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22 July 2025

地域の自然を守るタオル 北海道版

New series of the Towels to protect Nature, designed by me, are released. This time, Hokkaido birds! They are sold at Kushiro Marsh Observatory, Kiritappu Wetland Center and Yachibouzu cafe in Kiritappu.
「地域の自然を守るタオル」の北海道版ができました。
タンチョウ、オオワシ、ノビタキ、ノゴマ、ベニマシコの5種類。くわえてオジロワシもデザインはできていて、もうしばらくしたら納品される予定だ。
 釧路湿原展望台の売店と霧多布湿原センターミュージアムショップ、霧多布湿原のやちぼうずカフェの3店舗で販売されている。またタオル1枚あたり100円が猛禽医学研究所と霧多布湿原ナチュラルトラストに寄付される。
ベニマシコは複雑な模様なのに、とってもきれいに刺繍されていてうれしかった!

28 May 2025

地域の自然を守るタオル・サギ類とキタミソウ

太平電機株式会社の地域の自然を守るタオルの新作ができました。
コサギとダイサギはもうずいぶん前から栃木県立博物館、道の駅いちかいなど栃木県内で販売されています。そしてキタミソウがこの5月末から埼玉で新たに販売開始となりました。詳しい販売店については地域の自然を守るタオルのサイトをご覧ください。
New variety of the Towel to protect Nature are released, Little Egret, Great Egret and Water Mudwort. It was a headache to make the decorative feathers of egrets but I think they went well! 

もうひとつ、ブログで書き損ねていたお仕事紹介。 
5月12日発売の『婦人之友』の座談会企画で、鳥の巣研究家の鈴木まもるさん、シジュウカラ語の研究者の鈴木俊貴さんと鳥の魅力や野鳥観察についてお話させていただきました。 当日は鈴木まもるさんがスーツケースいっぱいに各国の珍しい鳥の巣を持ってきてくださって盛り上がりました。鈴木俊貴さんはちょっとした話題にも過去研究の事例を引き合いにいろいろ教えてくださって、おもしろかったです。
I talked about birds and birdwatching together with Mamoru Suzuki (Nestologist) and Toshitaka Suzuki (doctor in animal linguistics) and it was featured in the June issue of Fujinnotomo. 
昔、祖母は婦人之友を購読していた時期があったらしいので、わたしが載ったと知ったら、喜んだだろうなあ。 機会があったらご覧ください。

14 April 2025

東京都の保護上重要な野生生物の戦略的保全方針

東京都環境局のお仕事で、冊子『東京都の保全上重要な 野生生物の戦略的保全方針』の表紙と裏表紙、中のイラストを数点描かせていただいた。

I illustrated the cover, the back cover and some interior illustrations for this leaflet about wildlife conservation in Tokyo. 
こちらから見られます。 
3つの環境と20種ほどの生き物が入った絵というご依頼。さあ、どこに何がいるでしょうか?
裏表紙は伊豆諸島や小笠原のイメージ。
かながわトラストみどり財団の機関誌「ミドリ」で連載させていただいていた「親子で鳥日記」も4回目の今回で最後。春号はガビチョウのどんぐり割り台について書いています。 機会がありましたらお手に取ってご覧ください。
Spring issue of Kanagawa Trust Midori and I wrote and illustrate about a Hwamei feeding on acorn during winter.

3 December 2024

屋久島ガイディングブック

 「屋久島西部地域 ガイディングブック&ガイドライン」のイラストを数点描かせていただいた。

I made illustrations for Yakushima's western area guiding book & guideline. This is a leaflet for the licensed guides to study about the area.
環境省屋久島自然保護官事務所による発行で「令和5年度屋久島国立公園西部地域における自然資源の持続的活用方策検討業務」の中で作られた。 編集は株式会社一成が担っている。
これは、屋久島の公認ガイド向けの冊子で、講習会開催時に配られるようだ。
他の地域と比べての特異性や屋久島ならではの動植物の生き方戦略、動物との接し方等々細かく書かれている教科書的なもの。公認ガイドを頼むと、これをもとに勉強した方に島を案内してもらえることになる。 

 屋久島は学生時代にヤクザル調査隊に参加して、夏に10日ずつ2度訪れた。西部林道でのサル実習、そのときに炭焼き跡を見せてもらったこと、定点調査した森の雰囲気などをいろいろ思い出しながら描いた。 こうして少し屋久島とその動植物の役にたつ仕事ができるのはとてもうれしい。

2 October 2024

いつも仲間といっしょ エナガのくらし

初めて絵本の文章だけを担当するというお仕事をした。
江口欣照さんの四季折々のすばらしい写真によるエナガの写真絵本だ。文一総合出版の「命のつながり」という写真絵本シリーズの7冊目になる。
This is my first experience to take only the writing part of a picture book.  It is a photo picture book about the life cycle of Long-tailed Tits and the beautiful photos are by Yoshiteru Eguchi.  

