数分の差で太陽が水面から顔を出す瞬間は見逃してしまったけれど、久しぶりに朝日を見た。
朝から晴れ。
「きょうは たびびよりだ」
7時頃、ヒヨドリたちが林のあたりをぐるぐる飛びはじめた。最初の群れが確実に海へ出て渡ったと思ったのは7時半過ぎだった。そこから9時過ぎまで10近い群れが次々に海へと出ていった。
飛び出すのは城ヶ島か館山方向。でもそのうちだんだん風に流されて南へ行っているような気もする。やっぱり伊豆諸島へ行っているのだろうか。だれかぜひどこへ行くのか追跡してほしい。
遠く海上でハヤブサが群れをアタックしていて、1羽捕獲したのを見た。
Last weekend, we went to the head of Manazuru peninsula to see Brown-eared Bulbuls' migration. It's the place where I got the idea for my picture book "A Perfect Day for Traveling."
Since my little one has been reading the book since she was little, I wondered how she would feel and react to the actual migration scene. She watched the bulbul flocks go and come back and cited some phrases from the book.
At ten thirty, we were already hungry and had a nice coffee and snack. Little one was very happy with her banana juice.
Although, she looked having more fun soaking the dried seaweeds in sea water and making them soft.
チビはヒヨドリの群れが林に入っていくのを見て「もどれ もどれ、はやしにもどれってやっているの?」などと聞いてはくれたけれど、落ちている海藻を海水に浸して柔らかくし、バケツのなかでぐちゃぐちゃするほうがよっぽど楽しいらしい。家の中だろうが、遠く離れた岬だろうが、いつもなら寝ている早朝だろうが、後ろで波の音にヒヒヒヒヒヒヒというヒヨドリの騒がしい声がしていようが、バケツとちょっとの泥や石と、ぐちゃぐちゃできる植物があれば、いつまでも遊んでいる。おかげで一カ所に数時間いられるのでこちらは助かっている。
でも何気にいろいろなものをよく観察してもいて、
「なんで 海は青いのに、もぐるときは白くなるの?」(波しぶきの白いことを指している)などと聞いてきたりもする。