26 January 2020

モグラのくらす世界

横浜自然観察の森の森の生きもの講演会、「知りたい!モグラのくらす世界」に参加してきた。講師は国立科学博物館の川田伸一郎氏。
何しろ今、仕事でモグラを描いているのだ。お話のイラストなので、描いているのは服を来たモグラなのだが、それでもモグラという設定である以上、生き物としてのモグラがどんな形をしているのか、どんな動きをするのか気になる。しかも地中で生活する生き物だけに、写真資料などがどうしても少ない。



モグラの生態はまだ不明なことが多く、きちんとした研究成果としてまとまっていることは少ないというが、川田氏がモグラの分類の研究のために長年モグラを捕獲する中で知り得たことをたくさん教えてくださった。
剥製もたくさん持ってきてくださって、見放題! モグラの特徴でもあり、他の生物と一番違うと感じる前足の形を、よく見ることができたのが絵を描く上では収穫だった。
モグラは巣の近くに必ずトイレを作るが、そのモグラのトイレからしか生えないキノコがあるという。だからそのナガエノスギタケが生えていれば、必ずその下の近くにモグラの巣があるそうだ。ナガエノスギタケ、見つけてみたいなあ。

モグラは動物質のものなら魚でもカエルでもネズミでも何でも食べるという。でも野菜は絶対に食べないそうだ。ということは、ハリネズミとモグラが「レタスとラディッシュと、イチゴと、キャベツとおいしそうなかたつむり」のごちそうを食べるシーンで、モグラが食べたのは、かたつむりしかないのか。架空のお話でも出来る限り本物らしくしたいので、ついついそんなことが気になる。



I join a talk & workshop event about moles at Yokohama Nature Sanctuary. Currently I am illustrating a story about a mole but I had only seen dead ones and stuffed ones and never a live one before. So it was a wonderful opportunity for me to see one moving about on the ground, digging a soil and even swimming in the water!  



I learned that moles can swim very well! It must be a skill to survive floods.
I was thinking of the "Little Gentleman" by Philippa Pearce. I can't remember exactly, but wasn't there a flood scene? I must read it again.



帰り道、ウソの群れに会った。全部で6羽の群れ。カエデの実とウツギの実を食べていた。お腹の赤い雄もいた。



長い間、同じところに止まってウツギの実を食べていた個体。動かずに取れる側の実が全部無くなっていた!

こうして色々勉強する機会があり、参加させてもらえるのは幸せだ。

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