15 March 2021

『さくらがさくと』ができるまで

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった横浜市南図書館でのトークイベント「『さくらがさくと』ができるまで」を日曜日にとうとう開催することができた。
I did a talk at the Yokohama City Minami Library about how I made the Sakura picturebook.  It was planned the same time last year but postponed because of the Covid.
お話したのは、桜の絵本を作りはじめたきっかけから、取材過程、編集会議を経てのラフ作り、どう絵を描くか悩んだこと、最終的な技法、製本見学のことまで。一冊の絵本がどうできあがるのかを実感していただけたなと思う。 普段あまりにせかせかと生きているせいで、ついつい早口でしゃべって時間が余ってしまったけれど、見に来てくださった方がいろいろな質問をいてくださったので、しっかり最後までいろいろお話できた。      
photo by 子どもの本& クーベルチップ
このスライドに映っているのは絵本のモデルになった木とそれが描かれた絵。でもこの木、2019年には切られてしまい、今は小さな別の木に代わっている。
聞きにいらしてくださったみなさま、企画してくださった子どもの本& クーベルチップ、南図書館のみなさま、本当にありがとうございました。
当日はお店が開いていなくて原画展が見られないので、わざわざ前もって展示だけ見に足を運んでくださっていた方、ずっと高校時代からこのブログを見続けていて今回も駆けつけてくださった方、『じょやのかね』のときからわたしの作品を気にしてくださっていた方などがいらっしゃることがわかり感激した。
トーク後に子どもの本& クーベルチップのお店に寄ったら、なんと『さくらがさくと』クッキーが! メジロに絵本そっくりの提灯に! Buttercupさんによるものだそうで、3月21日(日)まで、なくなり次第終了だそうだ。 
そして前回の投稿で書き損ねていたけれど、3月発行の有隣堂の情報誌「有隣」に横浜の桜並木や『さくらがさくと』の制作背景について寄稿させていただいた。Web版からも読める。 

今日は「3がつ なかばの げつようび」 今年もこの絵本を開いて、桜が咲いて鳥が来て、やがて散って葉が開く様子を絵本とともに観察してくれる方がいたら、とてもうれしい。

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