30 August 2021

花火

8月、近くの絵本文庫のお話会は、コロナで閉じてしまわないで、外で親子2組ずつに対して2冊ずつくらい絵本を読むという形をとってくださった。そこで読んでもらった2冊ともが花火のお話。『わにわにの おでかけ』は素朴な雰囲気の、でも多色摺りなので実際に作るのはとっても大変そうな、版画で描かれたお祭り風景がとても懐かしい感じで良かった。でもチビはお祭りも未体験で、綿飴もお面も金魚すくいも知らない。花火ですら絵本の中でしか知らなかった。
お祭りはできないけど、二晩つづけて、ちょっとだけ花火。
For us, fireworks are something to do with summer evenings and summer festivals. Since we couldn't have summer festivals for two years, my little one only knew about it in picture books.  So my mum bought a set of small fireworks and sparklers.   
小さい子には線香花火が一番。
ちょっと怖いと思っているくらいがちょうどよい。
でも何も考えずに火のついたロウソクにふらりと近づいたりするので、大人はひやひや。

このスケッチを元に、わにわにみたいな感じの木版画で作ってみたいけど、今は時間がないから、がまん。

28 August 2021

唯一描いた最近の生き物

暑さ、蚊、コロナ、風邪ひき3歳児、仕事の忙しさと揃うと、本当にどこにも行けなければ、まったく生き物スケッチができていない。涼しいところに座り込んで、数時間、鳥のスケッチとかしたいなあ。
7月終わりの夕方に、遊水地でさえずっていたホオジロ。
  A singing Meadow Bunting from some weeks ago.  
この暑いのに元気だなあ。
Three young kestrels were practicing to fly at the top of a tall building. 
遠くの高いビルの屋根の上でチョウゲンボウの幼鳥が3羽、飛翔練習をしていた。風をとらえてしばらく飛んでは、屋根の上に止まって休憩するのを繰り返していた。望遠鏡でのぞいてもまだ小さくしか見えなかったけれど、視野を固定したままずっと眺められるので、絵を描くのには良かった。
昨日の朝、ゴミ捨てに行ったら、マンションの玄関にウンモンスズメ。 なんだかうれしい一日のはじまり。

22 August 2021

2歳の"アブラム"

I made my little one's two-year-old album.  I want to preserve all the memories here.  And I think it will be useful when I want to write something for small children after she grows up and is no longer a child.     
今年も、2歳の間に撮り溜めた写真とスケッチをまとめてアルバムを作った。

  
これまで作った"アブラム"は、なんだかんだチビが一番良く眺めくれていてる。ここに書いたことがチビの小さい頃の記憶として残ってしまうのだと思うと責任重大な気もするが。
この一年は、ずいぶんチビがしゃべるようになったので、スケッチブックにメモしておいたチビの言葉や、チビが描いた絵もいくつか入れていった。
作りながら1年を見返していて、このコロナの状況のせいで、他の子どもと遊ぶ機会が本当に少なかったなあと思った。公園でたまたま一緒になった子とちょっと関わることはあっても、誰か名前の分かる子と何かをするような機会がちっとも持てていない。うちの子は一時保育に通っているので週に数日は保育園でほぼ特定の子と遊んでいる。でも本人の記憶にある限り両親としか遊んだことのない3歳児って案外いるのではないかと思って、ちょっと恐ろしくなった。 長引けば長引くほど成長過程の貴重な時期にやるべき何かをし損ねる子どもがいる。
かといって、今のデルタ株ウイルスの蔓延や救急医療の状況を思うと、家族以外と遊ぶのは怖い。
I made this linocut because I wanted to put one in the album.

9 August 2021

Third Birthday

My little one became three!!
チビが3歳になった。
毎年のように山の日のお休みに誕生日パーティ。
お昼ご飯に、夫がおいしいちらし寿司を作ってくれた。
 ケーキは今年も、従姉妹が上手にシフォンケーキを焼いてくれ、母と祖母とチビの3人で苦戦しながらなんとか飾り付け。その間に、わたしは従姉妹に焼いてもらったクッキーにチョコペンで文字と絵を描こうと苦戦した。温め続けないとスルスル出て来ず、すぐにダマになるので難しい! 従姉妹が気を効かせて、失敗した時用も含めて3枚も作ってくれていたので、2枚には電車を。
去年はケーキを前に固まってしまい、どうしても吹き消せなかったロウソクも、今年は「ロウソク ふっ。もひとつ ふっ」と絵本文庫のお話会の終わりの手遊び歌を歌いながら、上手に吹き消した。
「なんで ゆげが 出ているの?」「それは けむりだよ」
「なんでさ、ふーってやると きえるの?」
The bunting we hang up is the same one I made on her first birthday but, of course, I had to add the flag for the letter 3rd.  I asked her what she wanted me to draw there. Since I drew a Kingfisher last year, at first, she was saying "a Ruddy Kingfisher", but then she quickly changed her mind and picked the Narita Express, the fast train service to connect our area to the Narita Airport. So I tried.
季節からモチーフを選んだ1歳の誕生日と、子どもが知っている鳥を選んだ2歳、そして親が全く興味ないものを子どもの趣味で描かされる3歳。こうやって成長していくんだなあ。

7 August 2021

奄美・沖縄世界自然遺産登録記念

太平電機株式会社のECOひいきプロジェクトで作っている「地域の自然を守るタオル」が2種類入れられるギフトBOXのデザインをやらせていただいた。 奄美・沖縄の4地域が自然遺産に登録されたことを記念したものだ。
To celebrate Amami-Okinawa being added to the World Natural Heritage list, I was asked to design a special gift box to put two of the "towels to help protecting the local nature."  
中身の「地域の自然を守るタオル」の刺繍デザインもわたしがずっとやらせていただいており、これまでに奄美本島、徳之島、やんばる、西表島に生息する動物をモチーフに13種類が作られている。地域の自然を守るの言葉通り、基本的にはその種がいる島のお土産屋さんなどでしか売られていない商品だったが、今回は4島一緒に自然遺産に登録されたことを記念して約1年間のみ、それぞれの島で、別の島の代表種も買えるようになっているという。どこで何が買えるかは太平電機のページに詳しく載っているようなのでご覧ください。

ギフトBOXは南西諸島の森のイメージでとのことだったので、ヘゴを含むシダ類をアクリルガッシュで描いた。