28 August 2022

花火、そしてまた海

朝夕、少し涼しい日も出てきて、そろそろ夏も終わりが見えてきた。母が張り切って6月から買っていた花火をずっとやり損ねていたので、たいへん夏が終わってしまうと、あわてて楽しんだ。
We enjoyed some sparklers!
 

あまり怖くない手持ち花火は、ろうそくから自分で花火に火をつけて楽しめるようになった。
 

わたしはチビをスケッチしたいのに、わたしが絵を描いているとチビも「花火描くー」となってしまう。仕方ないから写真でも撮っておくかと思えば、自分も写真を撮りたがる。
チビに花火を楽しませるためには、わたしが純粋に花火を楽しまないといけないこと判明。
 


そして週末はまた海へ。 いつも駐車場が混んでいて行き損ねる天神島に久しぶりに入れた。


Playing at rocky shore on Saturday.


なんでも自分で捕りたい、そして捕れると信じているチビ。フナムシを捕まえようと苦戦中。
 

夏っぽいことを満喫した夏だった。

26 August 2022

にじいろえほん箱20+1周年記念

戸塚区にある絵本文庫、にじいろえほん箱 20+1周年記念にと版画制作をご依頼いただいた。 
個人宅の一室で、月に2回、お話し会を開き、絵本の貸し出しをしてくださっている。20年続いているとは、すばらしいことだ。
虹に合いそうな横浜の住宅地にもいる生き物を集めた。
I made a hand-coloured linoprint for the 20th anniversary of the private library for local children in Yokohama. 
 The original is now framed and displayed in the room.
The design was also printed on tote bags. 
紙芝居を借りても入る大きなサイズのトートバッグにプリントした。
また、9月25日の「ありがとうの日」の午後に、にじいろえほん箱代表のはやかわしほさんと『えほんとわたし』という題で対談します。
子どもの本& クーベルチップさんのブックマルシェもあるので楽しみ。

24 August 2022

水遊びの夏

この夏は、海に川に噴水に公園の池にプールとひたすら水遊びしている気がする。
Early July, little one got a swimming ring and was so happy paddling. 
7月はじめ、近くのホームセンターに買い物に行って、つい浮輪を手にしたら 「うきうき うきわ!」「うきうき うきわ でおよぐ」とチビ小躍り。 
そのフレーズなんだっけと思ったら文庫で借りた石津ちひろ『くだものだもの』、「キウイ うきうき うきわでおよぐ」だった。

 あんまり嬉しそうなので夫が真夜中になって「明日海、行くか」と言い出し、なんとか準備して遊んできた。 2年前(なぜか去年は行かなかった)、2歳になったばかりで海に行ったときは「なみ ざざーん こわい!」でぜんぜんダメだったけれど、今年は観音崎の湾内を選んだのもあり、ずいぶん楽しく遊んだ。
Mid July, splashing in a cold stream.  
  沢の冷たい水もぜんぜん平気。わたしは長靴で何一つ濡らさずに過ごしたのに、チビ、ラッシュガードでお腹まで浸かる。
 7月後半になってもう一度観音崎に行ったときには、すでにミズクラゲがあちこちぷかぷかしていて、弱ったアカクラゲも見つけた。 触ったら危ないと言い聞かせすぎたら、ちょっと海=怖いになってしまった様子。でも楽しそうに父娘でぷかっと浮かぶ練習してた。
海藻を拾ってきて、真水で荒い新聞紙に挟んでいたはずなのだが……あの新聞紙はいったいどこへいっただろうか。嫌な予感。
誕生日に夫の友人から水泳ゴーグルをもらい、夫とせっせとプールにも通って、顔を水につける練習もしている。
先日は一時帰国していた友人一家と湘南モノレールと江ノ電に乗り、ちょっとだけ七里ヶ浜の海に足を浸けた。やっぱり波はちょっと怖いらしく、手をつないで欲しがったけれど、波打ち際をぴょんぴょん跳ねながら何往復もした。
My Japanese friend's family in London was staying in Tokyo this summer and we did a short trip to Kamakura together. At the beach, I found this grass float with some barnacles! 
ガラスの浮き玉を見つけた! エボシガイがついたので、どうやら長い間海上を漂流していたものらしい。

