29 March 2020

雪!

Cherry trees are blooming and swallows are flying but it snowed today. 
It was our first proper snow this winter.
I feel that the world is changing, the virus and climate...




雪が降ったので、今日は仕事はやめ!

12 March 2020

『さくらがさくと』原画展

今日から、弘明寺の児童書専門店、子どもの本& クーベルチップ店内で『さくらがさくと』の原画展がはじまっています。
新型コロナウイルスの感染拡大が心配される状況で、気軽にお出かけをおすすめできないですが、ご無理のない範囲で、お立ち寄りいただけたらうれしいです。



Some of the artworks from my sakura book, "When the Sakura Bloom" are now exhibited in a lovely children's bookshop called "Kooberutcip" (read the word from backward!), at Gumyoji, Yokohama.    

◇◆◇『さくらがさくと』原画展 ◇◆◇
日時:2020年3月12日(木) - 4月12日(日)の木〜日曜日。月・火・水はお店の定休日なので要注意です。こんなご時世でもあるので、一応、クーベルチップのtwitterを確認されてからお出かけされるとよいかもしれません。
木〜土曜日は11:00-18:00、日曜日は12:00-17:00
場所:子どもの本& クーベルチップ (横浜市南区大岡2-1-17)
アクセス:横浜市営地下鉄(ブルーライン)弘明寺駅から徒歩3分、京急弘明寺駅から徒歩7分
小さなお店ですし、こんな時期でもあるので、在廊予定はありません。



そう広いお店ではないので、原画は5点。そのほか、ミニ額2点とポストカード、『きょうはたびびより』『じょやのかね』『Magnificent Birds』も置いてくださっている。



この桜祭りのシーンはまさに弘明寺という風景なのだが、今年は新型コロナウイルス拡散防止のために、南区の桜祭りは中止とのことなので、屋台は出ないのだろうか。



弘明寺の桜並木のソメイヨシノは、「あかちゃいろの ちいさな めが ふくらんで きみどりに」なっていて、いくつか気の早い枝では「ピンクいろが かおを のぞかせ」ていた。


 ◇◆◇「花咲く頃展」◇◆◇



関西では、昨年9月に個展でお世話になった西宮のギャラリーアライの公募展 G.araiのさくらまつり「花咲く頃」展に参加させていただきます。
『さくらがさくと』の原画1点と関連小作品2点を展示させていただくほか、『さくらがさくと』のサイン本、ポストカードも販売していただきます。

日時:2020年4月2日(木) - 7日(火)
場所:ギャラリーアライ(兵庫県西宮市甲子園六番町14-20)
アクセス:阪神甲子園駅東改札口より徒歩1分



5 March 2020

2月のイベント

All sorts of events in March have been cancelled or postponed to prevent spreading the Novel Cornavirus in Japan.  But here is a report of events back in February, which luckily did not get affected. 
2月後半、ギリギリ、新型コロナの影響を受けずに開催できたイベントの振り返りをようやくアップ。

I gave a talk about how I make my picture books at the KidLid Create Day 2020 organised by Society of Children's Book Writers and Illustrators Japan.  Your can read about the event here on its official page.   


photo by Holly Thompson

2月16日(日)に横浜で行われた、Society of Children's Book Writers and Illustrators の日本支部が主催しているKidLit Create Day 2020に招かれて、わたしの絵本づくりについてお話してきた。実は出かけるまで、どんなイベントで誰が参加するものなのかよく分かっていなかったのだが、児童書や絵本を作りたい人向けに、創作や作品の売り込みのヒントとなることを教えてくれる講義や批評会、ワークショップがつまった一日だった。アメリカの団体の日本支部なので、英語で創作をして、英語圏の出版社に売り込む人向けという感じだ。参加者は、在日の西洋人がメインで、名古屋や福島などから集まってきていた。在日の外国人で、児童書や絵本が作りたいという意欲的な人がこんなにたくさんいるんだ、ということにまずとてもびっくりした。 日本にいると英語圏の出版情報はなかなか得られないし、売り込みもしづらいが、この団体はそのやり取りを助けてくれる。この日は、海外のエージェントや編集者がこの日のために録画してくれたビデオ講義を聞いたり、事前に参加者がSCBWIを通じて編集者などに提出してあった作品に対するコメントを受け取り、集まった参加者で一緒にそのコメントを共有したり悩んだりしていた。

