、高校でお世話になった事務の先生が来てくださっていたり(!)、DMに惹かれて見に来てくださった方がいたり。多くの方が気にかけてくださっていることを改めて感じた展示でもあった。
So many people left sweet comments in my guest book, which I continue using since my MA graduation exhibition. It really became my treasure.
展示を企画してくださったYさん、搬入、搬出の作業を含めて大変お世話になったビュー福島潟のスタッフのみなさま、一階のショップのねっとわーく福島潟のみなさま、本当にありがとうございました。

一階のショップの小物はあとひと月ほど置いていただけることになりました! これから福島潟にお出かけの機会がある方はのぞいてみてください。

12 June 2018

ウェルカムボード

My friend asked me to draw their wedding welcome board.
They wanted the Japanese Wood Pigeon as the groom and the Netherland Dwarf rabbit as the bride and the overall theme to be Ogasawara islands.  



友人の結婚式のウェルカムボードを描かせていただいた。小笠原が好きという2人で、アカガシラカラスバトの新郎とネザーランドドワーフの新婦に、背景は小笠原テーマというオーダーだった。ブーケとブートリアはムニンヒメツバキにしてみた。



二次会のパーティー会場にて。
ご結婚おめでとうございます!

7 June 2018

里山公園スケッチ

I realised that this is my exactly 1000th post on this blog!
Nothing special but here are, as usual, some of my recent sketches in the last few weeks at nearby nature parks.  




草影でじっとしていたアオダイショウ。
Japanese Rat Snake, our most common snake, resting in a bush.



ヨウシュヤマゴボウの葉にとまるアゲハモドキ。



ヤブレガサは、こんな花をつけるんだ。



A Japanese Tree Frog. 
舞岡公園を散歩して見つけたニホンアマガエル。



何だこの真っ黄色の幼虫は!とスケッチしたのだが、その翌日、知人がFacebookに同じ幼虫の写真をアップしていたので、すぐに正体がわかった。ナシアシブトバチというハバチの幼虫らしい。



金井遊水池でオオヨシキリがさえずっていた。どうやら今年生えた葦しか無いところは好きではないらしく、去年の枯れ穂が残っている小さな一角にいた。枯れ穂のほうが少し背が高いからだろうか。
しばらくしたら少し上流側に飛んでしまい、声はすれど姿が見つからなくなった。そう広い場所ではないので、どこかにはいるはずだと双眼鏡で丹念に見るけれどわからない。



なんと遊水池のコンクリート塀の上でさえずっていた!
やっぱり周りの葦より少し高いところが良いのだろうか。例えコンクリートでも?
The Oriental Reed Warbler was singing on the block wall around the small reservoir! 

4 June 2018

横浜市の干潟

We visited the only one natural coast remained in Yokohama city, Nojima park the other day. Although the number and variety is very limited, it's fortunate to still have a place to watch shorebirds in Yokohama.



横浜市内でシギチを見ようと思うと、なかなか難しい。 でも5月19日、平潟湾の野島水路沿いで、キョウジョシギを105羽も数えることができた! 緑の海藻に、お腹や頭の白が浮き立ち、きれいだった。



Feeding Turnstones.  There were 105 of them!  



キアシシギも十数羽は見た。メリケンがいないかと期待したけれど見つからない。
Grey-tailed Tattlers.



潮干狩りに来たたくさんの人たちに交じって、少しだけ干潟を歩いた。タテジマイソギンチャクといろんな模様のアサリ。



アマモだろうか、コアマモだろうか、が浮いていた。

29 May 2018

渡良瀬遊水地の鳥

Before May ends, I should post my sketches from early May at Watarase Reservoir. I'd been there several times before but only in winter and it was my first time visiting there in Spring.  The scenery was totally different, of course, with green leaves of reed growing, and so as the bird species.  Very few winter ducks remained at the lake but we saw many reed warblers.      
ゴールデンウィークのスケッチブックから。近場で、かつ普段あまり見ない環境をと思い、渡良瀬遊水地に出かけた。



オオセッカ。鳴き声からちゃんと自分で見つけられてうれしかった。オオヨシキリの好きな環境と、オオセッカ、コヨシキリが好きなちょっと草丈の低い環境とがよくわかった気がした。
Watarase is one of the few precious habitats for Marsh Grassbird. 



コヨシキリ。せっかくならオオヨシキリもしっかりスケッチすれば良かったと思ったのだが、どうしても珍しい方に目が行ってしまうのが探鳥の常。



The noisiest at the reed bed was the Oriental Reed Warblers but there were some Black-browed Reed Warblers at some places.
And we spotted Japanese Weasels several times, too.

