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8 September 2025

第35回フィールドスケッチ会

We had a field sketch day at Oiso shore on Sunday.
It's a place where flocks of White-bellied Green Pigeons come to drink sea water. They come  more often and in bigger flock in the early morning so we started from 6:30. 
 
日曜日に大磯の照ヶ崎でアオバトを描くスケッチ会をした。こまたんメンバーが数人参加してくださって、にぎやかだった。

金曜日の台風、翌日の続いた高い波で海水が飲めなかった個体が多かったのか、アオバトがとても多くて楽しかった。ハヤブサも幼鳥が何度もやってきてアオバトを狙っていて目を離せないシーンが多かった。
でもいつになくカメラマンも多くて、みなさん大砲カメラを持って磯の前にずらり。
わたしたちは影を求めて堤防の下にいたので、カメラマンの頭越しにアオバトを見ることになった。望遠鏡で見る分には堤防の下からでも十分で、逆に炎天下だと紙が眩しくてうまく描けないのでこの位置が一番なのだが、どうしても前に人がいるので見えにくい!
 お披露目会でみなさんのスケッチを拝見したら、逆にカメラマンたちを描いている参加者も意外に多くて、それもまた今日という日の記録だなあと思っておもしろかった。
左は群れが行ってしまったのに、所在なげに岩に止まっていた幼鳥。ちょこっと細くて心配したけれど、しばらーく経ってから飛んで行った。
わたしは今回、紙に大きくスケッチするぞーっというのが目標だった。
普段、遠くにいる鳥は、小さなスケッチブックに小さく描いてしまうことが多いので、腰を据えて描けるスケッチ会では、できる限り大きく手を動かしたいなあと思った。
なんとなくラフに色付け。
ハヤブサの来襲と、カメラマンに視界を遮られるのとで、いつになく短い時間で形を捉える必要があった。そういうときは筆ペンだとどうしても手が追いつかなくて、鉛筆のほうが早く描ける気がする。
左上は海水を飲むアオバトのおしり!
カブカのスケッチは、わたしとは真逆に、この日見られた風景全部を入れるパターン。こういうのもいいなあ。

 今回はこまたん備品のタープをお借りすることができてとても快適にスケッチとお披露目会ができた。本当にありがとうございました。

6 August 2025

保育文化セミナー in 北海道

We flew to Sappro for a seminar on childcare. I talked about my picture book making process. 

保育文化セミナー in 北海道 2025 「えほんっていいなぁ〜絵本が織りなす絵と言葉の世界〜」にて、「絵本と自然」という題でお話する機会をいただいたので、お仕事と夏休みを組み合わせて札幌へ行ってきた。
空港での待ち時間は今回もスケッチして暇つぶし。
講演のトップバッターで、しかも持ち時間が1時間半もあってどうしようって思っていたけれど、『あかちゃんのおさんぽえほん』3冊と『ノムとノマの のいちごつみ』ができるまでのお話や、我が家の自然観察についてスライドでお見せした。
お昼前は都内の保育園3園の理事長で全国で保育セミナーをされている樋口正春さんによる、絵本と保育の実践的なお話。こどもが絵本を"おもちゃの一つ"から、どう"読んでもらうもの"と認識していくかというお話はとても興味深かったし、女の子が『おつきさま こんばんは』の絵本と空に浮かぶ本物のおつきさまの繋がりを初めて認識した時の様子のビデオはかわいかった! 

午後は北村人さんによる、イラストレーターとして、絵本作家としてのお仕事のお話。ラップからはじまったという『せっしゃは にんじゃ』の制作裏話がおもしろかった。 
こうしてわたしも勉強できる機会、とてもありがたい。

この日、札幌には夫の親友が住んでいて夫は遊びに行くと言うので、カブカは夫について行かせようと思ったのに、嫌だとわたしの仕事についてきたのだった。 子連れで仕事はどうなることかと思ったけれど、セミナーの参加者はさすが全員保育のプロ! 上手にカブカとおしゃべりしたり遊んでくれて、何事もなく1日仕事ができてホッとした。みなさんお世話になりました。

Of course we watched some birds in Hokkaido!  
北海道まで行ったなら、もちろん鳥見も。ノゴマが探せたらいいなあと思って暑い中、草地環境を歩いてみたけれど、風が強かったのもあり見つけられず。エゾセンニュウは声はしっかり聞いて、姿も一瞬見た。ノビタキ親子がたくさんいた。
Siberian Stonechat
Chestnut-eared bunting
カブカにとってライファーだったホオアカもたくさん! 思ったより大きい鳥だなと思ったのは、周りにいたのがノビタキだったからかなあ。
ウンモンスズメ
エゾカワラナデシコ
ノムとノマが摘むナワシロイチゴもたくさん実っていた!

