3 March 2024

Reunion with Cambridge friends

ミラクル・タイ旅行から帰ってきた。わたしがカブカを連れてタイに行くと言ったら、ケンブリッジで一緒に勉強し、一緒に暮らしていた2人が、それならタイまで会いに行くっと集まってくれて実現した旅だった。3人が揃うのはたぶん10年以上ぶり。
We came back from the miracle Thailand trip! The idea of this trip was to let my daughter see my father and my Thai friends. And to meet up with my Cambridge days' best friends, Ruchi and Rosemary, somewhere in the "middle." It was very unfair for Rosemary to fly from Rochester, NY but we did get together after so many years!!
カブカにとっては初のNEX(もうあんまり喜ばなかったけど)、初の飛行機、初の外国。空港で絵本『のびる じどうしゃ』に出てくるハイリフトローダーを見つけた。わたしはこれまで飛行機には何度も乗っているけれど、こんなに良く眺めたのは初めてだった。
「ほーら見てごらん! 雲の完全に上だー。雲の上は晴れだねえ」
インドのバンガロールから飛んできたルーチーたち夫婦と、ニューヨーク州ロチェスターから地球を半周してきたローズマリーとバンコクで落ち合い、はやり同じコースで学んでいたバンコクに住むホーンの案内で、バーンルアン運河沿いのアーティスツハウスに行き、みんなでのんびりスケッチした。

It has been years since I last been in Thailand.  With very weak Japanese yen and high prices, everything felt very expensive!   
Thanks to Hong, Rosemary and Ruchi, Archit and my family spent a nice afternoon at Artist's House at Khlong Bang Luang. We sketched the canal scenery together and talked about our days in Cambridge, works, life, culture and art. And, of course, our mind was always with our great tutor Prof. Martin Salisbury.
カブカもいっぱしに、誰よりもたくさんスケッチしていた。
Living as a Japanese person in Japan, which is a country that consists of mostly people of the same race, I feel that people assume that we would think and behave the same so somehow people tend to pick up the tiny differences and point out the black sheep. But being with foreign friends, who have totally different backgrounds, we all know that we are very different and we tend to look at what we have in common. And we have so much in common! That make me feel so comfortable.

20 February 2024

春の宣伝

新しく出すあかちゃん絵本について、まだ制作背景などをまとめた投稿は作れていないが、地元東戸塚の紀伊國屋書店で出版記念のイベントをさせていただけることになったので、ひとまずその宣伝を。

2024年3月10日(日)第1部14:00〜、第2部15:00〜 それぞれ同じ内容で、ミニトーク&読み聞かせを30分したのちサイン会をします。先着10名なので整理券のご予約が必要です。第3部は16:00〜で予約なしのサイン会。

もうひとつは、
伯母の東郷まどかが3月22日に錦糸町のすみだトリフォニーホールでコンサートを開く。普通科高校の同級生で今も一線で活躍する仲間、大学時代に一緒だった仲間同士で再び集まって合奏するらしい。例によってチラシはわたしがデザインした。

11 February 2024

冬の探鳥

 Winter has come, best season for sketching birds in my area. I am loving this brush pen.