 東郷なりさ 作、江口欣照 写真 
 文一総合出版 2024年10月11日発売 
 定価2,200円(税込)
江口さんが何年にも渡って撮り溜められたエナガの写真にお話をつける仕事をしませんかと言われたときは、写真絵本ってどうやって作るのだろうと戸惑った。絵の絵本ならお話に合わせて、いくらでも好きな構図で好きなものを入れた絵が描けるけれど、写真となるとそうはいかないからだ。 

数々の素敵な写真、そして必死で餌をとり、子育てをし、生きているエナガの写真を眺めるうち、かわいいキャラクターとしてのエナガを推すのではなくて、仲間と生きる姿が伝わるお話にしたいと思った。
編集の高野丈さんとやりとりをする中で浮かび上がってきたのが、いつも誰かと一緒にいる暮らし。だから写真家には頭の痛い要望だったと思うけれど、群れの写真をたくさん、たくさん出していただいた。
エナガの関連書籍もいろいろ読んで、ずいぶん勉強もした。
3枚だけ巻末のQ&Aにイラストも。
今や100均でもエナガの北海道亜種であるシマエナガのグッズを見るけれど、なぜかキャラクターとしてのシマエナガは、かわいいのはいいけれど、どれも尾が短い。カブカは「シマエミジカ」と呼んでいる。
描いているイラストレーターたちは、本物のエナガを他の小鳥と比べて見たことがないのではないかと勘ぐりたくなる。野鳥観察をしていたら、エナガといえばあの長い尾!っと思って描くと思うから。
絵本を読んで、野鳥としてのエナガの暮らしを見てくれる人が増えたらいいなと思う。

ユリカモメ 生物多様性特集

I illustrated the cover and back cover of a special issue of the newsletter "Yurikamome" published by the Tokyo Local group of the Wild Bird Society of Japan. 

日本野鳥の会の東京支部からご依頼いただいて、支部報「ユリカモメ」の特別版、「別冊ユリカモメ 生物多様性特集 月例探鳥地で暮らしている生き物たち」の表紙と裏表紙画を描かせていただきました。 鳥だけでなく、他の生き物にも目を向けようという意図で作られた冊子なので、野鳥の会発行なのに、冊子をめくると花や虫、カニの写真がいっぱい! 各探鳥地のリーダーが、そこで見られる推しの生き物を紹介していて、勉強になる。 鳥が好きなので、ついつい鳥ばかり目がいってしまうけれど、餌となる植物や昆虫、環境を作っているまわりの生き物がいてこそいきている鳥。そして子どもと自然観察をしようと思うと、双眼鏡でないと見られない鳥よりは、手元で見られる昆虫やカニ、キノコがいる環境のほうが遊びに行きやすい。やっぱり多種多様な生き物について学ばないといけないなあと思う。
表紙は野鳥の会東京が探鳥会を開いている東京湾沿い5ヶ所の探鳥地、裏は都市公園から高尾山までの内陸5ヶ所の探鳥地をイメージして、そこで見られる生き物とその生態を描いた。

6 September 2024

お仕事記録

Here are some of my recent works for the record.

ここ数ヶ月に出たお仕事の記録。
I illustrated Yosa Buson's two pieces of haiku for Toryukan publishing's children's magazine. 
登龍館が発行する園向けの月刊絵本「仲良し文庫」の来年4月号の俳句ページに見開き一枚のイラストを描かせていただいた。与謝蕪村の春の二句に合わせた里山と桜、海の絵。 4月号なので制作が早いようで、先日もう手元に見本誌が届いた。
I wrote an essay and illustrations for Kanagawa Trust Midori about my birding day with Kabuka. 
かながわトラストみどり財団の機関誌「ミドリ」に連載「親子で鳥日記」を書かせていただいている。1年間、全4回です。機会がありましたらお手に取ってご覧ください。
Another essay and illustration and this is for Fukuinkan publishers' little leaflet which comes with a magazine type picture book. 
こちらは福音館書店の月刊誌「ちいさなかがくのとも」2024年9月号のおりこみふろくの「わたしのセンス・オブ・ワンダー」というコーナーに「子どもと一緒にスケッチ」という寄稿をさせていただいたもの。 カブカのスケッチが紙面デビュー! 大人が写真を撮って満足するような対象物ーーきれいな風景や鳥などの獲れない生き物にもカブカが興味を持ってくれるようになったのは、スケッチをはじめてからだったなあと思う。