そもそも日本で、こんな風に第一線で活躍する編集者などが、作家の卵に対して講義をしてくれるような機会ってどこかにあるのだろうか。


photo by Holly Thompson

わたしは唯一、その場でしゃべった登壇者(!)で、主に『きょうはたびびより』と『さくらがさくと』をどうやって作ったかをお話した。フィールドでの取材からどうお話や絵に発展させたかや、どうやってそれぞれの絵本の技法に辿り着いたかなどを出来る限り多くの画像で説明した。後からいろんな方が声をかけてくださり、とても楽しんでいただけたようだったのでよかった。


photo by Naomi Kojima

We only had short time and it was drizzling but we spent some time field sketching and had a brief sharing time, too.  


photo by Holly Thompson

It was an inspiring day for me.  Listening to all the English talks about picture book illustrations and writing by editors and agents, it was like being back to uni, the MA course!


Another event I did in February was mini talk and book signing at my local book shop.


photo by Setsuko Makinoda

2月24日(月・祝)、リブロ東戸塚店でミニトークとサイン会を開いていただいた。
3月1日の閉店直前という時期にも関わらず、イベントに向けて、お店の方がとても大きな桜の木のディスプレイまで作ってくださった。



I brought and showed my drawing materials.   



新型コロナの影響が心配される時期にもかかわらず、友人たちが友人を呼んで来てくれて、50人ほどが集まってくださった。高校の仲間がたくさん応援にかけつけてくれたのもうれしかった。


photo by Setsuko Makinoda

21 February 2020

チビ1歳半になる

チビは毎日、変わっていくのに、最近ぜんぜんスケッチできていない。気付けば一歳半のハーフバースデイもとうに過ぎてしまった。
少しずつ日本語らしい言葉も発するようになった。言える言葉はママでもパパでもなくて、「はぷっ(ほっぺ)」、「みんみんみ(耳)」、「ちち(あつい)」、「ねんね」、「はっぱ」、「ダイクン(大根)」など。「ちち」に関しては、スプーンで口に入ってくる食べたくない物全般を意味するような気がしなくもない。言葉の定義をどうやって覚えていくのか、想像するだけでおもしろい。



クリスマスにもらった『あおのじかん』、かなり大きな本なのに、抱えて読んでいる。対象年齢はもっとずっと上の絵本なのだと思うけれど、家に溢れている生き物柄と「同じ」生物が出てくるので気に入ったみたい。
雑誌やカタログなどを眺めるのも好き。
機嫌がよければ、ひたすら一人で勝手に眺めてくれるけれど、ちょっとダメになると、こちらが何をしていようと絵本を「うー!」っと差し出してきて、読んであげるまで引き下がらない。絵本だと、仕方ないか、これも仕事のリサーチの一環だ、読んであげるかと思ってしまうわたしを完全に見抜いているのかも。



This sketch was going well but she suddenly noticed me drawing and came to grab my pencil and drew on the page... nooooooo!
正面からのスケッチがあまりないのは、わたしが描いているとみるや否や、やっていることを全て放り出して、わたしの方に来てしまうから。



This one is from Decemeber at a small museum.



In the last few months, she suddenly became able to do so many things.
The first thing I got surprised by was back in December, when she could peel a clementine and eat it all by herself.   




For the first several attempts, she was orange all over her but soon she became able to eat it without damaging her clothes so much.  



My friend kindly sent me bird magnets made by Kruu Gung, Thai school teacher of a birding club.   I put them on our fridge for the moment and my little one loves them!  At first her favorite was the Banded Kingfisher because I told her that it is a kind of Kingfisher, the same as her stuffed toy.
But now she learned Hoopoe from the magnet and started to look for the bird on BIRDER magazine.  

