8 April 2021

桜ワークショップ

関東はそろそろ桜が散り「みーんな はっぱに なっちゃった」という時期。 
弘明寺の子どもの本& クーベルチップさんでの原画展も、おかげさまでたくさんの方に見にきていただき無事に終了した。 
The sakura season in my area is ending now.  
On the last day of March, I did a workshop to draw sakura using the same technique as my picture book.  

photo by 子どもの本& クーベルチップ

31日には絵本と同じ技法、スパッタリングで桜を描くワークショプを行った。
桜の花の形を切り、紙に置いて、上から網とブラシでスパッタリングして白い花の形を残す。
以外と難しいのが絵の具の水加減。少なすぎると全く飛ばないし、多すぎると飛ぶ粒が大きくなり、その間につい触ってしまったところが擦れてしまったりする。
今回は2時間という短い時間だったので、やり方を雰囲気をつかんでもらう程度に
桜の花を描いてみよう、切ってみよう、並べて上からスパッタリングしてみようと自由に作っていただいた。

実際にわたしが1枚の絵を描くときには、決めた構図に合わせて、数時間〜ときに半日は延々と桜の花や花びらを切り続けている。
クーベルチップの方から、切る桜の形や並べ方のお手本が合った方がやりやすかったかもしれないという声もいただいた。
ただわたしは、やり方やよく見えるコツは教えても、実際にどう描くかの形や構図についてはこちらで決めてしまいたくないなあという気持ちが強い。
これが正しいという絵ややり方があってそれを教える先生ではなくて、あくまでお互いにクリエーターの一人という気持ちでいたい。
桜の形のお手本は桜の花そのもの。そういう意味で、桜の季節に行って、ワークショップの場にスズメが落とした花を持ち込めたのは良かったなと思う。
スパッタリングしただけだと何だか分からない白い形。でもおしべやめしべ、萼を濃い色で描くと、とたんに花らしさを出す。白を際立たせるには、周りの濃い色が重要だ。

みなさん、とっても集中して、着物の錦みたいな素敵な模様を作ってくださった。  
photo by 子どもの本& クーベルチップ
昨年できなかったイベントをこうして開催できて本当によかった。 
3月の4週目には絵本ナビの今週の今日の1冊に入れていただいたし、4月7日には、絵本講師ふわはねさんのカレンダーの今日のえほんに取り上げていただき、谷佳樹さんのShowroomのライブ配信で朗読・紹介いただいたりもした。
1年前に出た本なのにこうしてあちこちで取り上げていただけて、本当にありがたいことだなあと思う。
そしておかげさまで3刷!
4月1日から商品の値札の消費税を含んだ総額表示の義務化がはじまった。これまでほぼすべてが定価は本体価格+税と書いていた書籍系は、すでに印刷してしまったものは、スリップ上部だけでも良いらしいが、何かしら総額が見えるように差し替えなくてはならず、けっこうな大変な作業だろう。そういえばと思って、先日受けとった3刷の裏を見たら、すでにちゃんと税込表示に代わっていた!

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