あずきのチカラというお腹を温めるピローだ。電子レンジでチンをして使う。ピローの中に入っているあずきは水分を多く含むため、その水分が蒸気となってでてくる、蒸気温熱によってお腹が温められるというものらしい。
体調を崩していた伯母に母が買ってきたのがはじまり。伯母が「ほんのり暖かくて気持ちがいい」と絶賛するので、母が祖母にもひとつ買ってきた。
どんなものか、とこっそり開けてみたら、丸くて平べったくて、片面がこげ茶色で、反対側は肌色・・・・・・小さいころのわたしのトレードマーク『おだんごぱん』そっくりだった!!
ロシアの昔話に出てくるおだんごぱんを子どものころ、"こげおだん"と"生焼けおだん"の二色で作ってもらい、枕からリュック、髪留めに至るまで、わたしは全身、おだんごぱんだった。

ぼくはてんかの おだんごぱん
注)本物のあずきのチカラには、顔はついていません。
夜中、みんなが幸せそうにあずきのチカラをお腹に乗せて寝ているところを想像すると、それだけでたのしい。
祖母があずきのチカラをプレゼントした人は、「寝ている間に、どっか行っちゃうから、朝、どこにあるだろうと探すのが、また楽しいのよ」と言っているらしい。