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キジ(Japanese Pheasant)
この春、一番たくさん見たのがキジだった。
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ヤマドリ(Cooper Pheasant)
里山から奥山の間くらいにいる鳥、というイメージだろうか……。卒論調査中に、出てきてくれた。
どこまでが「都市」で、どこまでが「里山」でどこからが「奥山」なのだろう、と絵のキャプションを書いていて、ついもう一度、里山の定義を読み直してしまった。自然好きになって、もちろん里山と、その保全意義については学んだけれど、いまだに「こんな場所が里山」というのが、つかみきれていない気がする。
実際には、薪炭や落ち葉を日々の生活に利用しなくなった時点で、本当の意味での里山は無いも同然だ。そして保全のモデルといわれる場所に行くと、ミュージアムのような感がして妙な気分になる。人がそこで暮らしていたときのように必然的にできた風景ではないから、背後にある管理計画の存在が気になるのかもしれない。
自然保護をする人は大抵、「昔はよかった」といって、自分が子どもだった頃の風景を取り戻そうとしているように思う。
でも、昔懐かしい原風景は、わたしにとっては団地だし、自然といえば長期休暇に出かける高山のほうが身近だった。
そうなると、世代が変わるにつれて、保全活動によって出来るものもずいぶん変わりそうだ。
��点の絵、拝見させていただきました。
ReplyDeleteヤマドリの周りに偶然(意図的ですね)
できた光の環に、絵作りという意味で
共感めいたものや敬意を感じました。
それから、私にとっての里山も実は街の
中だったりします。街だ街だって言って
も、蛍もいるし、沢山の種類の鳥たちや
小型鯨類すらいて、結構大きな自然を
すぐ隣に感じたりもするんですよね(笑)。
キジとヤマドリ、いい絵ですね~。
ReplyDelete鳥を中心から気持ちずらしてみると、絵の背景部分とのバランスが、より生きてくるかもしれないです。
キジの雌の頭の向きの違いが臨場感を生んでいてとってもいいです。
メキメキと力を付けてきているように感じますね。
おじさんもがんばります!
あしながさま、
ReplyDelete水彩で森の中を描くのは、何とも難しいですね。ごちゃごちゃの葉っぱや枯れ枝をうまくテクスチャ的に表せないかな、とずいぶん試行錯誤してしまいました。
街中に小型鯨!いいなあ。
ヒヨ吉さま、
��鳥を中心から気持ちずらして
ヤマドリは、もう少し左に描いてもよかったなぁなんて、思いました。
ありがとうございます。