舞岡のヤマシギ (Woodcock)
そしてタシギ(Common Snipe)
カブカ作のヤマシギ
コジュケイ(Chinese Bamboo Partridge)
ヒクイナ(Ruddy-breasted Crake)とクイナ(Water rail)
ウソ(Bulfinch)
Bonfire to send the year god off, who came to visit us for the New Year.
アオゲラをじっくり観察。同じあたりでアカゲラも見られて、うれしかった。
(Japanese Green Woodpecker)
We watched Hwameis feeding on acorn. 
ガビチョウがどんぐりを食べるのを観察。薮からコツコツ音がすると思ったら、切り株の上でコナラのどんぐりをくちばしでつつくように割っていた。あとからそこをのぞいたら殻がいっぱい! ガビチョウのどんぐり割り台だったんだなあ。
My friend told me that we could see a roosting tree of Little Egrets from a train platform. So we went to see it!
数駅先の駅のプラットフォームからコサギのねぐらの木が見えると教えていただいたので、日のくれる頃、見に行ってみた。 
17時04分の日没時刻にはまだ1羽も来ていなかったけれど、
17:07最初の1羽が偵察にきた。
17:14、近くの電線に8羽が止まり、その後1羽、2羽とどんどん増えていった。
17:20、電車がホームに入っている間に、どうやら木に入った模様。ガッガッ ガーっという声が騒がしい。
17:25、どんどん増え続け、
17:40にはほぼ揃ったようだった。
全部で60羽くらい! 18時前には落ち着いてかなり静かになった。 電車が止まっている間に木に舞い降りることが多いような気がして、もしかしたら電車がいる時のほうがプラットホームの人から直接よく見えないので安心できるのかも、と思った。この日はわたしたちがジロジロ見ていたせいかも。 ホームの目の前なので、さすがに知っている人も多いようで、通りかかる親子や夫婦の会話にのぼっていたけど、まったく気づかず通り過ぎる人もけっこういる。

「見てます」っと連絡したら、教えてくれた友人がお土産のジャムと工作キット付きで会いにきてくださって、とても楽しい時間だった。
On Saturday, we joined the Japan Wild Bird Society's field trip and it was the little one's first time.
2月10日、カブカは探鳥会デビューした。 これまで鳥見のペースが合わないかなと思い、実は一度も観察会に参加させたことがなかった。野鳥の会東京のYoung探鳥会が横浜の境川遊水地で開かれたので、デビューにはいい機会かと連れて行ってみた。わたしも夫も、本当に久しぶりの探鳥会参加だった。
普段、わたしと一緒にひと所に座り込んでスケッチする鳥見しかしていないので、今日は常に置いてかれてはいたけれど、なんとか最後までついて回り、いろんな人とおしゃべりもしていた。初めて鳥合わせも体験。その後は、スーパー小学生が一緒にカモの羽を拾ってくれて、羽の先生に識別を教えていただいた。

これまで、ママパパをのぞけば自分が一番、鳥に詳しい!くらいに思っていたと思うが(実際幼稚園では一番詳しいに違いない)、上には上がいることを学んだはず。鳥の名前を言って話が通じる輪があることも知ったはず。
肉眼でスケッチできたオオジュリン(Reed Bunting)
ヒクイナ(Ruddy-breasted Crake)
カワセミ♂が魚を捕まえたあと、すぐに食べずに何度も何度もくわえなおしたり枝に叩いたりしていて、そのうちくわえたまま飛んでいった。求愛中かなあ。

