31 December 2014

大晦日

気づけばすでに大晦日。今年は母もわたしも仕事納めどころではなくて、年越し仕事になりそうだ。フリーランスだと、クリスマスプレゼントに仕事をもらい、「年始まででいいですよ」と言われてしまったりするのだ。

イギリスでは、クリスマスを日本のお正月のように家族で集まって過ごす。クリスマスの日はお店がみんな閉まっていて電車やバスも動いていない。みんなが家でお祝いをするので街には人っ子ひとりいなくて、国中が休んでいる気がした。クリスマスの数日前から、お正月空けまでは、みんなが休暇をとっているから、何事も普段の時間配分では動かない。
でもそんなしっかりした休みの期間があるというのは、とても贅沢だと思う。

日本は電車が年越し終日運転をして、郵便局が元旦に年賀状を届けてくれる。コンビニも相変わらず24時間営業。だからうちも仕事を抱えて祖母の家へ。
祖母の家にインターネット回線がないのがちょっとうれしい。

2014 was a wonderful and a big step up year for me, publishing my very first picture book, Weihnachtsspuren im Winterwald, and making illustrations for an anthology and leaflets, exhibiting my works at the International Ornithological Congress, selling some paintings and sketching lots of Japanese wildlife and scenery!  Thank you so much all for being a part of it! 
I am still far away from standing on my own or feeling secured or being satisfied with my works...but I know that it will take more time.  My friend told me that in seven or eight years of being freelance, you will start to see the light and where to go. It seems that I need to keep going like this for another several years!  



We got another massive order from Hobby's World!



All packed up!  Aren't they look a bit like stuffed specimens in a museum?



ホビーズワールドからまた大量にきびだんご、ブックカバーの注文をいただき、母がうれしい悲鳴をあげながら、必死で作ってくれた。ホビーズワールドの年始の営業は4日から、お年玉セールもやっているそうなので、ぜひ!

秋に教育と資格のサポートサービスをしている会社、レイジーのインタビューをうけました。こちらから読めます。

23 December 2014

Christmas dinner on the beach

I wish you a very happy Christmas!



This year I had a early Christmas dinner on a beach.  Roast chicken cooked in a Dutch oven on open fire was amazing!
相模湾にポツンと浮かぶ大小の点が二つ。何だろうと望遠鏡をのぞいたら、アカエリカイツブリとハジロカイツブリのようだった。これまでアカエリカイツブリは、「これがアカエリです」と教えてもらった上で観察していたのであまりどういう鳥という印象がなかったけれど、こうして遠くの点とにらめっこして自分で考える機会があると特徴が頭に入る。首が太くて、ハジロより全然大きくて、なんとなくカモ体系。

16 December 2014

第5回フィールドスケッチ会

Last Sunday we had our fifth sketching event. I remember talking with Godo-san as we started the event that it would be nice to make it five times in a year. So it's December and it was the fifth one! Here is the link to our official blog and you can find photos and participants' works of the day.
神奈川県立四季の森公園で5回目のスケッチ会を開いた。住宅地の中に残る里山らしい公園。アオジ、シメなどのほか、スケッチはできなかったけれど、ミソサザイやアオゲラも見かけた。こういう公園では、バードウォッチングの延長上でスケッチをしていく。まずは、じっとしているか、何かに夢中になっている鳥を探すところから。



A couple of the oriental turtle dove  不思議とキジバトの姿が目立つ公園だった。



まだ枝に残るエノキの実を食べるシメ。(Hawfinch eating dried fruits of Celtis sinensis



シジュウカラ (Great Tit)
It was a brilliant sunny day...to start with.  I was focusing on the flock of long-tailed tits and great tits.  It was beautiful because they were in a maple tree still remained red and the sun was shining on them.
But when the flock was gone, I realised that I was freezing!
During the lunch time, the sun went into cloud and at one o'clock, it showered for half an hour.  It was very cold to sketch without the lovely sun.  But it didn't matter much since we started the critique at the information centre with biscuits!  


11 December 2014

Just Keep Working!

家から一歩も出ないで机に向かう日がつづいているので、お尻に根が生えないように、近所を散歩して、息抜きスケッチ。
Some winter birds greeted me as I walked around the nearby park.