夏休み最後の日だった昨日は陣ケ下渓谷へ。
わたしはサワガニ探し、チビはBB弾探し。

16 August 2022

Fourth Birthday

My little one turned four. 
チビが4歳になった。 
成長はまったく一直線ではないようで、夏休み旅行中などとてもおねえちゃんだったのに、4歳の誕生日を過ぎたとたんに、2歳になったのかと思うほど、なぜか毎日、ちょっとしたことで癇癪を起こしては泣いて泣いて泣いて泣きまくっていて、夏休みで四六時中一緒にいるわたしはほとほと嫌になっている。夏休み、早く終わらないかなあなんて、人生で初めて思った。
やっぱり預け先は子育てにおいては本当に重要で、それによって子どもも親も時間にメリハリがつけられる気がする。夫も母も祖母も伯母もチビの面倒を見てくれる環境にいても、夏休み、仕事がどんどん溜まりイライラしているのだから、ほかのお母さんたちはいったいどうやって乗り切っているのだろう。

でも去年に比べれば、格段にできることは増えたし、いろんなことを論理的にしっかり喋るようになった。
今年も誕生日パーティーは山の日に。
祖母と母が二人して、庭に咲いているタカサゴユリを切って花束にして持ってきたのには笑った。
夫がお昼のご馳走を作ってくれ、従姉妹にシフォンケーキを焼いてもらい、それにチビと母が飾り付けをしていた。
あまり上手に泡立たなかった生クリームを、チビがケーキの上を何度も往復して塗るので、逆にどんどんクリームがはげてしまいなかなか悲惨なことに! 大量に果物をのせて誤魔化す。  見た目はともかく、ケーキがおいしいのでみんな満足。  
Birthday cake baked by my cousin and decorated by little one and my mum.  
While her dad was cooking dinner, she was preparing one for her little dolls. 
And since I didn't have time to make a card for her, she made one by herself, drawing a bus and writing "happy birthday"!
母が誕生日プレゼントに果物と野菜柄の布で、このとてもかわいい夏のワンピースを作ってくれたのに、ワンピースは嫌だと渋い顔。Tシャツにズボン、電車柄、好きな色は青と、昔のジェンダー分けで言えば完全に男の子趣味になりつつある。ワンピースにおさげはそろそろ見納めかもしれない。

She's got an insect net and an insect cage for her birthday from her dad.   She is loving them although she still can not catch anything. 
We've been drawing whatever insects someone--mainly her dad--put in the cage.   She draws so well that I started to looking forward to and dreading the moment when she draws better than I do.    
今年のガーランドは踊り子。
真ん中の青地に緑の「4」は、なんでもわたしの真似をしたいチビが自分で作っていた。

10 August 2022

Summer holiday and nature sketches

We did several nature walks in grassland and woodland, too. 
Summer grassland was full of flowers and lots of Meadow Buntings although I didn't sketch any of them.
We spotted a large herd of deer in an opening. They looked a bit alarmed to be in the open and that made me think of "Bambi, a Life in the Woods" by Felix Salten.
清里で空き地に出てきた鹿の群れを見つけた。全部で80頭はいただろうか。
最近のチビは、わたしがやることを何でも真似をしたいお年頃。わたしがスケッチし始めると自分もとなるので、望遠鏡を取り合う羽目になる。やっぱりもう一台持っていくべきだなあ。


日常と違う鳥も少しは見られた。
クリックリッという声で気づいて、木々の間にキビタキの幼鳥を見つけたり、枯れ木を登るアカゲラを見たり、ちょこまか動き回るヒガラを見たり、キョロンキョロンとさえずるアカハラを見たり、夜にゴロ助ホーホーを聞いたり。
何よりも嬉しかったのがジョウビタキの幼鳥!!! チビ連れでふらりと歩き回っただけなのに、3家族の幼鳥、親鳥含め、10羽近くは見ただろうか。 噂には聞いていたけれど、こんなに繁殖しているのだと驚いた。
Juvenile Daurian Redstart. 
The redstart was considered to be a winter visitor in Japan but recently it has been spotted breeding in several highlands.   
白い斑が目立つ。
イカル(Japanese Grosbeak)
普段、寝ている時間は必死で仕事をしているので、なかなか寝顔を描く気になれない。旅行だからできる一枚。