25 May 2025

シジュウカラの巣箱

We visited our friend's house who has a pair of Japanese Tit nesting in a box with a camera on its ceiling. 
先日、友人宅に遊びに行き、巣箱の中のシジュウカラの雛たちを見せていただいた。見ると言っても、巣箱内に取り付けられたカメラを通してテレビ画面に映し出される姿。庭を親鳥が行き来する影が見えて、それと映像が連動するからおもしろい。 
親鳥が雛の嘴に対して巨大な青虫を押し込む。しばらくするとヒナはお尻を向けてフンをする。親鳥は咥えて持っていく。でも必ずフンをするとも限らない。羽が生えてしまったら、捕獲しない限り見えない耳の穴も、いまは裸だからよく見えた。それにしても、羽に隠れていなければ、鳥の足って長いんだなあ。
 
 
雛は5羽いるのだが、お互いが重なり合っていて、どこまでが1羽なのやら、どういう向きを向いているのやら判別が難しい。けっこう動くので、楽しくて永遠に見ていられる。 うちにも鳥が営巣してくれるカメラ付きの巣箱欲しい!と思うけれど、でもこれが家にあったら繁殖期の1ヶ月、全く仕事にならなさそうだなあ。 
これは前の訪問から1週間後。目も開いて、すっかり鳥らしい姿形になっている。 まだ翼の下、脇には裸の部分もあった。何かあったときのために、まずは飛べるように翼を成長させるのかなあ。
5月9日にカブカの学校帰りに寄らせていただいたときは、すっかりい羽もそろっていた。ヒナの1羽がしきりに巣穴から外をのぞいていたのだが、翌日5羽無事に巣立って行ったとのこと。

This Instagram post is my Japanese Tit's nest story! Kabuka kindly read it aloud for the movie. 
こちらはわたしが作ったシジュウカラの巣の話。カブカが読んでくれた〜

ゴールデンウィークと渡りの夏鳥

Some sketches from end of April to May. 
すっかりブログ更新をサボっていた。ゴールデンウィーク前後のスケッチブックから。
Wisteria from my aunt's garden. This tree was grown up from a bean which I picked from a park and secretly planted in my gran's planter all those years ago! 
祖母の2度目の命日。ちょうどカブカのピアノのレッスンで伯母の家に行ったのでお線香をあげてきた。 わたしが小学生の頃、高根台団地の公園の藤棚から豆をとってきてベランダのプランターにこっそり入れたものが発芽し大きくなったので伯母の庭に植えた、という曰く付きの藤がきれいに花を咲かせていた。一房もらってきたので、帰ってきてから二人で絵を描いた。
Blue and White Flycatcher 
4月19日 近くの公園でオオルリが見られた。
 声で気づき、樹冠を探したら発見。一瞬だけど陽の当たる低い位置に止まってくれて、カブカ「わー!図鑑みたいな色だ!」 カブカはあまり自然番組や図鑑から入らず、フィールドで見て生き物を覚えたタイプなので、肉眼での見え方で種を識別していることが多い。だから図鑑を見て本当はこんなにカラフルじゃないのにと思っている節がある。光条件が合ってようやく見える色もある。
こちらもゴールデンウィーク中に近くの公園で見つけた夏鳥。
We tried making paper with a kind of mulberry fibers. 
谷戸まつりで紙漉き体験をさせてもらう。ヒメコウゾの白皮を煮てほぐし繊維をとった本格的な和紙。 今度準備過程ものぞいてみたい。
カブカは水辺で使えるMy網を買ってもらい、最近はどこへ行くにも持ち歩いている。アメリカザリガニやドジョウ、エビ類をとってご満悦。
Siberian blue robin in a mountain! 
ゴールデンウィークは少し遠出もした。コルリ! 渋滞には巻き込まれたけど、この声が聞けるのは幸せ。 思ったより、よっぽど高いところにいて、最初はぜんぜん見つからなかったし、明るい背景をバックに見るから、小瑠璃というより、小黒だったけど、見られただけで幸せ! 渡り当初は、木の高いところでさえずると学んだ。
カブカのコルリとミソサザイのスケッチ。

