同じように絵本作家を目指している大親友と同じ屋根の下に住んでいるけれど、普段は日の出前から夜中まで自分の部屋で作業をしていて、ほとんど会話もしないし、ご飯も勝手にそれぞれに済ませている。一緒に住んでいるのに食事も供にしないで、夜にのんびりテレビを見たり話したりする時間も取らないなんて、相当な変わり者だと、いろんな人から言われる。でも、そんな優雅な生活を楽しんでいる場合ではないという切迫感が二人の間にはいつもある。
出版してもらえるかどうかも分からない絵本作り、ポートフォリオを充実させるための絵やイラストの制作は、わたしたちにとっては「本業」だけれど、世間一般から見れば、まだ「趣味」の領域だ。
だからもちろん、いますぐお金になるバイトや小さな仕事をたくさんこなして、その合間の「余暇」に、自分の制作をしなくてはならない。何かを作るのには時間がかかる。それにくわえて日々、遊び時間を設けるわけにはいかないのだ。
どうせイギリスで遊んでいるんでしょうってみんなから思われている気がする、と友達。でもむしろ、移動中も電車の中の人をモデルにデッサンの練習をしたりして、ひとときも完全な休憩時間を設けていないのが、わたしたちだ。他のアーティストは、スタート時はどんな生活をしていたのだろう、と時々気になる。
Recently I designed the YBIRD's advertisements in the BIRDER magazine and the newsletter of the Wild Bird Society of Japan.
真ん中が野鳥誌1月号、右側がバーダー2月号のワイバードの広告。
O氏、写真をどうもありがとう!
My stone curlew print was included in the RSPB Cambridge group's field trip report!
素敵な文章ですね
ReplyDelete若いころの苦労は、とても大切な事
デッサン、文章、構想等の技術は、もちろん最低限に身に着けなければならない事ですが、それと同じくらいに人とのつながりを大切にして行く事ができれば、きっと明るい明日が見えて来ますよ
その日まで頑張って下さいね。応援しています
お久しぶり。
ReplyDelete最初の数行、切実だね。
人から遊んでるって見られるの辛いね。
俺もフリーター時代は正直辛かったけど、世間の評価は気まぐれだよね。
なんにもできないけど、応援してるよ(^0^)
ヤマセミさん、
ReplyDeleteいつも励ましのお言葉、ありがとうございます。決まった道がないからこそ、不安にもなるけれど、いつまでも夢見ていられる幸せな面もある気がします。
サイモン先輩、
いろんな人から、いろいろ言われると、つい自分たちが進んでいる道を疑いたくなるのだと思います。
いまこの時間「遊んでいた」のか「仕事していた」のか、10年後くらいに蓋を開けてみたら、きっとわかる! "just you wait!"って二人でよく笑っています。