15 March 2022

名前を調べる

観音崎で遊んだ。
チビ、夫、わたしの3人それぞれに心引かれた海藻を拾い、良さそうなもの、できる限り違うものを持ち帰って調べた。ちぎれて漂着し、半分乾いてしまった海藻の名前を調べようと思うと、生態写真とも乾燥標本とも似ても似つかなくてかなり難しい。 
漂着したワカメもちゃっかり拾い、夫がお味噌汁にしてくれた。漁業権の範囲外である砂浜にまで完全に打ち上げられているものに限り、採っても違法にはならないらしい。
We picked up several kinds of seaweeds and looked up their names. 
どうしても名前がわからなかった赤い海藻。押し葉にして上からスパッタリングしてみた。
鎌倉海浜公園に展示されているタンコロなる江ノ電の旧型車両を見にいった。逗子の運動公園にある京急の運転席には30分くらい座っていたので喜ぶかなとおもいきや、運転台が高く、抱っこしてもらわない限り見えなくて気に入らないという落とし穴が。この車両を運転するときは、運転士さんはずっと立ちっぱなしなのだろうか。
Seashells from Yuigahama, Kamakura.  
由比ガ浜で拾った貝。名前を調べるのに『海辺で拾える貝ハンドブック』がとても役立った。
親が真剣に調べていると、チビも真似をして図鑑を開き、気付けば「シマメノフネガイ」「チリボタン」なんて覚えているのだからおもしろい。名前はそのうち忘れてしまうだろうけれど、生き物にはそれぞれ名前があることが意識できて、同じ種類なのか違うのかを見分ける力、図鑑を開いて調べる癖がつけばいいなあと思っている。
木の実ご飯を作って遊んでいるのを見ても、同じ種類を集めて盛りつけたりしている。
Sketching the camellia petals and Japanese allspice. 
Bringing those back home, she thinks she ought to draw them first.  
チビが公園で落ち葉や実を集めてきてワイルドクッキングをしていると、楽しそうに見えるのか、周りで遊んでいる子がみんな集まって真似し出す。他のお母さんたちは、こんなこと全然やらせないのだろうか。
でも一人二人と飽きてまた滑り台やぶらんこに戻っていき、結局最後までやっているのはうちの子だけ!
Her Dad baked rice cakes and she and I sketched it at the top of Mt.Futago in Zushi. 2年ほど前に二子山に登ったときは、途中に何度も休憩し、おだててなんとか上まで行ったけれど、今回は勝手にとっとと上がってしまい、気付いたときには上にいた。

毎年3月11日になると、そろそろダイヤモンド富士が見られるなぁと夕方に、いろいろなことを考えつつ、西の空を眺める。この日はくっきり富士山が見えて、左上に太陽が沈んだ。ぴったり山頂は翌日だったが、曇っていて富士山も太陽も見られなかった。
11年経って世界の状況は良くなるどころか悪化していて、ロシアから輸入している分のエネルギーがどうなるのか、その制約の中で地球温暖化を解決するにはどうするのかを考えたときに、あの恐ろしい被害をもたらした原発による発電からすぐには手を引けない現状がある。その一方で、チェルノブイリ原発が戦争の武器としても使われかねない状況。 温暖化が原因らしい異常気象で、住みにくい土地が増えている矢先に、戦争でも住めない土地ができて難民が増えている現実。 
はたして11年前のわたしみたいに、チビは留学生活を謳歌できるのだろうか。

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