飛びものスケッチは苦手だ。双眼鏡で追うだけだって大変なのに、それを紙に写し取るなんて、できるわけがない! と感じつつも、上手く描けるようになったら、一番スケッチの良さが出る場面だとも思う。
そこでフィールドスケッチ会を東京湾フェリー上で開催して、フェリーについてくるカモメ類やトビを描こうという企画を作ってみた。
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以前に乗った際は、本当にたくさんのカモメ類が間近を舞っていたのだが、行楽シーズンから外れていて餌を上げる乗客がいなかったせいか、鳥の数が少なかったのがちょっと残念だった。こういう企画を上手く作るのは難しい。
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飛んでいる鳥を描くときは、細部にこだわらずに翼の角度と、風の向き、その鳥に働いているエネルギーを考えて線を引くんだ、とわたしが尊敬する鳥のスケッチの巨匠ジョン・バズビー氏はおっしゃっていた。フェリーから見ると、鳥が飛んでいる高さと自分の位置がほぼ同じになるので、鳥が受けている風の向きや強さを肌で感じられるところが良い気がする。
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I do not think I have enough photographic memory to draw flying birds...
金谷ではトビをスケッチ。一度で描けなくても、数羽が旋回していれば、同じ角度の個体を見て、描き足すこともできる。
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割と近くを飛んだ個体を双眼鏡で見ていたら、振り向くようにこちらをジロりと見てきたので、その様子を捉えたいと思ったのだが、ちょっと頭が大きくなり過ぎたかも。
一番下の画像の左にいるウが素敵です。これからまた一段と寒くなると思いますので、お風邪等召しませんように〜!
ReplyDeleteいきなり視界に飛び込んできたウでした! 大雑把にこんな感じっというように形がとれるとうれしいですね。
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