6 January 2024

お正月の鳥見

健康で楽しく生きていることのありがたさを実感したお正月だった。

我が家は、祖母が亡くなって、このお正月は帰省するところがなくなってしまったので横浜で年越しをし、元旦から鳥見旅に出た。
野鳥誌とともに入ってきたチュウヒを守るための寄付をつのるパンフレットを見て突然カブカが「チュウヒ、見たい!」などと言い出したので、
「見たいって言ったよね?」っとチュウヒのねぐら入り、ねぐら立ちを見る旅に即決。 
これまでは、たまたま目にする機会があった鳥を親が種名で呼ぶから何の疑問もなくそのまま覚えていたという感じだったけれど、5歳すぎてから家で図鑑を見て絵を描くようになったせいか、図鑑で覚えた鳥を「見たい」と言い出すようになった気がする。
We were watching Eastern Marsh Harriers roosting in Chiba when the earthquake happened.  Even though we were so far away from the epicenter, I felt the earthquake.     
We also watched male and female Hen Harriers roosting.   
ねぐら入りを見ている真っ最中に、地震警報を聞いた。能登と言われ、そんな遠いところ、警報間違い?などと思ったとたん、湿地のせいか妙にぐらぐら揺れた。 
こんなに遠くてもこれだけ揺れたなんて、と石川県に帰省していた幼稚園の友達の状況をはじめ、能登の被害を想像して怖くなった。
寒い寒いと言いながら粘ったおかげでハイイロチュウヒも雌雄見れ、翌朝はハイチュウを見送ってから、初日の出ならぬ二日・日の出を拝んだ。 5歳児、ハイチュウは幼稚園のサンタが持ってきたお菓子ではないことを覚えました!
ヨシガモ(Falcated duck)
ノスリ(Eastern buzzard)
万羽トモエガモも見に行った。湖面に浮かぶ群れをスケッチしていたら、おそらく猛禽類に驚いて一斉に飛び立ち、空にトモエガモの龍が舞った。
平な探鳥地で、歩く距離が長めなのでカブカはキックスケーターで移動させた。2年前に来たときはストライダーだった。家の近くには、平らでまっすぐ走れる環境が道路以外にはないので貴重な機会なのだ。
小雨降る中の探鳥だったけれど、アリスイがいた! 
My husband found a Wryneck sitting on a bush and we watched it just about enough minutes to sketch it.

望遠鏡をのぞいて描いたカブカのスケッチ。この日は望遠鏡が2台あったので平和だった。

最後ははくちょうの郷へスケッチしに。
Swans caught the setting sunlight and soon after, the paddy field water turned pink as the sun went down.

高根台の祖母の家を引き払うに当たり、カブカを『じょやのかね』のモデルになったお寺に連れていけなかったことを心残りに思っていたので、大晦日は家の近くで除夜の鐘をつけるお寺を探し、母とカブカの3人でお参りしてきた。
夫はテレビ見ているほうがいいっと来てくれなかったので、出かけたのは、わたしの小さい頃の記憶そのまま、やっぱり祖母、母、子どもという構成。わたしが"子ども"でなくて"母"になっちゃったのは不思議な気分だ。 

赤と黄色のモミジが落ちている長い階段を登ったところにある本堂の上で、月が雲から見え隠れしていた。多すぎもせず少な過ぎもしない参拝客が思い思いに鐘をついていく。こぢんまりしたとっても素敵なお寺だった。 

いつも通りでないお正月に、新しい楽しみを発見できてうれしかった。 
階段を降りて、自転車の後ろにカブカを乗せていたら、ぼそっと「鐘の音がだんだん遠ざかる」だって!

No comments:

Post a Comment