
My second picture book, "Heron, the Fisher" will be out soon from Fukuinkan Shoten Publishers, Tokyo, Japan. It's a book about my favorite subject, bird, and in Japanese!
絵本のはじまりは2013年。行徳野鳥観察舎で行われたカワウ調査イベント、CCC(クリスマス・コーモラント・カウント)に参加し、自由時間に観察舎から見たアオサギだった。なんとしても捕まえた魚が呑み込めないでいるのを笑いながら眺めているうちに、話を思いついたのだ。

It's a simple nature based story about a heron catching a fish, all started from my heron watching in a nature reserve back in December 2013. I used vinyl engraving, linocut, monoprint, stencil and rubber stamp as media.

After Hedgehog, another little creature came to live with us, Mr. Heron. My funny mother had to make one from this book.
アオサギが魚を獲って食べるという単純な話だけれど、いざ絵本にしようと思うと、たくさんわからないことが出てきた。アオサギは大きな魚を突き刺すのか、直接咥えるのか、魚は呑み込まれたあと、どのくらいの時間で消化されるのか、ペレットとして骨などを吐き出すのかどうか。直接は描かなくても、知っておきたいこともある。
でもそんな疑問点には、アオサギ博士の白井剛氏(アオサギ・ネット)やバードリサーチの加藤ななえ氏、鳥が食べる魚に詳しい戸井田伸一氏が、丁寧に答えてくださり、また弘前大の佐原雄二教授にはラフの段階から文章、絵を科学的側面から細かく見ていただいた。

これまで魚を描いたことがほとんどなかったので、魚の取材にも出かけた。笹下つりぼりセンターでは、魚の天敵アオサギの絵本の取材にも関わらず、ヘラブナを小さな水槽に入れてスケッチさせてくださっただけでなく、釣り堀にやってくるアオサギの羽までお土産にくださった!
多くの方々のご協力を経て完成した経本。これを読んで、アオサギを見に行ってくれる子どもがいたら、うれしいな。