3 September 2021

ひらがな

ずいぶん前から「鳥×あいうえお」は作りたいと思っていたので、チビが文字に興味を持ったこの春からのんびりと作りはじめた。鳥だと全く身近にいない種をたくさん入れなくてはならないので、生き物全般にした。
I started making Japanese Hiragana version of animals&plants alphabet as a personal project.  Even just with this normal hiragana series, there are fifty of them.  So I wonder if I will ever finish them... 
2歳半から文字を覚えさせ早期英才教育というつもりで作っているのではない。作りたいが先にあり、これが文字を覚える過程で有用かを見極めるには、チビが文字を覚えはじめる前でないと実験にならないという、母親のひどく身勝手な理由にチビが付き合わされている真っ最中なのだ。ずっと前からなぜか「の」だけは覚えていたのだが、他の文字にも興味を持ちはじめたので、慌てて作りはじめている。 
10個作って、まだ5分の1。そんなにノロノロ制作していたら、全部覚え終わる頃にはチビが中学生になっちゃうよーと夫にからかわれる。
Artistically, it's more fun to arrange the letters and use it as a part of drawing. But when I think of children and foreigners who don't even know the shape of the letter, I believe it is important to keep the letter simple, visible and in orthodox shape.
アーティストとしては、文字の一部を動植物で表したりというアレンジを加えたい気もしたが、その文字の形すら知らない人に教えるには、文字自体はできる限り一般的な形で、見やすくしたほうが良いと思った。実際にチビを見ていると、「り」や「さ」のように書体によって、くっついているものと離れているものがあると、同じだと認識しにくいらしい。 
選んだ生き物は、できる限り身近なもの、チビが知っているもの、そして動物園動物や園芸種ではなく日本の野生種にこだわり(イチョウは入れてしまったが)、いまのところ標準和名の頭文字でそろえるようにしている。あとから、あーあの種を入れればよかったーというのもいくらかあるけれど、作りながら考えているのでそのあたりは仕方ない。

春から1週間〜数週間に1文字ずつくらい出来上がったのもあり、チビはけっこう楽しんでくれている。新しく文字ができると、それを使って言葉ができないか考えるのがけっこう楽しい。 作った10文字を全部使って書ける言葉として、今の所思いついた最良がこれ。
朝起きたら、夫がこんなのをつくっていた。
インテリアとして家の中に飾ったり、並べ替えて遊んだり。よく目にするものは、気付けば覚えているのが子どもだから、ひらがなと、身近な生き物の名前も同時に覚えてくれたら良いなあと思っている。
うちのチビはすでにずいぶん生き物の名前を知っているので、「さ」の文字はなんだっけーとちょっと考えてサンコウチョウがいるから「さ」とやっている。これを作って以来、絵本を見ていていきなり、「これ、す!」とか言ってくるようになったので、文字への認識が高まったのも確か。今、イヌタデが花をつけているので、「い」についているこれだよーと見せてあげたりもしている。

母が、商品化できないかなあと、ずいぶんたくさんのプロトタイプを作ってくれた。
誰か商品化してくれないかなあ。

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