カブカはこの夏、展示デビューもした。 ECOM駿河台で開かれている野鳥の会東京の野鳥写真展の「子どもたちが描いた野鳥の絵」コーナーに、カブカのカワセミの絵も飾っていただいたのだ。 
会期は9月27日まで。 平日12:00-18:00  ※最終日は15時まで ※貸切りなどで臨時閉館することもありますので、お出かけ前にはFacebookで最新情報をご確認ください。 
特別開館 8月24日(土)、9月7日(土) 10:00-17:00。

20 February 2024

春の宣伝

新しく出すあかちゃん絵本について、まだ制作背景などをまとめた投稿は作れていないが、地元東戸塚の紀伊國屋書店で出版記念のイベントをさせていただけることになったので、ひとまずその宣伝を。

2024年3月10日(日)第1部14:00〜、第2部15:00〜 それぞれ同じ内容で、ミニトーク&読み聞かせを30分したのちサイン会をします。先着10名なので整理券のご予約が必要です。第3部は16:00〜で予約なしのサイン会。

もうひとつは、
伯母の東郷まどかが3月22日に錦糸町のすみだトリフォニーホールでコンサートを開く。普通科高校の同級生で今も一線で活躍する仲間、大学時代に一緒だった仲間同士で再び集まって合奏するらしい。例によってチラシはわたしがデザインした。

1 December 2023

掲載誌

Some of the works I have done in summer came out this autumn.
I wrote and illustrated about my childhood treasures--secret notebooks! I used to write lots of unreadable letters in them. 
福音館書店の月刊誌『こどものとも年少版』2024年1月号の折り込み冊子の「子ども時代の宝物」コーナーに寄稿させていただきました。
絵に背景的に入れた“文字もどき”はわたしが実際に3歳2ヶ月で書いたものをスキャンして使った。祖母がとっておいてくれたのが、春に遺品整理したときに出てきたものだ。
こちらは『母の友』2023年11月号の一日一話に挿絵を描かせていただいたお仕事。
I illustrated a short story about Long-tailed Tits family and helpers written by Kyoko Nakajima for Hahanotomo magazine published by Fukuinkan-shoten.
『母の友』は福音館書店が出す保護者向けの雑誌で、毎年11月号は「こどもに聞かせる一日一話」として見開き1ページ完結のショートストーリーがひと月分の30話載っている。その一話、中島京子さんが書かれた「エナガさんの子育て」のイラストを描かせていただいた。
数年前の春、徒歩圏内にエナガの巣を見つけ、巣作りや、巣が嵐で壊れてしまった様子、作り直しか別ペアの巣かに親鳥が餌を持って出入りする様子、ヘルパーが通っている様子、マンションの生垣に餌取りにきている様子、巣立ち直後のヒナと観察できたのを思い出した。ちょうど『はばたけ!バンのおにいちゃん』を作っていて忙しい真っ盛りだったけれど、貴重な機会だからと観察に通ったのが、こんなところで仕事になった! 

横須賀市津久井浜のうみべのえほんやさんの10周年記念豆本にも寄稿させていただいた。
バラブル提督のディーゼル号ならぬ、イトウ提督のツバメ号っていう雰囲気で……!

 
My illustrations for the moorhen book ("Fly, Moorhen Big Brother" published by Shuppan Works, Kobe) was selected as one of the 50 finalists for Book Publishing Category of 2023 Golden Pinwheel Competition! 
『はばたけ! バンのおにいちゃん』のイラストが中国上海国際児童図書展の23年のGolden Pinwheelイラストコンペのファイナリスト(絵本カテゴリー50人のうちの一人)に入っていました!  コンペはなぜか出したのを忘れたものが入る。

そして『はばたけ!バンのおにいちゃん』は、Sakura Medalの日本の絵本カテゴリーの候補作品にも選ばれた。これは日本のインターナショナルスクールが主催する図書事業で、インター校の司書が選んだ候補作品を1年かけて子どもたちが読み、最後に投票で一番よかった本が賞に選ばれるというもの。候補に選ばれたことで、インターに通うたくさんの子どもが読んでくれると思うと、とてもうれしい!  
This picture book was also nominated for this year's Sakura Medal, chosen by the International Schools librarians in Japan.

