30 March 2018

越後姫

We went strawberry picking as well! 
新潟が誇る「越後姫」は今が旬ですよ! という福島潟のスタッフの言葉にそそのかされて、苺狩りに寄り道。



日曜版に連載されていた荻原浩の『ストロベリーライフ』をずっと読んでいたので、その世界を体験するようでおもしろかった。
何と言っても、完全に熟してから摘んで食べる苺がこんなにおいしいとは。小説の中の恵介が言う通りだった。
同じ越後姫でも、道の駅で買ったものはこんなにおいしくなかったので、やっぱり摘むタイミングと食べるタイミングなんだろうな。






夕日が海に沈む。日本海側に来たんだな。
The sun sets over the Japanese Sea. 

29 March 2018

春の新潟の花と鳥

Flowers and birds sketches from Niigata trip. 



Asian skunk cabbage.  
胎内市地本のミズバショウ。海岸から2キロ、標高8メートルの湿地地帯に咲いているので時期が早く、3月下旬はちょうど咲き始めだった。



Japanese Waxwing!  
林床一面になっていた赤いヤブコウジの実を、地面に降りて食べていた。いくつか食べると、すぐに枯れ木に上がり、しばし休憩&ウンチタイム。そしてまた地面に降りて実を食べることを繰り返していた。地面に降りているイメージがまったくなかったので驚いた。



In the morning, we encountered a flock of nine waxwings. They often perched in shadows but this one was in sunshine and its orange colour was so beautiful. 






A male Bullfinch. 
たくさんのカシラダカやマヒワ、イスカ、アトリ、キクイタダキなど、関東ではそう簡単に見られない鳥も見られた。逆に3日間、それなりに鳥に気をつけて見ていたのに、ツグミやモズ、ジョウビタキを全然見かけなかったのが不思議だった。




少し山の方へ林道を登ると、キクザキイチゲやショウジョウバカマが咲き始めていた。

28 March 2018

春の福島潟

打ち合わせと取材を兼ねて、福島潟を訪ねた。
本当はヒシクイのいる時期にと思っていたのだが、旅行を計画した時にちょうど風邪で寝込んだり、忙しかったりで、何度も予定変更をしてのびのびになってしまい、気付けば春になってしまった。
I visited Fukushimagata Nature reserve in Niigata.  The scenery was beginning to look like Spring but the mountains were still covered by snow and there were more winter birds than summer visitors.   



ビュー福島潟の5階あたりから。葦原の上をずっとチュウヒが飛んでいた。



潟来亭でおじいさんたちが雀焼きを作っていた。昔、スズメをこういう形で焼いたことから、小魚を背開きにして何匹も並べて串刺しにして焼くことも「雀焼き」と言うのだそうだ。魚は福島潟で採れたもので、ギンブナ、マハゼ、モツゴのようだ。



Ducks in the evening.  I was hoping to see the mountain turning pink with the setting sun but the west sky was crowded for it.   

朝、カンムリカイツブリが2羽、顔を合わせて首を上下させたり、揃って泳いだりと求愛しているところが見られた。



Trying out a dip pen made of reed.  
葦ペンという物が作れると知ったので、福島潟の枯れた葦から作ってみた。とりあえず何か描くだけなら、簡単にできる。ただ内側にインクがしみ込んでしまうので、色替えは難しそう。先割れしないようにするのがちょっと難しいが、それも葦ペンの味かもしれない。尖り具合を調整すれば太い線を描くペンも、細いペンも描くペンもできそうだ。

23 March 2018

東郷まどかピアノリサイタル2018

伯母が横浜の戸塚で4月27日にピアノリサイタルを開く。「物語・絵画と音楽の出会い」として、エピソード性のある曲目を集めたようだ。



I made this leaflet for my aunt's piano recital in Totsuka, Yokohama in April.  She will play Mussorgsky's "Pictures at an Exhibition" so I designed it to look like a gallery.  

シューマンの蝶々(Papillons)はジャン・パウルの小説『生意気盛り』の最後にある仮面舞踏会の部分に着想を得たとされている。それに沿ってわたしが描いた12枚のイラストも、演奏中に上映される予定だ。このジャン・パウルの小説は、何とも突拍子もない記述が多く、視覚化するには吹き出すような内容ばかりで苦労した。



I also illustrated twelve scenes for twelve pieces of Schumann's "Papillons," which Schumann created inspired by the Jean Paul's novel "Flegeljahre."  They are going to be shown on the screen while Madoka plays the piano.  