さえずるアオジ、キアシシギ、コチドリ、コアジサシ、キビタキなども見つけた。



美しい青色のチョウジソウ。



昼寝中をちょっとだけ。



帰り際、「あれ、こんなところにもコウノトリのデコイあったっけ。前に通った時には気付かなかったな」と思い、一応双眼鏡をのぞいたら、デコイが動いた!
どうやら野田市での放鳥個体、ひかるらしかった。アオサギなどに比べて、こんなに大きいんだ!
The Reintroduced Oriental Stork.  

25 May 2018

潟船から

ようやく福島潟で描いた風景スケッチをアップする。
Some sketches of Fukushimagata nature reserve.  I had a boat trip on the lake! 



NPO法人ねっとわーく福島潟のおじさんたちが潟船を漕ぎ出してくれた。葦原、コウホネを水鳥の目線から見られる。特別に大回りをしてもらって、潟に浮かぶ小さな島にもちょこっと上陸させてもらった。長靴が必要なぬかるみを想像していたら、案外、乾いていた。おじさんたち曰く、こうした島は、年々小さくなっているそうだ。



福島潟から帰ってきて、ガンバの物語シリーズを書いた齊藤敦夫氏の最新作『河童のユウタの冒険』を読みはじめた。何しろ主人公の河童が住んでいる「恵みの湖」は「北国の、海から九キロほど内陸に入ったところに、葦におおわれた十の島をもつ湖」で「毎年五千羽をこえるオオヒシクイと、三千羽をこえる白鳥が、はるか北の国から飛来する」ところ、つまり福島潟がモデルになっているのだ。

13日にあった「福島潟一周ウォーク」後のお話の中で、大熊孝 名誉館長がイギリスの児童文学にはアーサー・ランサム全集や『たのしい川辺』など水辺を扱ったものが多いが日本にはあまりないとした上で、この『河童のユウタの冒険』を紹介されていた。
実際にこのお話は、フィクションながら情景描写が現実世界に即しているところ、出てくる生き物がどれもしっかり種名で書かれているところが、とてもイギリス文学っぽい。そこに河童、九尾の狐、天狗と、日本の言い伝えや昔話がまざる。
イギリスの児童文学の名作が次々に訳された時代に児童書編集部にいて、瀬田貞二氏などと交流も深かった作者だからこそなのだろう。日本の児童文学には、こういうものがあったら良いという考えを持って書かれたお話な気がした。
とはいえ、そんな感想を持ってしまうのは、大人になり、何かしらの意図を持って絵本を作る立場になってからこの本を読んでしまったからで、小学生の頃にこれを読み、福島潟で遊べたら、とってもワクワクした気がする。



菖蒲湯に入れるショウブの花を見ることができた。おじさんたちがショウブに触れてちょっとガサガサとしたとたん、あの匂いがあたりに漂った。
きれいな花を咲かせるキショウブなどはアヤメ科で、これはショウブ科。



This is the scenery you can see from the entrance of the gallery, where around forty of my works are up at the moment.  Isn't it a fabulous setting?   



ヤナギトラノオとサワオグルマ。



21 May 2018

福島潟の鳥

個展の搬入で福島潟を訪れ、少しだけれどもちろん鳥見もした。家の近所には草原環境も葦原環境もないので、見られてうれしい鳥がたくさんいた。
We walked around the Fukushimagata nature reserve in the early morning when we visited there to set up my exhibition. 



Black-faced Bunting. 
さえずるアオジ。



Cuckoo, which must had arrived in the reserve only a few days before, was singing away.
渡ってきたばかりのカッコウ。黒にオレンジ色の毛が生えたように見える大きな毛虫をくわえていた。毛があると上手く呑み込めないのか、大きすぎるのか、食べるのに苦労していて、数分間くわえなおしたり、どうしようとフリーズしていたり。



カッコウは不思議なプロポーションなので描きにくい。頭や嘴が案外小さくて、足がとても前の方についていて、翼が長い。



Oriental Reed Warbler.
メタルリングをつけている個体だったのだけれど、望遠鏡でも番号まではさすがに読めなかった。新潟の方言で、オオヨシキリは「ちょちょず」と呼び、おしゃべりな人のことも差すそうだ。調べていたら津軽弁では「ちょちょじ」のようで、かなり似ている。



Chestnut-eared Bunting.  
ホオアカ。



Osprey. 
 ミサゴ。



Wood Sandpiper. 
タカブシギ。



Chestnut-cheeked Starling. 
コムクドリ。しっかり探せば神奈川でも時期によってはいるはずの鳥なのだけれど、久しぶりによく見た。こんなに可愛い鳥だったっけ。



Meadow Bunting.  
紫雲寺さえずりの里で見たホオジロ。オオヤマザクラと思われる木に止まっていた。

スケッチはし損ねたけれど、コサメビタキもビュー福島潟のカフェでお昼を食べながら、目の前の木を飛び交うのを見た。

14 May 2018

新潟個展

新潟市北区の福島潟での個展『風景の中の鳥たち 東郷なりさの作品展』がはじまった。
水の駅「ビュー福島潟」という、平な農地と湿地にニョキっと立ち、上部が大きく下部が小さい円柱形のユニークな形をした建物の5階にあるにある円形の展示室に、これまで描きためた作品約40点を展示した。
My solo exhibition at Fukushiagata nature reserve in Nigata had just started.  