21 April 2025

第33回フィールドスケッチ会

東京港野鳥公園でフィールドスケッチ会を開催した。ヒヨ吉さんが書いてくださった公式ブログはこちら
We had a field sketch day at Tokyo Port Wild Bird Park.  It was a nice warm day to be outside.  This bird park has several bird watching hides just like those of British nature reserves so I could pleasantly sit and paint.   
ハイドに座って最初に描いたのは下の絵。それぞれの鳥の大きさを意識しようと努力したけれど、遠近と合わせるとだんだんわからなくなってきた。手前のジシバリやカラスノエンドウ、スイバの雰囲気がいいなあ、ちゃんと入れたかったと思い、上のを描き直した。

東京港野鳥公園はハイドがあるので、机にスケッチブックを置いて、双眼鏡を片手に持って絵が描ける。机があることでちょっと重たいスケッチブックも、絵の具も持つ必要がないからとっても快適だ。そういえばイギリスはどの保護区もこんなだったなあ。スケッチブックに絵を描いている人も多かったなあ。

コチドリが見られたのがうれしかった。 

カブカ作の巣にいるアオサギ、クマバチ、そしてコチドリ。
帰りがけにニレの木の実をついばむカワラヒワの群れを見つけてスケッチした。

16 March 2025

真鶴・湯河原・根府川

15日土曜日、飛ぶ魚さんへ搬出に伺ってきた。芳名帳を見ると、思った以上に本当にたくさんの方が見にいらしてくださっていて、作品をご購入くださった方もたくさんいらして、とてもうれしかったです。本当にどうもありがとうございました。 
1月半ばの搬入にはじまり、この展示のために4回真鶴へ出かけたので、その度に少しずつまわりで遊び、ずいぶんこのエリアを楽しんだ。
On Satureday we went to the Gallery Cafe Tobusakana to pick up my original prints that had been displayed there for a month.  I learned that so many people came to see my show and several prints got sold! 
Thanks for this opportunity, we enjoyed the Manazuru area so much. This time, lots of Okame cherry trees were in full bloom! 
 行きがけ、石橋インターを降りたところの山に桜が咲いていて、カブカが「『もう いいかあい? はるですよ』(富安 陽子 文 / 松成 真理子 絵)みたいんだねえ!」と言い出した。根府川は河津桜ではなく、おかめ桜まつりをしていた。家の近くにもオカメの木が2本あって親しんでいる種だったのもあり「ここは、オカメなんだねえ、帰り絵を描こうねえ」と約束していた。帰る頃には冷たい雨が降っていたけれど、なんとか桜が見えて車も止められる場所を見つけて、ちょっとだけスケッチした。空が暗かったから、絵本の印象とはずいぶん違う絵になってしまった。
午前中は琴ヶ浜で少しだけ磯遊び。アメフラシがたーくさんいた。小さな魚2種類(まだ調べつかず)、ハゼの仲間、エビの仲間などを捕まえて絵を描いた。

2月16日、真鶴岬の朝はヒヨドリでいっぱいだった!  数千羽はいただろうか。お林は樹冠が高いのでよくは観察できないのだけれど、飛び交う鳥がみんなヒヨドリ。声もすごい。
渡りの通過点とぼんやり思っていたけれど、渡り損ねたのか、居心地がよくて居着いているのか、ヒヨドリの大越冬地になっているのだと知った。どういう個体が渡ろうと思うのか、どういう個体が残ろうと思うのか、とっても気になる。
磯まで降りるとフグがたくさん落ちていた。お腹側にも白斑があり、調べてみたらホシフグらしい。 冬に大量漂着したという記録が各地であり、どうやら水温の影響によるものらしい。
カラスザンショウにメジロが15羽くらいきていた。これも数の多さにびっくり。

1月13日の午前中は幕山公園とその先の林道を歩いた。久しぶりにたくさんのアオジとジョウビタキに出会えたほか、ビンズイ、ルリビタキ 、カワガラス、ホオジロ、ソウシチョウなど。
Olive-backed Pipit.
そしてなんとニホンジネズミの死体を拾った。
顔が尖っていたのではじめヒミズ?と思ったけれど、しっぽがネズミっぽく、耳が大きい。背中に傷があったがとってもきれいな亡骸だった。 図鑑を読むと、このトガリネズミの仲間は独特の体臭があるせいで、捕食者が捕まえても食べずに放置するからではないかと書いてあった。カブカがスケッチをしていて、足の裏にボツボツの突起があると気づいた。肉球のようなものらしい。 せっかく見つけたので死体は帰りがけに生命の星地球博物館に届けてきた。
On the 13th Jan, we walked around the Makuyama park in Yugawara and found a dead Dsinezumi shrew. It looked so untouched. Apparently, these shrews have an odor and predators leave them untouched.