25 February 2009

おだんごぱん

この冬、うちでとても流行っているものがある。
あずきのチカラというお腹を温めるピローだ。電子レンジでチンをして使う。ピローの中に入っているあずきは水分を多く含むため、その水分が蒸気となってでてくる、蒸気温熱によってお腹が温められるというものらしい。

体調を崩していた伯母に母が買ってきたのがはじまり。伯母が「ほんのり暖かくて気持ちがいい」と絶賛するので、母が祖母にもひとつ買ってきた。
どんなものか、とこっそり開けてみたら、丸くて平べったくて、片面がこげ茶色で、反対側は肌色・・・・・・小さいころのわたしのトレードマーク『おだんごぱん』そっくりだった!!
ロシアの昔話に出てくるおだんごぱんを子どものころ、"こげおだん"と"生焼けおだん"の二色で作ってもらい、枕からリュック、髪留めに至るまで、わたしは全身、おだんごぱんだった。


ぼくはてんかの おだんごぱん 

注)本物のあずきのチカラには、顔はついていません。

夜中、みんなが幸せそうにあずきのチカラをお腹に乗せて寝ているところを想像すると、それだけでたのしい。
祖母があずきのチカラをプレゼントした人は、「寝ている間に、どっか行っちゃうから、朝、どこにあるだろうと探すのが、また楽しいのよ」と言っているらしい。

19 February 2009

落書き



In my high school days, I used to doodle in a notebook a lot. It was my secret way to stay awake during dull lectures. But somehow I don't do that anymore in the classes of the university...instead I'm just sleeping?! Could it be because the lecture is done with Power Point, not with blackboad, or the class room is much bigger, or I'm just too sleepy.

18 February 2009

Hiroshima

I visited two world heritages in Hiroshima.



原爆ドーム(Atomic Bomb Dome)
空いた窓の向こうに見える青い空。



厳島神社(Itsukushima shrine)
どうして海の中に鳥居をたてよう、と思ったのだろう。

14 February 2009

門司港

ひどい風と雪混じりの雨の中、門司港レトロを観光した。横浜の赤レンガ倉庫そっくりな整備されたレトロな空間。1900年ごろに作られ、その後衰退、近年になって観光のために再開発されたという経緯も似ている。「作られた」という雰囲気がいかにも観光地!



門司へと戻る電車の中から、「本物」のレンガ造りの廃墟を見つけた。つい途中下車。
日本製粉門司工場原料倉庫跡で、1910年に造られたものらしい。ちなみに横浜赤レンガは1911年に2号館、13年に1号館が完成しており、ちょうど同じ時期のレンガ建築だ。

レンガ造りについてちょっと調べてみると、銀座煉瓦街の記述で、1872年に銀座一帯を焼いた「銀座の大火」の後、不燃化都市政策として煉瓦による再建がされたこと、その後1923年の関東大震災で倒壊したことなどがわかった。横浜開港記念館1909年、東京駅1914年、立教大1918年とその他のレンガ造りの建築年代を見ても、大火と大震災の間の一時期に集中している。秋に祖母と歩いた碓氷峠のトンネルや橋もレンガ造りだったと思い調べると、1892年に完成していた。中学の社会の自由研究みたいな課題があったら、レンガの歴史について調べるのに!

整備してきれいになった建物より、ぽつんと取り残されている廃墟のほうが、やはりレンガの盛衰の歴史を感じさせる。倒壊の恐れがあるから危ない、というのもよくわかるけれど、滅びている姿を残すことも大切な気がする。

12 February 2009

柳川



川下りコースの途中の茶屋。
風景は純日本なのに、ついタイを思い出してしまう。
交通手段が船というのに憧れる。運河の町に住んでみたい。



鬼のいない鬼瓦

31 January 2009

ようこそ、箭納倉へ



並倉 味噌製造工場だそうだ。
恩田陸の『月の裏側』を読み、はと笛をもらい、いつか行きたいと思っていた柳川に立ち寄った。こたつの入ったどんこ舟に乗り川下り。小説のようにノスタルジックな町だ。

Yanagawa in Fukuoka is famous for the moats around the town. Built in Edo era, they were used as flood control as well as the defense moat of a castle. There are narrow points underneath bridges that speed up the water flow after passing them. The openings are tipically shaped as V so that they can be accommodated both during dry season and flood.
I read that people used its water for their daily use until around 1930s. People drain the moats once a year to clean them.
I hope the klongs in Bangkok will be as clean as this moats...

25 January 2009

樹木医学実習

I walked aroud Tokyo as part of the field work for arboriculture class. Observing the scars from tree surgery from long time ago and recent treatment, we listened to the instructions. Maybe only those who were with me can understand my sketches below...



芸大美術館のなかのスダジイ(Castanopsis cuspidata var. sieboldii) 支柱で支える処理(上)と不定根誘導処理(下)。
幹が傷ついた部分から生じる根をパイプなどを使って地下まで誘導する処理が最近よく行われているという。うまくいけば樹体を支えるのに効果があるが、不定根を伸ばすために、逆に既存の根に栄養が行かずに弱体化する恐れもある、ときいた。
支えやパイプがあまりにあちこちについていて、なんだか痛々しい。こんなになってまで"生かされている"老木も、かわいそうな気がしてしまう。



谷中墓地内のスダジイ。コンクリートで空洞を充填する外科手術が行われている。腐朽部をすべて取り除き、殺菌などの処理をしたうえでコンクリートやモルタルで穴を塞ぐものだ。この木は、しっかりコンクリートを樹皮に似せる偽木処理までしてある。アートの世界だ。
でも最近は、こういう処理は全く効果がなく、返って健全な部分を傷つけるから良くないとされている。樹木がもつ自己貿防御機構に任せたほうが良いらしい。しかもコンクリートを壊せないため、2度目の処理ができなくなってしまうので問題だという。

実習のあと渋谷駅までみんなで歩いた。つい街路樹に目が行く。「道路の下は80㎝くらい固めてあって、根がはれないんだよね」「この木やばそうだね」 そんな会話をする大学生。

24 January 2009

はぐれヅルたち

たくさんいるマナヅル、ナベヅルの中に、ときどき違うツルがいる。メインの渡りルートをはずれ、マナヅル、ナベヅルについてきてしまった個体だと考えられている。



カナダヅルSandhill Crane, my favorite one.



ソデグロヅル(Siberian Crane)



クロヅル(Common Crane)
ナベヅルとクロヅルの交雑したナベクロヅルも含め、この日に飛来している全種を見られ、しかもどれもスケッチができて満足。

Cranes

Sketches from Izumi, Kagoshima. There was no need to focus, because wherever I aimed the telescope, cranes were there for me to sketch.



マナヅル(White-naped Crane)



ナベヅル(Hooded Crane)



お休み中のマナヅル
出水のツルの数には圧倒された。鳥の大群はそれなりに見ているけれど、ツルほど大きい鳥がこんなに間近でみられると迫力が違う。
ナベヅルは全世界の生息数の9割近く、マナヅルで約半分が出水に飛来するという。この数が、世界中のナベヅル、マナヅルの数に限りなく近いと思ってみると、12000羽という数字の重みが変わる気がする。

17 January 2009

大当とり



Bramblings on the electric wire.
川内でアトリが鈴なりの電線を見つけた!
鳥を見始めたころ、『鳥のおもしろ私生活』を読んで、いつか"アトリの当たり年"を見てみたいものだと思っていた。なんだか今回、一生分のアトリを見てしまった気がする。
あんなに一所にたくさんいたら、あっという間に餌を食べつくしてしまいそうだ。