10 January 2024

伊豆旅

We spent the long weekend in Izu peninsula, watching birds, drawing birds and picking up bird feathers.  
三連休、伊豆旅をしてきた。 
伊豆に別荘を持つ夫の友人が泊まりにおいでと招いてくれたのだ。
まずは目的地ありきだったので観光の選択肢をずいぶん調べたけれど、動物園等は軒並み入園料が大人2,000円台後半、子どもも1,000円くらい! 
経営が大変なのもとてもよくわかるけれど、これでは本当に子どもの体験格差が生まれるなあとも思ってしまった。
結局うちも、こんなに出すなら森や海歩きのほうがいいよね、といつもと変わらず生き物観察をしてあちこち歩いてきた。
We found a poor dead Green Sea Turtle floating near the shore. My husband managed to pull it out of the water and we studied it.
網にひっかかってしまったのか、かわいそうに死んで浮いているアオウミガメを見つけ、引っ張り上げた。頭の鱗は剥がれていたけれど、まだとてもきれいな個体だった。
「地域の自然を守るタオル」のウミガメのデザインをするために、アオウミガメとアカウミガメの見分けや、アオウミガメの甲羅は黒いものや褐色のものがあることなどを勉強していたので、パッとアオウミガメだと見分けられたのがうれしかった。今後のために、あちこちの角度から観察した。
海水から引き上げてしばらくすると、乾いて茶色っぽく汚い感じになってしまった。水で濡らすとまたきれいに青黒く光る。
カブカのアオウミガメ
取材という意味で、もう一つうれしかったのは、一面に生えていたフユイチゴ。しかもこの絵を描いている最中、カブカが黒と白の縞がある不思議な羽を見つけた。大きさと形からカモ類ではと検討をつけていたのだが、そんな縞がある種を思いつかなかった。帰って調べたら、なんとオシドリの胸の脇の羽だった! 確かに黒い縦線が入っている。
This interesting looking feather was a breast featehre of a Mandarin duck! 
オシドリの姿は見つけ損ねたのだけれど、わたしたちが見なかった方の池にいたのかなあ。
Pale Thrush
シロハラはたくさんいて、羽も拾った。トラツグミも羽だけは拾った。
そう全ての種は見つけられないから、羽を拾っていることがわかることも多い。  
城ヶ崎海岸。
3日とも晴れていて、大島、利島、新島、式根島、神津島にくわえ、双眼鏡で三宅島と御蔵島も見えた。
日の出を見るために尾ヶ崎ウィングに車を停めたら、目の前のアロエにメジロが吸蜜にきていた。全然意識していなかったけれど、鳥媒花なんだ。
これはいつか版画にしたいなあ。
最終日はモンキーベイへ。今日はサルの群れは来ていません、と言われてしまったのだが、駐車場から望遠鏡や双眼鏡で離れザルを数頭スケッチできた。
We watched Japanese Macaques at Monkey Bay.
寝そべって何か食べていたりして、なんだかカブカみたいなヤツだった。

6 January 2024

お正月の鳥見

健康で楽しく生きていることのありがたさを実感したお正月だった。

我が家は、祖母が亡くなって、このお正月は帰省するところがなくなってしまったので横浜で年越しをし、元旦から鳥見旅に出た。
野鳥誌とともに入ってきたチュウヒを守るための寄付をつのるパンフレットを見て突然カブカが「チュウヒ、見たい!」などと言い出したので、
「見たいって言ったよね?」っとチュウヒのねぐら入り、ねぐら立ちを見る旅に即決。 
これまでは、たまたま目にする機会があった鳥を親が種名で呼ぶから何の疑問もなくそのまま覚えていたという感じだったけれど、5歳すぎてから家で図鑑を見て絵を描くようになったせいか、図鑑で覚えた鳥を「見たい」と言い出すようになった気がする。
We were watching Eastern Marsh Harriers roosting in Chiba when the earthquake happened.  Even though we were so far away from the epicenter, I felt the earthquake.     
We also watched male and female Hen Harriers roosting.   
ねぐら入りを見ている真っ最中に、地震警報を聞いた。能登と言われ、そんな遠いところ、警報間違い?などと思ったとたん、湿地のせいか妙にぐらぐら揺れた。 
こんなに遠くてもこれだけ揺れたなんて、と石川県に帰省していた幼稚園の友達の状況をはじめ、能登の被害を想像して怖くなった。
寒い寒いと言いながら粘ったおかげでハイイロチュウヒも雌雄見れ、翌朝はハイチュウを見送ってから、初日の出ならぬ二日・日の出を拝んだ。 5歳児、ハイチュウは幼稚園のサンタが持ってきたお菓子ではないことを覚えました!
ヨシガモ(Falcated duck)
ノスリ(Eastern buzzard)
万羽トモエガモも見に行った。湖面に浮かぶ群れをスケッチしていたら、おそらく猛禽類に驚いて一斉に飛び立ち、空にトモエガモの龍が舞った。
平な探鳥地で、歩く距離が長めなのでカブカはキックスケーターで移動させた。2年前に来たときはストライダーだった。家の近くには、平らでまっすぐ走れる環境が道路以外にはないので貴重な機会なのだ。
小雨降る中の探鳥だったけれど、アリスイがいた! 
My husband found a Wryneck sitting on a bush and we watched it just about enough minutes to sketch it.