どうやらまだ生物や物の写真や絵を見て、これとこれは似ている、同じだと自分で識別するのはあまり上手くないらしい。大人が、「これもカワセミだね。カワセミさん(ぬいぐるみ)と同じだね」というのを耳で聞いて、このBIRDERのこのページのこの写真の鳥は、ぬいぐるみと「同じ」カワセミだという風に覚えていっているらしい。だから、なぜかチビは「クマ」と「クイナ」がごっちゃになっていて、「それはクマだね」というと、必ず薮内正幸氏の「日本のクイナ」ポスターを指差すのだ。



うさぎっていうのは身長計についているやつ! ひーばあちゃんが教えてくれたもん。



子育て支援センターには少し慣れて来て、わたしから離れてそこのスタッフやボランティアの方と遊ぶ瞬間もでてきたけれど、まだ知らない場所も知らない人も苦手。
夜の寝かしつけなど、夫や母では嫌、わたしでないダメっということも出て来た。どうしても平日にやっている人が、休日もやらなくてはいけなくなる。わたしのやり方が、世間一般から見てどんなに変だったとしても、チビにとってはそれが「いつも」で「いつも通り」であってほしいわけだ。

8 February 2020

さくらがさくと

もうすぐ春!ということで、わたしの新作、桜の絵本が2月10日に出る。
さくらがさくと
とうごうなりさ さく
福音館書店 1,400円+税
It's been a very mild winter here in Japan. I've already seen several spring flowers and blossoms. So it isn't too early to celebrate Sakura!  
Here is my latest book called "When the Sakura Bloom" by Fukuinkan Shoten Publishers.   It’s a story of a street with a row of sakura trees and passers-by during the Sakura season.  



3月半ばから4月半ばの一ヶ月間、桜の並木道で繰り広げられる、自然と人間のささやかなドラマに焦点を当てたお話だ。

この絵本企画が通った後で、編集者からいただいた俵万智の『風の組曲』の一章、「さくらさくらさくら」に「毎年、桜の花の季節が終わると、一つの夢から覚めたような気分になる」とある。わたしが桜に感じたのもまさにその一瞬の魔法のような時間だった。
俵万智が初めて詠んだという桜の歌がまた良い。
「さくらさくらさくら咲き初め咲き終わりなにもなかったような公園」



留学中から桜の絵本は作ってみたいと思っていたので、帰国してからは、まずは当てもなくお花見をしてはスケッチしていた。
生き物好きとしては、ヤマザクラやオオシマザクラなど野生の桜を描きたいと、はじめはもちろん思っていた。でも2016年の春、桜の下で大宴会をしている人たちを見てつい描きたくなり、このブログ投稿のスケッチした。
普段は自然になど興味も無さそうな人たちが、まがいなりにも"自然観察"のイベントをしている。日本は花鳥風月を愛でる文化と言いつつ、現代の一般的な日本人が唯一、そして盛大に愛でているのは桜かもしれないと思ったら、ソメイヨシノの存在にも興味が湧いた。
しかも世界を見回しても、日本の桜前線のように、毎年その時期になると国中がニュースでひとつの生き物について話題にするなんていうのは、あまり無いような気がする。



The front and the back cover are connected as one scene through different season. 



This is my first book that I didn't make illustrations with printmaking method.  Instead I used watercolour spattering technique.  I masked the white blossoms and spatter pigments with screen and brush to create flat background.   
網とブラシを使ったスパッタリング法で描いた。



夜な夜なこんな小さな紙の桜の花を切ったり並べたりしていたので、夫は帰ってきて机を覗き込んでは「何そんな面倒なことやっているの! もっと簡単にさーっとちゃーっとできる技法で描けないの?!」と言っていた。



These are the tiny little paper cut blossoms and petals.  For the rain, I used grass stems!  

