16 November 2020

チビも絵を描く

These days, whenever I pick up my sketchbook and start drawing, she brings hers and a pencil.  What she draws are still just some dots and lines and dark shades, though.  
9月に「ねずみくんのチョッキ」展を見に行った際に、「ねずみくんのじゆうちょう」という魅力的なタイトルの、中が真っ白なノートがあったので買ってあげたら気に入り、それが自分のスケッチブックだと認識してくれた。
When I asked her to draw a kingfisher...!
わたしがチビをスケッチしていたら、チビも自分の自由帳を持ってきて、「なに かくか」と聞いてくるので、オラちゃん、うーちゃん、ササとぬいぐるみの名前をあげていた。チビはそれぞれに、小さな潰れた円やらを描いていく。わたしがぬいぐるみのつもりで、「カワセミ」と言ったら、部屋の隅まで行き、このポーズ!
これは少し前のスケッチ。おばあちゃんの家で、使いかけで放置された数独のノートをもらい、おじいちゃんの椅子に座って、ひとり真剣にマスを塗りつぶしていた。
誕生日にもらった椅子に座る所をようやくスケッチできた。
日曜日は一家で逗子の二子山に登った。 すべての人に追い抜かされながら、途中でいろいろな実を拾い集めつつ、なんとチビも90%自力でのぼり、95%自分で下ってきた。本当によく歩くようになった。山頂で、もつ鍋を暖めておもちを焼いた。いつの間にか、いろんなことができるようになった。 
鳥は特に目的にはしていなかったけれど、アオジがススキの穂をついばんでいるところがよく見られた。ホオジロ、オオタカ、カケスの声、エナガがたくさん。
These are the berries she collected while climbing up our local mountain, Mt. Futago in Zushi.
スケッチしているつもりのチビとハラビロカマキリ。

10 November 2020

第22回フィールドスケッチ会

11月8日に葛西臨海公園で、新型コロナの流行と雨天中止で11ヶ月ぶりになってしまったフィールドスケッチ会を開いた。これまで最低でも年に3回くらいはやっていたのだが、2020年は今回が最初で最後になってしまった。公式報告はこちら
We held the field sketching event on the 8th November.  
Daurian Redstart and ducks. 
鳥類園の池が見える草地に座り込み、まずはカモ類で準備体操をしようと、オカヨシガモやコガモ、ハシビロガモをスケッチしていたら、「ヒッヒッヒッ」という声が聞こえてきた。ジョウビタキ! まだ今季は双眼鏡で見ていないんだった! どこにいるのかと望遠鏡から目を外したら、なんと目の前にいた。あわててピントを手前にずらして描いた。ついでに後ろのカモ類も。
オカヨシガモの頭は全体的にマットに薄茶のイメージがあったので、左下に描いた個体のように、頭の模様が非常にくっきり、上側は焦げ茶(ちょっと緑色に見えなくもない)で、下側は薄茶に別れたタイプのが数羽いて気になった。個体差は大きいらしいのでその範囲なのか、もしかしたらヨシガモとの雑種か。
Sleeping ducks are one of the easy things to draw, I thought, but actually, they go round and round! 
Pochards(ホシハジロ)
Goshawk
遠くの松の木のオオタカ。水面に浮かんだカモと違って体は動かさず、頭の向きが変わるだけなので、案外、スケッチしやすい。でも、猛禽の正面顔はむずかしい。
Azure-winged Magpie 
オナガは家の近くでも時々見かけるが、市街地だったりして、スケッチする機会がこれまであまりなかった鳥。葛西臨海公園ではじっくり観察できてうれしい。
お披露目会をしようと座った園内のベンチの目の前にクイナが出てきてくれた。
みんなお披露目会そっちのけで観察してスケッチをしはじめた。鳥のスケッチはタイミングが一番大切なので、機会があったら逃してはいけない。
目の前とはいえ、木の後ろだったので、ちょっとクイナが動くと自分が座った位置からは見えなくなってしまい、なかなか形が捉えられない。でもきっとその木のおかげで長い間、採餌していてくれたのだと思う。

8 November 2020

秋の鳥見

My best birding time in several months happened a few weeks ago when we visited a nature sanctuary in Yokohama.  At the very back of a pond, under a tree hanging over, there were six Mandarin Ducks, four males and two possible females.  They stopped there only for a few days on their migration.

毎年秋の渡りの時期に数日間だけ、森の池でオシドリが観察されることは知っていたけれど、これまでなかなかタイミングが合わなかった。たまたま遊びに行った夕方、池だけのぞいて帰ろうと思ったら、奥にひっそり6羽が佇んでいた。
わたしたちが初認だったらしく、その翌々日には既にいなかったというから、本当に数日しか滞在していないことになる。
夫とチビがハイドのベンチにわたしの別のスケッチブックを広げてお絵描きをしていてくれたおかげで、オシドリをたくさんスケッチできた。最近、わたしが絵を描き始めると、チビは必ず自分も!と言い出す。出かけるとき、いつもチビの自由帳を持って行くのを忘れてしまうので、だいたい2冊持っているわたしのスケッチブックの片方は、丸やら線やらでどんどんページが埋め尽くされてしまう。でもこんなにオシドリが描けるなら、そのぐらいの犠牲は大したことない!
このオシドリスケッチからは、ちゃんとした一枚絵を描きたいと構想中。
先日仕事で(!)、公園にカモ類をスケッチしに行ったときのこと、通りかかったバーダーのおじいさんが食事中のオオタカがいると教えてくださった。おじいさんはあんまり長く観察しちゃだめだよ、と言い残して立ち去って行かれた。
双眼鏡でのぞいてみると、足の下に獲物を押さえつつも、こちらをじっと注視していたので、確かに気にしているなあと思い、かなり後ろの道路まで下がりフェンスの陰に座り込んでみたら、また食事を続けた。大丈夫そうだなと思い、ちょこっとスケッチさせてもらった。わたしが立ち去ったときもまだ真剣に食べていた。獲物はどうやらバンだったみたい。
母が庭からとってきたノブドウ。
Colourful berries of a wild climbing plant. I love them! My little one loves to pick the blue ones.
Pale Thrush
夫と、風邪っぴきのチビが昼寝したのを見届けて、こっそり近くの林にひとりで出かけた。今季初のシロハラ2羽に、アオジ、エナガとメジロとコゲラの混群、そしてオオタカと秋を感じる鳥に出会えた。久しぶりに双眼鏡で長いこと鳥を眺められたのもうれしかった。
Autumn colour and Tufted Ducks.