望遠鏡をのぞいて描いたカブカのスケッチ。この日は望遠鏡が2台あったので平和だった。

最後ははくちょうの郷へスケッチしに。
Swans caught the setting sunlight and soon after, the paddy field water turned pink as the sun went down.

高根台の祖母の家を引き払うに当たり、カブカを『じょやのかね』のモデルになったお寺に連れていけなかったことを心残りに思っていたので、大晦日は家の近くで除夜の鐘をつけるお寺を探し、母とカブカの3人でお参りしてきた。
夫はテレビ見ているほうがいいっと来てくれなかったので、出かけたのは、わたしの小さい頃の記憶そのまま、やっぱり祖母、母、子どもという構成。わたしが"子ども"でなくて"母"になっちゃったのは不思議な気分だ。 

赤と黄色のモミジが落ちている長い階段を登ったところにある本堂の上で、月が雲から見え隠れしていた。多すぎもせず少な過ぎもしない参拝客が思い思いに鐘をついていく。こぢんまりしたとっても素敵なお寺だった。 

いつも通りでないお正月に、新しい楽しみを発見できてうれしかった。 
階段を降りて、自転車の後ろにカブカを乗せていたら、ぼそっと「鐘の音がだんだん遠ざかる」だって!

25 December 2023

我が家のクリスマス

クリスマス直前に今年も伯母の生徒のピアノの発表会があった。
カブカも去年に続き2回目。ぜんぜん練習しないので1年間亀の歩みだったけれど、ようやく両手で弾く簡単な曲ができるようになった。発表会はなぜか4曲とも苦手な3拍子の曲に決まり、カブカ以上に付き合うわたしが匙を投げそうになったが、なんとか、ちょっと間違えたくらいで弾き通せたのでホッとしている。

ピアノは、よっぽど好きな子か、教育ママでもないかぎり、上達させるの難しい……と実感中。

Just before Christmas, we had piano recital for children and students who practice under my aunt, who is a piano teacher.  My little one chose the dress because it was blue and yellow(gold) stripes just like the Elmer's Dragon. 
あの手この手を考えて、 幼稚園の周りの子の影響で、プリンセスやドレスに興味を持ちはじめていたので、今年は早々から着る服を選ばせてみた。
青と黄色(金)でりゅうみたい!っと案外大人っぽいものに決定。 それで少しはやる気を出したか、というとだいぶ怪しかったが。
練習にはりゅうりゅうを連れていく。
わたしなら発表会が終わったら、もういいやと弾かなくなりそうなのに、終わった翌日もなんとなく電子ピアノをつけて、2回くらい弾いてみているのは不思議。
今年もクリスマスディナーは浜辺でダッチオーブンローストチキン。
 We cooked our Christmas dinner at the beach. 
 母の家の庭木を剪定した枝を「グレタちゃんごめんね」と言いながら大量に燃やす。でもこうして火をつけて、直火を眺め料理をするという体験は子どもにはさせたい。
わたしがあまりに料理ができないので、夫がカブカを料理好きにさせようと、クリスマスプレゼントに子供用の包丁をあげていた。その包丁でカブカが切ったニンジンもダッチオーブンに入れた。
We did a bit of birding at a irrigation pond. There were colony of cormorants, some herons and flocks of Pochards and Pintails. 
数年前まで真ん中の島に木が生えていたのだが、いつの間にか糞の影響か枯れてしまっていて、土の島の上ですべてのカワウが地上営巣していた。

クリスマス当日、もう幼稚園は冬休みに突入しているので、せめてこの日くらいは遊んであげようと何をしたいか聞いてみたら「スケート!」というので、東神奈川のアイスアリーナに行ってきた。 留学中にちょこっと一度滑って以来だったので、わたし一人では絶対に手に負えないと思ったので母も誘って。
子どもがいると普段ぜったいにやらないことにも足を向ける。