育児と平行して原画を作るのはやっぱり大変だった。スパッタリングの作業は一気に終わらせる必要があり、途中でやめにくいので、ベビーシッターがいる時間にしかできない。長時間チビを見てくれた母、夫、それに祖母がいてこそ出来上がった絵本だった。

この絵本の関連イベントがいくつかありますので、ご紹介します。
● ミニトーク&サイン会
日時:2020年2月24日(月・祝) 
15:00〜 とうごうなりさによる読み聞かせ&ミニトーク
15:30〜 サイン会
場所:リブロ東戸塚店 店内
参加方法:『さくらがさくと』お買い上げでご希望の方に、レジにて整理券配布
お電話での予約も可(申し込み:リブロ東戸塚店 045-828-2444)


このメインの取材地は弘明寺の大岡川沿いの桜並木。ちょうどその弘明寺の川沿いにある絵本屋さん、子どもの本& クーベルチップで色々なイベントをさせていただくことになっている。横浜周辺の方はぜひいらしてください。

 ● 『さくらがさくと』原画展
日時:2020年3月12日(木)〜4月12日(日)※月火水定休 ※木〜土曜は11:00-18:00、日曜は12:00-17:00
場所:子どもの本& クーベルチップ(横浜市南区大岡2-1-17、横浜市営地下鉄(ブルーライン)弘明寺駅から徒歩3分、京急弘明寺駅から徒歩7分

● トークイベント:絵本『さくらがさくと』ができるまで
制作過程や裏話をお話させていただきます。
日時:2020年3月15日(日) 新型コロナウイルスの影響で、中止なりました。
14:00-15:30 トーク後に会場で絵本販売とサイン会をします。
場所:横浜市南図書館 2階会議室(横浜市南区弘明寺町265-1、京急線弘明寺駅から徒歩3分)
参加費:1000円
対象:小学生以上
定員:30人(申し込みは子どもの本& クーベルチップまで。tel: 045-334-8702 e-mail: kooberutcip0825☆gmail.com ※☆を@に置き換えてご送信ください) 

● ワークショップ:スパッタリングで桜を描こう
絵本と同じ技法で桜を描いてみます。
日時:2020年3月28日(土) 14:00-16:00 新型コロナウイルスの影響で、中止なりました。
場所:子どもの本& クーベルチップ(横浜市南区大岡2-1-17、横浜市営地下鉄(ブルーライン)弘明寺駅から徒歩3分、京急弘明寺駅から徒歩7分
参加費:1200円(材料、道具代込み)
対象:小学生以上
定員:10人(申し込みは子どもの本& クーベルチップまで。tel: 045-334-8702 e-mail: kooberutcip0825☆gmail.com ※☆を@に置き換えてご送信ください) 


また、昨年個展をさせていた西宮のギャラリーアライの公募展「花咲く頃展」でも原画1点と関連した小作品の展示、サイン本の販売をさせていただきます。
● 花咲く頃展
30名の作家による春や花をモチーフにした作品が集まる展示です。
日時:2020年4月2日(木)〜7日(火) 11:00-18:00(最終日は17:00まで)
場所:ギャラリーアライ(西宮市甲子園六番町14-20)



イベントに合わせて、絵本原画からポストカードも作りました。

26 January 2020

モグラのくらす世界

横浜自然観察の森の森の生きもの講演会、「知りたい!モグラのくらす世界」に参加してきた。講師は国立科学博物館の川田伸一郎氏。
何しろ今、仕事でモグラを描いているのだ。お話のイラストなので、描いているのは服を来たモグラなのだが、それでもモグラという設定である以上、生き物としてのモグラがどんな形をしているのか、どんな動きをするのか気になる。しかも地中で生活する生き物だけに、写真資料などがどうしても少ない。



モグラの生態はまだ不明なことが多く、きちんとした研究成果としてまとまっていることは少ないというが、川田氏がモグラの分類の研究のために長年モグラを捕獲する中で知り得たことをたくさん教えてくださった。
剥製もたくさん持ってきてくださって、見放題! モグラの特徴でもあり、他の生物と一番違うと感じる前足の形を、よく見ることができたのが絵を描く上では収穫だった。
モグラは巣の近くに必ずトイレを作るが、そのモグラのトイレからしか生えないキノコがあるという。だからそのナガエノスギタケが生えていれば、必ずその下の近くにモグラの巣があるそうだ。ナガエノスギタケ、見つけてみたいなあ。

