21 March 2021

2月、3月の鳥見

Here are some of my recent field sketches.
ヒメウとウミウが同じ岩礁に止まっていた。
比べると首の太さや頭の形の違いが際立つ。 このスケッチをした直後にねむろバードランドフェスティバルでの箕輪義隆さんのオンライン講演会を拝聴していたら、ヒメウとウミウの骨格標本の写真が出て来た。骨の形からしてずいぶん違うことがわかり非常に納得した。
We picked up some seashels on a beach. 
拾った貝はあっという間にチビの鍋(お菓子の缶)の中へ入れられ、大量の実とともにぐちゃぐちゃとかき混ぜられた。
Black Kite
Woodcock
今田遊水地にオオジュリンいるかなあと期待して行ってみたけれど、見つけられず。
ここは珍しく池との間に柵がなく、チビもいちいち抱っこされなくても自分で池が見られるのは良い。
Gadwalls
Snipe
逆に金井遊水池は柵が高くて太くて、チビには全く中が見られない。電車の音を聞きつけては「みるー! だっこー!」となって、「とーかいどーせん! おどりこ!」と喜んでいた。でも鳥の種数はよほど多い気がする。やっぱり人との距離や柵の存在は、鳥にとっては安心感なんだろうか。
2月半ば、森で産卵に来たヤマアカガエルのキャラララという大合唱が聞けて、姿もよく見れた。ひと月してまた出かけたら、今度はオタマジャクシがいっぱい! 
 チビ「ちいさいオチャカマクシ とるのー!」「ここにも オタカマクシいるねえ」 なんかまくしたてていそう……。
The hide window was a bit too high for my little one and she struggled to perch there.

15 March 2021

『さくらがさくと』ができるまで

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった横浜市南図書館でのトークイベント「『さくらがさくと』ができるまで」を日曜日にとうとう開催することができた。
I did a talk at the Yokohama City Minami Library about how I made the Sakura picturebook.  It was planned the same time last year but postponed because of the Covid.
お話したのは、桜の絵本を作りはじめたきっかけから、取材過程、編集会議を経てのラフ作り、どう絵を描くか悩んだこと、最終的な技法、製本見学のことまで。一冊の絵本がどうできあがるのかを実感していただけたなと思う。 普段あまりにせかせかと生きているせいで、ついつい早口でしゃべって時間が余ってしまったけれど、見に来てくださった方がいろいろな質問をいてくださったので、しっかり最後までいろいろお話できた。      
photo by 子どもの本& クーベルチップ
このスライドに映っているのは絵本のモデルになった木とそれが描かれた絵。でもこの木、2019年には切られてしまい、今は小さな別の木に代わっている。
聞きにいらしてくださったみなさま、企画してくださった子どもの本& クーベルチップ、南図書館のみなさま、本当にありがとうございました。
当日はお店が開いていなくて原画展が見られないので、わざわざ前もって展示だけ見に足を運んでくださっていた方、ずっと高校時代からこのブログを見続けていて今回も駆けつけてくださった方、『じょやのかね』のときからわたしの作品を気にしてくださっていた方などがいらっしゃることがわかり感激した。
トーク後に子どもの本& クーベルチップのお店に寄ったら、なんと『さくらがさくと』クッキーが! メジロに絵本そっくりの提灯に! Buttercupさんによるものだそうで、3月21日(日)まで、なくなり次第終了だそうだ。 
そして前回の投稿で書き損ねていたけれど、3月発行の有隣堂の情報誌「有隣」に横浜の桜並木や『さくらがさくと』の制作背景について寄稿させていただいた。Web版からも読める。 

今日は「3がつ なかばの げつようび」 今年もこの絵本を開いて、桜が咲いて鳥が来て、やがて散って葉が開く様子を絵本とともに観察してくれる方がいたら、とてもうれしい。

5 March 2021

大岡川の桜の絵本イベント2021

絵本『さくらがさくと』の関連イベントを今年も開催します。昨年はコロナで中止になってしまったトークイベント、ワークショップだけでなく、見に行けなかったという方も多かった原画展も展示内容を変えて行います。
The Sakura events rescheduled from last spring! Some original artworks from the Sakura picture book, diffrent ones from last year, are put up again at a bookshop in Guyoji, Yokohama.  
昨年来てくださった方にもまた楽しんでいただけるように、表紙絵は同じですが、中の4枚は違うものを飾った。
描きおろしの絵も一枚作ったのだが、初日にさっそく売れてなくなってしまったそう。作者としてはとてもうれしいけど、これから訪れる予定だったみなさまにはごめんなさい。
緊急事態宣言が延長になった関係で、14日のトークイベントの定員は20名に変更になりました。すでに何人もご予約をいただいているようなので、参加されたい方はお早めにお申し込みください。