One of the twin brothers, Vult.



Piece No.3, when a giant boot entered the masked ball party.  

15 March 2018

Lapwing Sketch Day

先日、ヒヨ吉さんにお誘いいただき、タゲリスケッチに連れて行っていただいた。



In the afternoon when the sun shone from lower angle, the lapwing feather turned  beautiful green and red and purple.  It looked like those Thai silks which are woven with different colour strings and has different sheens depending on the angle you look at it.        



途中、数時間は別の所で探鳥もしたものの、朝から夕方までひたすらタゲリを観察し続けた。始めはなかなか形が取れず、ずいぶん苦労したけれど、何度も描くうちに何となく、どういう線がタゲリらしいのかが見えてくる気がした。
風の強い日だったので、ほとんどが風上を向いてばかりいたのだが、たまに鳥が風下を向くと、冠羽が逆立っておもしろい。



Preening lapwing.  
お借りしたカーウィンドマウントがとても使いやすかった。欲しいなあ! 



Doodling with brush pens.  When it is not convenient to use water colour, like this occasion of sketching from a car, coloured brush pens are very useful and fun to play with.   



ヒヨ吉さんが「あれ、カシラダカのさえずり?!?!」とおっしゃるので、辺りを見回したのだが、見つかったのはこの雄のモズ。しばらくしたら、ルリビタキのさえずりになった。色々な鳥の鳴き声を真似て、きれいにさえずっていた。近くに雌がいたので、どうやらアピールしていたようだ。



There were four female Japanese Pheasants walking among the undergrowth.  

13 March 2018

ダイヤモンド富士

今日はうちの辺りがぴったりダイヤモンド富士の日だった。



The sun set right on top of Mt. Fuji today!  
午後中ずっと西の空は花曇りで、丹沢さえもあるのかよく分からないほどだった。あまり期待していなかったのだが、17時半頃、外に出てみたら、薄ぼんやりと富士山が見えた! 太陽の位置が高いと光が拡散して何も見えないが、山の向こうに沈みかけると、シルエットが浮かび上がってくる。



Brown-eared Bulbul.  
日曜日は久しぶりに横浜自然観察の森の鳥のくらし発見隊に参加した。そろそろ冬鳥がいなくなる時期。



Hawfinch's bill was still pinkish rather than grey for breeding plumage. 



ツクシ。そこら辺りに普通にありそうなのに、いざ探そうと思うと意外に見つからなかった。自然度が高すぎても、都市化し過ぎていてもだめで、昔から何となく人の手が入った農耕地の片隅のようなところにあるイメージだろうか。

5 March 2018

パール大山



3日の朝6時半、かろうじてピンク色の富士山と、大山に沈む月が見えた。ウグイスがさえずろうとして、ぐぜっていた。
計算上は今朝あたりにパール富士になるのではと思ったが、月は満月を過ぎ、落ちる時刻が朝日が昇るよりも早くなってしまうので見られない。ダイヤモンド富士以上に見るのは難しいのかもしれない。
そもそも今朝は天気が悪くて、大山すらもよく見えなかったけれど。




The Little Egret was perching on a weeping cherry tree.  It made a nice composition and I wished I had better skill using sumi ink.  



Tufted Ducks.  I forgot to bring my pencils and was forced to draw with a pen!  



明日から新宿御苑のインフォメーションセンターで日本ワイルドライフアート協会の展示がはじまります。

◇◆◇ 日本ワイルドライフアート新宿御苑展2018 "日本の四季と生きものⅡ" ◇◆◇
会期: 2018年3月6日(火)~3月11日(日)09:00~16:30(11日は15:00まで)
会場: 新宿御苑インフォメーションセンター1F アートギャラリー
※入場無料

わたしも女視展と2点被りますが、3点を出しています。明日(6日)の午後は展示当番で会場にいます。
多くの作品が集まって見応えある展示になりました。

1 March 2018

果樹園の梅

A storm went passed early in the morning and it became really warm at noon time.  I couldn't resist going out with my sketchbook.  
Only a few metres from my home and there are blooming Japanese apricots at the orchard.  



梅とツグミ。



ヒヨドリ2羽が梅の花に来ていた。けっこう苦労して首を傾げて蜜を吸っているようだ。