25 March 2019

英会話探鳥会

3月24日、日本野鳥の会東京支部が初の試みとして葛西臨海公園で行った英会話探鳥会のお手伝いをしてきた。東京に住んでいる外国人や観光に来ている人が参加できるようにという企画だ。
わたしがタイやアメリカ、イギリスで現地の探鳥会に参加したときは、現地のバードウォッチャーが親切にいろいろ教えてくれて、とても楽しかった記憶がある。そのおかげで英語は上達したし、今も親しくしている友人がたくさんいるし、その国での鳥見スタイルもわかったし、学ぶことが多かった。
外国人にとって日本で普通に行われている探鳥会に参加するのはハードルが高いから、こういう企画は良いと思う。

今回は初回だったのもあり、外国人は数名だった。そしてなんと英語で探鳥をしたいという日本人がいっぱいいて、参加者は32名の大所帯だった。英語を学びたい人ってこんなにいるんだなあ。
On Sunday, I joined "Bird Walk at Kasai Rinkai Park for English speaker" as a volunteer. It was an event organised by Tokyo local group of Wild Bird Society of Japan and the idea was to conduct it in English so that foreigners living in or visiting Tokyo can join it. There were not many foreigners but a lot of Japanese, who wanted to speak English, participated in the event.  But it was the first ever trial for them.  We will see how the event grows in the future!      



We had a good view of Eastern Buzzard perching on a bamboo tree.  
鳥見英語は鳥の英名から!というのはわたしも何度かBIRDER誌に書いたけれど、今回はまさにそんな雰囲気で、まずは英名を言ってみようという感じだった。
鳥の英名の発音を覚えるだけでも、英単語の発音はけっこう学べる気がする。
ローマ字のせいで、「a=ア」「i=イ」「u=ウ」「e=エ」「o=オ」と思い込みがちだけれど、実際のところ、aはlとの組み合わせや二重母音で「オー」になることが多いし、uやoは「ア」と読むことのほうがむしろ多い。Buzzardだって、「ブザード」ではなくて「バザード」に近い発音だ。
そんな話をBIRDER誌での連載「English for Birding」の2017年8〜10月号にまとめているのでお手元にある方はめくってみてほしい。



There were still several Black-necked Grebes at sea.  They should leave the area and migrate soon.  It was interesting to see them all in different stage in changing plumage from winter to summer.  Some of them were in beautiful summer colour!  

The check list, which was handed at the beginning of the event, didn't have the name, "Black-necked Grebe".  So I was puzzled and then realised that its American name is "Eared Grebe"!    I suddenly remember the conversation I had with my friend when we saw a couple of Slavonian or Horned Grebes in Scottish highlands. Their American name is confusing for us because Horned Grebe in Japanese is Mimi-kaitsuburi, which literary means "eared grebe".  



Black-headed Gulls feeding at a mudflat.  They were stepping on the mud in order to get some preys in it.   We spotted one Black-headed Gull with its head actually black, turning in its summer plumage. 
We also saw some early migrants like Barn Swallows and Little Ringed Plovers, the messengers of the spring!  



カワウとキブシ。いつかちゃんとした絵、それも和風に縦長の作品にしたい。
A sketch of a cormorant and Early Stachyurus flowers from the other day.  



ツクシ。描いたあとはおひたしになった。

20 March 2019

ヤクザル調査隊30周年

学生時代に参加したヤクザル調査隊が今年で30周年を迎える。わたしが参加したのはすでに10年以上も(!)前で、たった2回、のべ20日ほどの体験だったけれど、その日々は強烈な印象となって記憶に残っている。
屋久島の森の中で一週間、20人以上のキャンプ生活をし、日中は森の中で一人座って、サルの気配に耳を澄ませた。本当に自然の中、野生動物の世界に入り込んだ気がした。一緒に調査した何人かとは今も交流があるし、同じ年には参加しなかった人とも、ヤクザル調査隊員として何となくの同志意識があって、何か機会があると話したりする。そんな体験を学生時代にしたヤクザル隊員が、30年間、毎夏、数人ずつ増えていったというのはすごいことだと思う。
そしてもちろん、30年間という長期に渡って調査が行われている動物、地域はそう多くなく、屋久島のサルの行動や群れの変遷の知見が蓄積されていることも貴重だ。



The research group of Yakushima macaque, which I joined twice during my university days, celebrates its 30th anniversary this year.  I made this image for the memorial booklet for the research participants.    
30周年を記念して作られた調査隊員向けの記念誌に文だけでなくてイラストも寄稿した。
白黒冊子なのに、裏表紙にカラーで印刷してくれた!



様々なイベントも行われる。
4月21日には東京大学弥生講堂一条ホールにて公開シンポジウム「1368人で解き明かした屋久島のサルの暮らし」がある。

また調査の必須アイテムでありながら、老朽化してしまった車を買うためのクラウドファンディングをはじめている。車は通常の研究費では買えず、屋久島には四輪駆動のレンタカーが1台しかないため、調査を続けるには購入が必須条件だという。
金銭的な支援は、まがりなりにも"社会人"になって7年も経とうとするのに、未だにわたしが不得意とすることなので、せめて宣伝を!

16 March 2019

太陽が富士を登る

毎年3月11日になると、夕方にそわそわと西の空を見る。
晴れているかな。
そろそろ太陽が富士山の向こうに沈み、ダイヤモンド富士が見られる頃だからだ。



The sun and the Mt. Fuji on the 11th March.  
My grandma, my mum and my little one and I watched the scene together.  For generation and all female!   
今年は運良く晴れの日が多くて、太陽の沈む位置が、どんどん富士山を登って行くのが見られた。



12th of March.



13th of March.  
抱っこしていると顔が近すぎて、うまく描けない。
ちょうど山頂に沈むのは、毎年12日か13日のようだ。今年は13日。雲が多くて、ぼんわりと光ったダイヤモンドだった。

2 March 2019

初節句

Tomorrow, the third of March is Hinamatsuri, the Doll Festival.  And it is the first one for my baby.  



うちには素敵なお雛様がいろいろあるので、それを大事に飾るので良いことにした。
これは昔、母が作ったお雛様。布でできた円錐形の人形で中は綿がつまっている。太鼓や大鼓、弓矢もアップリケ刺繍されている。



チビが今から楽しめるお雛様。むんずと掴んでも、投げても、舐めても大丈夫。
昨日、せっかくなので記念撮影したのだが、チビがお雛様に手を伸ばしてしまい、五人囃子以下が転げ落ちて、雛壇崩壊! それでも大笑いで済むのがこのお雛様。



Hinamatsuri is also known as the Peach Festival.
夫が桃と菜の花を買ってきてくれた。ちょっとした機会にお花が飾れるのはうれしい。



お雛様で遊ぶチビを描いていたら、その瞬間、仰向けに寝ていたチビが初めてうつぶせにひっくり返った! ただそれ以来一度もその芸当を見せてくれないので、まぐれだったらしい。でも、できるようになるのも、あと少し、かな。



It is getting warmer so today, we had a picnic lunch in a nature park for the first time this year.  Special sandwich made by my husband!  
今日は暖かだったので、近くの公園へ。古民家に雛壇が飾られていて、甘酒も飲めた。お昼は久しぶりにピクニック。そして今年初めてのウグイスのさえずりを聞いた。
明日は、夫がちらし寿司を作ってくれるらしい!



Little one had milk under an Ume tree.