6 July 2023

サシバのタオルと感謝状

うみべのえほんやツバメ号さんでの原画展にいらしてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
昨日に無事に片付け。 
高校時代の友達が一家で来てくれたり、昨年の子どもの本の教室の方や、鳥関係の知人が来てくれたり! 毎週在廊というわけにもいかず、お会いし損ねてしまった方は失礼しました。芳名帳でお名前を発見してうれしかったです。 

 今日は絵本の打ち合わせから帰ってきたら、家に大きな箱が!
わたしが刺繍の元のデザインをしている太平電機株式会社の「地域の自然を守るタオル」。
このタオルのシリーズは、なんと今年の3月で累計売上40,000枚達成!だそうで、21種類をデザインした(未販売を含む)わたしは、感謝状とデザイン仕事に役立つプレゼントをいただいた。うれしい! こんなプロジェクトに関われていることに感謝です。  
The Grey-faced Buzzard versions of "towels to help protecting the local nature" are out now in Ichikai, Tochigi. Female is on the green towel, male on the white, juvenile on the blue. They sold more than 40,000 towels from this series in total by this March and gave me a letter of gratitude with a very nice present, which will be very useful in my designing job. I feel very happy!
新作は、サシバ版が雄と雌そして幼鳥の3種類も同時にできていて、すでにこの春から、栃木県の道の駅サシバの里いちかいで販売開始している。

これと思った色の刺繍糸を選ぶのがけっこう難しいので、最近は刺繍糸の色見本をいただき、それを手にわたしが糸の色候補を選ぶことになっている。この刺繍糸の色味本がなんとも美しくて見ていて飽きない……のだけど、光の具合で明るく見えたり暗く見えたり。色見本で見るのと、実際に刺繍されて他の色と隣同士になった状態で見るのと、色が違って感じられたり。一筋縄ではいかなくて、感覚が掴めるようになるまでが大変そう。

31 October 2022

ジャパン・バード・フェスティバル2022

今週末に千葉県我孫子市で開かれる鳥好きのお祭り、ジャパン・バード・フェスティバルに参加します。
今年のポスターの原画を描かせていただきました!
Japan Bird Festival will be held on the 5th and 6th of November at Abiko, Chiba. 
I was honored to make the illustration for this year's poster. 
コロナにより20年、21年はオンラインのみだったので、現地開催は3年ぶり。ポスターが制作されたのも3年ぶり。
実は2020年に向けて描いたものだったので、今年の会場変更で、絵に描いた水の館がフェスティバル会場ではなくなってしまったのは、ちょっと残念だけど仕方ないこと。
いろいろ制約はあっても、こうしてまたお祭りができる日々が戻ってきたのはとてもうれしい。

当日は、アビスタ1階で日本ワイルドライフアート協会有志による「鳥に魅了されたアーティストたち」の展示コーナーで、このポスター原画と『はばたけ!バンのおにいちゃん』の原画一枚を展示します。

またアビスタ・エントランスのテントブース「鳥に魅了されたアーティストたち」にて、絵本や版画の販売をします。
『はばたけ! バンのおにいちゃん』の原画と同じ判子を作ったハガキサイズの版画。
子どもと公園を散歩しながら見た鳥を描いたシリーズ。版画一版に水彩で手彩色。

会場でみなさんにお会いできるのも楽しみにしています!

26 August 2022

にじいろえほん箱20+1周年記念

戸塚区にある絵本文庫、にじいろえほん箱 20+1周年記念にと版画制作をご依頼いただいた。 
個人宅の一室で、月に2回、お話し会を開き、絵本の貸し出しをしてくださっている。20年続いているとは、すばらしいことだ。
虹に合いそうな横浜の住宅地にもいる生き物を集めた。
I made a hand-coloured linoprint for the 20th anniversary of the private library for local children in Yokohama. 
 The original is now framed and displayed in the room.
The design was also printed on tote bags. 
紙芝居を借りても入る大きなサイズのトートバッグにプリントした。
また、9月25日の「ありがとうの日」の午後に、にじいろえほん箱代表のはやかわしほさんと『えほんとわたし』という題で対談します。
子どもの本& クーベルチップさんのブックマルシェもあるので楽しみ。

25 June 2022

石山生産獣医科のロゴ

While ago, I was asked to make a logo for my friend from uni, who is starting to become a self-employed vet. 
農工大の野生動物研究会の先輩である石山大さんが今年開業されたので、そのロゴを作らせていただいた。

 牛の顔を子宮に見立てるという斬新なアイディアでご依頼を受け、どうまとめるか一緒に考えつつ仕上げた。

千葉県を中心に活動されている石山生産獣医科のHPはこちら
HP内でもいくつかわたしの牛の絵を使っていただいています。