9 August 2022

Summer holiday and farm animals

夏休み旅行は、富士五湖と清里を3泊4日でまわってきた。 

幼稚園ではひつじ組で、毎日のように先生たちから「ひつじさんは、今日は○○します。」などと呼びかけられているらしいのに、本物の羊を見たことがないチビのために観光牧場へ。
She is in Sheep Class in her pre-school but she hadn't seen the real animal.  So we visited a farm where she could feed and pet the sheep.   
はじめ怖かったのだが、パパがおとなの羊に餌をやっている隙に子羊に餌をやり、だんだん慣れてきて大きな羊にも手を差し出せるようになった。
生暖かい舌で舐められて、手が濡れる!
四つ足はスケッチし慣れていないから難しい。
お昼ご飯には、ちゃんとラム肉も食べた。
She also fed lamb with bottles of milk.
And this is what she drew afterward at a waiting space in a hot spring.

And we did kayaking in Lake Motosu.
本栖湖でカヤックし、少しだけ水にも浸かった。
夫の友人から、ちょっと早い誕生日プレゼントで水泳ゴーグルをもらったので、顔を浸ける練習も。
前日の雨風で湖の底の砂が動いていて、ちょっと濁りめだったけれど、それでも透明度が高い湖は、すべてがキラキラして見える。
 
The resort inn, which we stayed a night, had a goat in the garden. We sketched it together in the morning.
泊まったペンションで飼っていたヤギのムギ。

2 August 2022

夏祭り

町内会の夏祭りが3年ぶりに開催された。
チビにとっては初めての夏祭り。
On Saturday, a small community summer festival was held for the first time in three years.  There were no music, no dancing and no food stool but so many kids came out to enjoy the games and the one-man show. 
It was the first festival for my little one and she went there with a special Yukata out fit, which my mother made.   
 
チビがまだ0歳の頃に母が「これで浴衣を作る」と張り切って買った、金子みすゞの詩「淡雪」をイメージしたという布で作ってくれた浴衣を着せていった。帯は友禅染め作家、福原勝一さんのとうがらし色のスカーフで代用。
ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、コイン落とし。まだまだ難しかったり、ルールをよく理解できていなかったり。でもオマケで色々もらってきた。運だよりのくじは何気に一等を当てていた。
そして、できれば避けたいような、安っぽいプラスチックのおもちゃが家に増えた。
わたし自身、夏祭りの人形すくいでとった、かいじゅう−−いま調べる限りでは「こんなこいるかな」のキャラクターだったか。ちょっと違った気も−−をずいぶん長いこと大切に持っていたし、普段はぜったい買ってもらえないテトリスのミニゲームをもらったのも覚えているし、こうしたプラスチックおもちゃに懐かさを覚える。でもこれらを懐かしく思い、愛着を感じ、子どもの頃こういうのが好きだったと思っているのは今の親〜祖父母世代の話で、その前の世代にもなれば、それがもっと環境にやさしい紙や木のおもちゃだったんだろうなあとも思う。
子どもの頃に手にしてうれしかったものは、大人になって、たとえ頭で「環境に悪い」「体に悪い」などと思っても、大嫌いと否定できないところがある。でもだからこそ、子どもに与えるものは、考えてなくてはいけないのかもしれないとも思った。
ラムネは「辛い」と顔をしかめた。
Kids staring at the clown. 
大道芸人が来て、暑い中ピエロの格好をしてショーをしてくれた。そんなのだって、ここ数年、見る機会もなかったので、子どもたちにとっては良い経験になったと思う。

And the Dark Evening Brown came out from the chrysalis in the morning! 
クロコノマチョウ、羽化した! 夜に蛹が真っ黒になったので、翌朝は張り切って4時半から起き出し、うつらうつらしながら見張った。その甲斐あって、一部始終を観察できた。
蛹に対して、ずいぶん大きなチョウが出てきて驚いた。