シメ Hawfinch

 

A female bull-headed shrike.  Looking at the tale of the shrike, it reminded me of Eeyore.  Because the tail looks like just pinned to the bottom but not really a part of its body.




夜の磯観察に連れて行ってもらったときのスケッチから、"カメノコフシエラガイ"なるウミウシ。よくみると、模様がきれい。
懐中電灯片手に、それでもついスケッチブックを開いてしまった。夜中にスケッチしようと思うと、対象物だけでなく自分のノートも照らさないといけないから難しい。



サザナミトサカハギの幼魚だという。弱っていて、なぜか水中でバク転していた・・・。
夏に黒潮に乗って流れてきてしまった熱帯系の幼魚で、秋になり水温が下がると子孫を残すことなく死んでしまう、死滅回遊魚らしい。
毎年、こうして無駄に死んでいく個体がいるけれど、こういう冒険家がいるから、気候が変わったときには新たな区域に分布拡大ができるんだろう。



My mother always says that anything that is half finished, will be done.
I am now about my half way through of my next picture book.  So just need to keep working!
(No more procrastinating and doodling!)

7 December 2014

リトルターン報告会

秋はイベントが多くて、土日はどれもこれも重なってしまう。この土曜日もYoung探鳥会、野鳥の会神奈川県支部の会員フォーラム、ヤクザル調査報告会などなど、心を動かされるイベントばかりで迷ったけれどリトルターンプロジェクトの報告会に参加してきた。

今年、森ヶ崎水再生センターの屋上での営巣数は過去3番目に多く、孵化数は2番目という大成功で、これは「いやがらす」などのカラス除けが功を奏した結果だという。ただ7月末に屋上が十数センチ水没するほどの洪水になったせいで、巣立ちヒナ数はのびなかったようだ。年ごとに天候が違い、天敵の数が違うので、何をどうすれば必ず繁殖が成功するというものではなく難しそうだ。報告会では、リトルターンを題材にした演劇まであった!

I showed some of my sketches and paintings at the Little Tern Project's meeting to present this year's result as these were my result from joining their researches!



今年、講習会から4回ほど営巣調査に参加させていただいて、お手伝いがてらにスケッチもさせてもらった。その観察やスケッチ、スケッチから描いた絵などを、報告会の片隅で展示させていただいた。リトルターン・プロジェクトのみなさま、お世話になりました!

4 December 2014

鎌倉のカッパドキア

Some more autumn scenery!



Hokokuji temple in Kamakura. One maple tree in the bamboo forest was beautiful.




まんだら堂やぐら群
鎌倉一帯は、鎌倉石と呼ばれる凝灰質砂岩の層があり横穴を掘りやすいため、あちこちに「やぐら」と呼ばれる横穴式のお墓がある。鎌倉時代の中頃から室町時代の中頃にかけて、奈良、京都から石工など技術を持った人が入ってきて、また鎌倉の人口増加もあって、山の中に供養する場がつくられるようになったようだ。いくつも「やぐら」が横に続き、中に供養塔・石仏が置かれている様は、ちょっとカッパドキアみたい。

この「まんだら堂やぐら群」は約150穴あり、「やぐら群」の中では規模の大きいものだ。鎌倉時代に尾根を掘り割って作られた道、名越切通沿いにある。「まんだら堂」という呼称は残っているが、実際の「まんだら堂」の存在はまだ確認できていないらしい。まだ調査などが進められていて、一般には春と初夏と秋に数日しか公開されていない。



何の実だろうと思って調べたらサネカズラだった。 Kadsura japonica
名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな

3 December 2014

ワイバード通信 2015年早春号

わたしが表紙と中のデザインを作っているワイバード早春号ができあがった。こちらからもご覧いただけます!



Early spring issue of the YBIRD travel agency's brochure has just come out.  The front cover of the new one is the purple heron, which can be found in southern islands in Japan.   
このシリーズの表紙画は3色のみで描いている。鳥はそれぞれに色が決まっているので、いかに少ない色で表すか、どの色を選べれば重ねた時に別の色を作れるかなど頭を使う。でも制限があると逆に面白いものができる気がするのだ。