◆◇◆『風景の中の鳥たち 東郷なりさの作品展』◆◇◆
日時:2018年5月12日(土) - 6月10日(日) 9:00-17:00
※月曜休館 ※入館は16:30まで
場所:水の駅「ビュー福島潟」5F 企画展示室
(新潟市北区前新田乙493)
入館料がかかります(一般400円、小中高生200円、未就学児無料)。



It is a circular gallery space on the fifth floor of a nature centre.
この展示は、わたしのこのブログをたまたま検索で見つけて、2008年頃からずっとフォローしてくださっていたという、ビュー福島潟のスタッフの方が企画してくださり実現した。札幌に続いて、不思議なご縁であちこちを作品とともに回ることができ、幸せ者だと実感する。



The entrance of Veiw Fukushimagata, the nature centre of the reserve.  The place is famous for wintering Bean Geese, hence their foot prints leading to the building.  



建物は全面ガラス張りで、螺旋状のスロープで上部へ登れるようになっている。5階の企画展示室入り口からも、ちょうど福島潟の全貌、かやぶき屋根の潟来亭がのぞめる。



はじめにこの企画のお話をいただいたときは、こんな広いスペースを埋めるだけ作品があるか心配だったけれど、思ったよりぎっしりと見応えある感じになってよかった。



3月に打ち合わせに訪れた際に描いたスケッチ、それを元に作った作品もいくつか展示した。



そして札幌につづいて、またこの展示にも、仕事で新潟に赴任している農工大の同級生が見に来てくれてうれしかった。



ビュー福島潟一階には素敵なショップがあり、展示に合わせてわたしの版画やグッズも置かせていただいている。



福島潟の葦100%で作られた福島潟ヨシあし和紙に、取材時に見た生き物を描いてミニ額に入れてみた。



Above mini paintings and this harrier print are on the paper made of reed from this nature reserve.  

自然保護区の観察センターに、常設の自然や歴史についての展示室、企画展示室、潟が見られるライブカメラ、お土産が買えるショップに軽食が食べられるカフェ、そして円形のホールまでが揃っていて、どれも素敵にできている。イギリスの大きな自然保護区のようなところだ。

建物の耐震構造の問題から廃止になってしまった行徳野鳥観察舎を再建したいという動きが出ていているけれど、このビュー福島潟くらいカッコ良くて充実した施設になったら良いのにと思う。

11 May 2018

地域の自然を守るタオル

太平電機株式会社にご依頼をいただいて、「地域の自然を守るタオル」の刺繍デザインをやらせていただいた。
描いたのはオオトラツグミ、ルリカケス、アカヒゲという奄美の野鳥3種類で、売り上げの一部が奄美大島の自然保護に寄付される。
I made the embroidery designs for small towels.  All three birds, Amami Thrush, Lidth's Jay, Ryukyu Robin, are unique and special in Amamioshima island.  And some part of the sales of the towel will go to nature conservation in Amami.  



このタオルハンカチは今治タオルで、色付きのものは草木染めされている。

大学時代に奄美大島は2度訪れて、知人の親戚のお家に泊めていただいたり、夜探に連れて行ってもらったりと奄美大島の人には本当に歓迎してもらった。だからこんな形で奄美に関わる仕事ができたのはとてもうれしい。



これから奄美大島のお店等にお土産として置かれる予定だが、まずは東京港野鳥公園フェスティバルの奄美猫部のブースで販売される。

第6回 東京港野鳥公園フェスティバル
日時:5月20日(日)10:00-15:00
芝生広場のブースの真ん中、C13の奄美猫部のブース
タオルハンカチは一枚900円。
東京港野鳥公園フェスティバルに行かれる方はぜひのぞいてみてください!

またこのタオルの販売を希望する店舗を募集中とのこと。詳しくは太平電機株式会社のECOひいきプロジェクトのページをご覧ください。



Although the designs are as small as 4×4 cm, we tried to make them perfect, choosing the thread colour carefully and adjusting them to suit what can be done by embroidery.   



うろこ模様のオオトラツグミは、とりわけ刺繍にするのが難しかったようだ。タオルの色、刺繍糸の色の組み合わせで見え方が全く異なるので、ぴったりくる色を選ぶのに、何度もサンプルを作ってもらった。