わたしの初の日本語絵本「アオサギのさかなとり」が福音館書店の「ちいさなかがくのとも」シリーズ11月号として出ました! 発売は10月5日頃で、10月中は書店に置いていると思います。
My second picture book, "Heron, the Fisher" will be out soon from Fukuinkan Shoten Publishers, Tokyo, Japan. It's a book about my favorite subject, bird, and in Japanese!
絵本のはじまりは2013年。行徳野鳥観察舎で行われたカワウ調査イベント、CCC(クリスマス・コーモラント・カウント)に参加し、自由時間に観察舎から見たアオサギだった。なんとしても捕まえた魚が呑み込めないでいるのを笑いながら眺めているうちに、話を思いついたのだ。
It's a simple nature based story about a heron catching a fish, all started from my heron watching in a nature reserve back in December 2013. I used vinyl engraving, linocut, monoprint, stencil and rubber stamp as media.
After Hedgehog, another little creature came to live with us, Mr. Heron. My funny mother had to make one from this book.
アオサギが魚を獲って食べるという単純な話だけれど、いざ絵本にしようと思うと、たくさんわからないことが出てきた。アオサギは大きな魚を突き刺すのか、直接咥えるのか、魚は呑み込まれたあと、どのくらいの時間で消化されるのか、ペレットとして骨などを吐き出すのかどうか。直接は描かなくても、知っておきたいこともある。
でもそんな疑問点には、アオサギ博士の白井剛氏(アオサギ・ネット)やバードリサーチの加藤ななえ氏、鳥が食べる魚に詳しい戸井田伸一氏が、丁寧に答えてくださり、また弘前大の佐原雄二教授にはラフの段階から文章、絵を科学的側面から細かく見ていただいた。
これまで魚を描いたことがほとんどなかったので、魚の取材にも出かけた。笹下つりぼりセンターでは、魚の天敵アオサギの絵本の取材にも関わらず、ヘラブナを小さな水槽に入れてスケッチさせてくださっただけでなく、釣り堀にやってくるアオサギの羽までお土産にくださった!
多くの方々のご協力を経て完成した経本。これを読んで、アオサギを見に行ってくれる子どもがいたら、うれしいな。
ついに!ですね。
ReplyDeleteおめでとうございます。
科学絵本にも、Tingさんの“いい風”がこれからも吹くことを願っています!
Hiyokichiさん、
Deleteありがとうございます。いつ始まったのかいつ終わったかも分からずに2年間、ずるずると制作していた気がしますが、ついに!です。
今日、買ってきました!
ReplyDelete近く、母にも届けようと思います
大物に苦戦する鳥には何度か出会いましたが、カワウもカンムリカウツブリも
”意地でも喰う!!”の気迫をみなぎらせて、悶絶しながらも飲み込みました
彼らのスゴいところは、すぐに次の狩りに行くところですねw
Tingちゃんのように、諦めるほどの大物を捕らえたところには出くわしていません。
ただ、巨大なタウナギを苦労して飲み込んだ後、数時間動かなかった(動けなかった?)
ダイサギは見たことがあります。
ぴくりとも動かない立ち姿は、胸焼けにひたすら耐えているように見えて
最初は笑っていましたが、だんだん気の毒に思えてしまいましたとさ
まみさん、さっそく買ってくださったのですね! うれしいです!
Deleteけっこう捕った獲物に苦戦している鳥、いますよね。そして彼らはその獲物に必死だから、こちらとしては良く観察できる、という魅力が。
大きい餌を丸呑みすると鳥もやっぱり「食べ過ぎて気持ち悪い」となるのかなー(笑)
東郷さん、おめでとうごさいます!
ReplyDelete研究室の3つ上くらいの、旧姓、谷川と申します。以前、研究室の飲み会でかわいいお手玉やブックカバーに
感動したものです。(今も大事に飾ってあります♪)
今、福岡で、夫と息子2人と暮らしているのですが、2歳の下の息子に届いたちいさなかがくのともの封をあけて
大変びっくりしました。急いで作者紹介の冊子をみて、東郷さんのお写真があったので、とっても嬉しかったです。
これから本を読み聞かせするのが楽しみです。アオサギも大好きなので。
これからも東郷さんのご活躍を楽しみにしております。
大野敦子
いや、3つ上じゃないですね。。もっと上でした。。。(笑)
ReplyDelete谷川先輩、うれしいコメント、ありがとうございます。研究室で、でしたっけ。お会いしたの覚えていますよ。
Delete2歳からちいさなかがくのともとは、博物学者に向けて英才教育ですね!
息子さんの反応、こっそり教えてください。全然好きじゃなかったとか、飽きちゃったとかでも、なんでも。やっぱり絵本は子どものために作りたいので。
お返事ありがとうございます。
ReplyDeleteさっそく寝る前に読みました。テーブルの上に置いていたら、「これよんで~」って。
4歳の子も2歳の子も真剣に見入ってましたよ。ユリカモメのところでちょっと険しい顔になり(笑)、4歳のお兄ちゃんが「ほんとうににげきったのかなぁ・・・」とか言ってました。「アオサギかぁ」って言ってたので、名前を憶えられたかなと思います。最後まで聞いてくれましたよ!
ちいさなかがくのとも、本当にいい作品ばかりです。そして「この絵本、お母さんのおともだちが作ったんだよ」ってお話したら、すごく驚いていました!
わー!うれしいフィードバック、ありがとうございます。
Deleteそのうちどこかで本物のアオサギが魚をとっているところが見れたらいいですね。
こんにちは。絵本を買った者です。昨日のバードフェスタでもお会いしました。
ReplyDeleteアオサギは、日比谷公園でザリガニを飲み込んでいたのを観て驚きました。あのザリガニもとけていったんですね(笑)
アオサギじゃなくてダイサギですが、3メートルくらいのところで魚を捕まえるところを観たことがあります。
この絵本のアオサギのようにじっと水面を見て待ち伏せして、ぱっと捕るという感じでした。
幸い、小さい魚なのであっという間に飲み込みました。
カワウがアカエイを飲み込めず、悪戦苦闘しているのは観たことがあります。まさにこの絵本のアオサギ状態でしたね。
お返事がおそくなってしまい申し訳ないです!
DeleteJBFに来てくださったとのこと、どうもありがとうございます。
小さい魚だと、採っては食べ、採っては食べ、としているのも見る事ができますね。
カワウがエイを加えて右往左往しているところ、わたしも見た事があります!