モグラは動物質のものなら魚でもカエルでもネズミでも何でも食べるという。でも野菜は絶対に食べないそうだ。ということは、ハリネズミとモグラが「レタスとラディッシュと、イチゴと、キャベツとおいしそうなかたつむり」のごちそうを食べるシーンで、モグラが食べたのは、かたつむりしかないのか。架空のお話でも出来る限り本物らしくしたいので、ついついそんなことが気になる。



I join a talk & workshop event about moles at Yokohama Nature Sanctuary. Currently I am illustrating a story about a mole but I had only seen dead ones and stuffed ones and never a live one before. So it was a wonderful opportunity for me to see one moving about on the ground, digging a soil and even swimming in the water!  



I learned that moles can swim very well! It must be a skill to survive floods.
I was thinking of the "Little Gentleman" by Philippa Pearce. I can't remember exactly, but wasn't there a flood scene? I must read it again.



帰り道、ウソの群れに会った。全部で6羽の群れ。カエデの実とウツギの実を食べていた。お腹の赤い雄もいた。



長い間、同じところに止まってウツギの実を食べていた個体。動かずに取れる側の実が全部無くなっていた!

こうして色々勉強する機会があり、参加させてもらえるのは幸せだ。

21 January 2020

製本所見学

昨年いっぱい原画を描いていた新作絵本『さくらがさくと』が2月に福音館書店から出る。
今日はその絵本の製本をしているところを見学させていただけるというので、板橋にある清美堂を訪ねてきた。
My new picture book will be out soon on the 10th February. 
Today, I visited Seibido, a book binding factory to see my new book being bounded!  It was very exciting to see the printed sheets turning into a book step by step.  And it is not just a book but my book!   




工場入り口には、品名「さくらがさくと」と書かれた大きな紙のブロックがどーんと置かれていた。印刷会社NISSHAさんから送られてきた印刷物だ。



直角が取れた角を下にして斜めにし、振動を与えて紙を揃える。これをすることで、裁断の位置が紙によってずれなくなる。



Cutting the paper.  
上下左右3ミリを残して裁断。このくらいの厚みの紙の束も一瞬でスッパリ切れてしまう!



Paper collator.  
丁合といって、ページ順にセットする作業をする機械。右下が一番外側のページ、つまり表紙に貼付けられるエンドペーパーで、桜の絵本のグレーピンクが見えている。この絵本は横幅304mmなのだが、この機械でできる最大サイズらしく、ページごとの紙をのせる棚から紙がはみ出し気味だ。
間違いが出ないよう、カメラがセットされている。



セットされたものが出てきた。



Sewing the book in the middle.   
中のページの背中に特殊な布、寒冷紗を貼り、ミシンで縫い、その後、中心で折る。 わたしの絵本が機械に乗って動いていた!
このあと三方をきれいに揃えて切る化粧断ちが行われる。



This is the back side of the cover with the cardboard inside.
これはすでに厚紙を貼る作業がなされて、出来上がっていた本の表紙の裏面。 この作業も、別の本で見せていただいた。



How exciting to see the cover of my books already made and being piled up in the factory!



Binding the inside paper and the cover with plastic glue.  
表紙と中身をくっ付ける機械。写真は同時に刊行される別の本の作業。

このあと手作業で一冊一冊を丁寧に検品しているところや、売り上げカードやハガキを自動で入れる機械、包装作業なども見せていただいた。絵本はそれぞれ大きさも縦横比も違うし、使っている紙や印刷の仕方も異なる。上がってきた印刷物を見て、毎回、機械への入れ方などを工夫して作る必要があるという。

家に帰り、寝かしつける前にチビと何冊か絵本を読んだ。ついつい、どうやって製本されているのか見てしまう。本によってずいぶん綴じ方が違うことがわかった。
読んだ本の一冊は、わたしの小さい頃の愛読書、林明子の『おつきさまこんばんは』。実家から持ってきた本だが、見たら清美堂で製本されたものだった。

18 January 2020

ジョン・グールド展とリトグラフ

I visited the Tamagawa Academy & University to see the special exhibition of John Gould's birds books and to join the lithography workshop. The academy owns a very good collection of John Gould's books.

I learned that John Gould himself didn't actually draw all the paintings but his wife, Elizabeth Gould and other artists like Henry Constantine Richter did.  Elizabeth Gould is whom the Ms. Gould's Sunbird, a bird I've seen in Northern Thailand, is named after!  

玉川大学教育博物館の特別展「ジョン・グールドの鳥類図譜」を見に行き、ワークショップ「リトグラフで鳥の絵に挑戦」に参加してきた。

展示は、玉川学園と山階鳥類研究所が所蔵する44巻の鳥類図譜を、それぞれどこか1ページを開いて見せてくれている。本だから、めくらない限り他の図版が見られないのは、仕方ないことだけれど、もどかしい。
でも本のページといえど、リトグラフで印刷された線画に手で彩色しているので、どれも原画だ。ハチドリ類は金属光沢を表現するために、金彩を施した上に絵の具に透明なオイルとニスを混ぜ合わせたものを塗っているという。複製にはどうしても出ない光沢が見て取れた。

また博物画についての解説もおもしろかった。ジョン・グールドの鳥類図譜と一口に言うけれど、ジョン・グールド本人はあまり画才はなかったため、監督のような立場でこの鳥をこういうポーズでこんな感じにとラフまでを作り、実際に1枚1枚の絵は、奥さんのエリザベス・グールドや工房の画家リヒターなどが描いたのだと知った。

実は偶然にも先日、知人から豪華本『ジョン・グールド 世界の鳥』を譲っていただき、本も鳥も大好きなチビと二人でずいぶん眺めている。アジアの鳥やイギリスの鳥など、よく知った種の絵を見ると、やはり資料の少ない昔ながらのその鳥らしくなさがどうしても気になったりするけれど、絵としての描き方や構図の良さには非常に惹かれる。全ての鳥が右向け右というような図鑑絵ではなくて、生態を絶妙に合わせたところが本当に素敵だ。



Peregrine Falcon I made during the lithography workshop.  
I had been long wanting to try lithography but hadn't have a chance.  So it was a really good opportunity to see how this technique works.  And it was free of charge!  
ワークショップは町田の版画工房カワラボの方が来て、描画、製版、印刷の行程を教えてくださった。リトグラフは、何度説明を受けても、どういう仕組みでできるのか、いまいち理解できていなかったので、実際に体験できて良かった。



リトグラフ(石版画)と名前がついているが、版に使うのは石に限らず、金属板でもできる。今回使ったのはアルミ版だ。油性のものであれば何でも描画できるそうだが、今回使ったのは油性色鉛筆。
油性でなければ、製版に影響しないので、下絵を複写したり、当たりの線を描いたりした上から描けるのは良い!



今回は時間が短かったので、製版は版画工房の方がやってくださった。
各種の粉で描画部分を補強させたあと、水にしか溶けない樹脂であるアラビアゴムを塗る。すると描画していないところが酸化して、親水性になる。



灯油で描画した画材を洗い流して、代りにエゲンラッカーを塗り、描画部分を均等にして安定させる。灯油で流しても、描画していないところは、水以外には溶けないアラビアゴムで保護された状態だ。



水をつけながら油性のリトグラフ用インクを乗せると、油性の描画部分にはインクが乗るが、アラビアゴムを敷いた親水性の部分はインクを弾くのでつかない。
それをプレス機で刷る。



一人3枚刷らせてもらった。回を重ねるごとに、ちょっと濃く印刷できた。
左下は版。

色鉛筆で描いたそのままのタッチが本当によく再現できる。
でも逆に再現性が良すぎて鉛筆画のデジタルコピーとそう変わりないので、今の時代にこの技法を作品に取り入れるには、何かこの良さを上手く活かしたものでないと意味がない気がする。鉛筆以外の画材のタッチや、多色刷りを、いつかやってみたいものだ。

展示もワークショップも、なんと無料だった!
本当に良い体験をさせていただいた。