21 April 2025

第33回フィールドスケッチ会

東京港野鳥公園でフィールドスケッチ会を開催した。ヒヨ吉さんが書いてくださった公式ブログはこちら
We had a field sketch day at Tokyo Port Wild Bird Park.  It was a nice warm day to be outside.  This bird park has several bird watching hides just like those of British nature reserves so I could pleasantly sit and paint.   
ハイドに座って最初に描いたのは下の絵。それぞれの鳥の大きさを意識しようと努力したけれど、遠近と合わせるとだんだんわからなくなってきた。手前のジシバリやカラスノエンドウ、スイバの雰囲気がいいなあ、ちゃんと入れたかったと思い、上のを描き直した。

東京港野鳥公園はハイドがあるので、机にスケッチブックを置いて、双眼鏡を片手に持って絵が描ける。机があることでちょっと重たいスケッチブックも、絵の具も持つ必要がないからとっても快適だ。そういえばイギリスはどの保護区もこんなだったなあ。スケッチブックに絵を描いている人も多かったなあ。

コチドリが見られたのがうれしかった。 

カブカ作の巣にいるアオサギ、クマバチ、そしてコチドリ。
帰りがけにニレの木の実をついばむカワラヒワの群れを見つけてスケッチした。

14 April 2025

東京都の保護上重要な野生生物の戦略的保全方針

東京都環境局のお仕事で、冊子『東京都の保全上重要な 野生生物の戦略的保全方針』の表紙と裏表紙、中のイラストを数点描かせていただいた。

I illustrated the cover, the back cover and some interior illustrations for this leaflet about wildlife conservation in Tokyo. 
こちらから見られます。 
3つの環境と20種ほどの生き物が入った絵というご依頼。さあ、どこに何がいるでしょうか?
裏表紙は伊豆諸島や小笠原のイメージ。
かながわトラストみどり財団の機関誌「ミドリ」で連載させていただいていた「親子で鳥日記」も4回目の今回で最後。春号はガビチョウのどんぐり割り台について書いています。 機会がありましたらお手に取ってご覧ください。
Spring issue of Kanagawa Trust Midori and I wrote and illustrate about a Hwamei feeding on acorn during winter.

11 April 2025

入学式

Kabuka started school this April. And we moved house, just one station away but a whole new environment for her. 
カブカ、小学一年生になりました!

そして我が家は隣駅に引っ越しました。住所が変わっていますのでご注意ください。 入学準備は段ボール迷路の中。何をするにも、探し物からで大変だった。

桜の咲いてる入学式からの1週間が終わり、今日は給食も食べてきた。友達は誰もいない環境でのスタートだったけれど、たくましくすごしている様子。

 新居にわたし宛に届いた郵便物第一号は庭しんぶん4月号で、「春を味わう」絵本セレクションに『さくらがさくと』を載せてくださっていました。うれしい。

引っ越し真っ最中だった3月30日、さくらがさいたので、弘明寺に息抜きにお花見に行ってきた。
クーベルチップさんに、スタジオポーキュパインの川嶋さんとかんちくさんに会いにいく。『あたらし島のオードリー』と『かるがものひなちゃんおんなじおんなじ』をゲット。行く前は、「ペラペラお話する時間の2倍、川で遊ぶって約束だよ!」とカブカ。でもポーキュパインのお二人とカブカも楽しそうにペラペラ喋ってた! 
 ツバメが10羽くらい、川の上空を飛んでいた。この日が今年初認。

16 March 2025

真鶴・湯河原・根府川

15日土曜日、飛ぶ魚さんへ搬出に伺ってきた。芳名帳を見ると、思った以上に本当にたくさんの方が見にいらしてくださっていて、作品をご購入くださった方もたくさんいらして、とてもうれしかったです。本当にどうもありがとうございました。 
1月半ばの搬入にはじまり、この展示のために4回真鶴へ出かけたので、その度に少しずつまわりで遊び、ずいぶんこのエリアを楽しんだ。
On Satureday we went to the Gallery Cafe Tobusakana to pick up my original prints that had been displayed there for a month.  I learned that so many people came to see my show and several prints got sold! 
Thanks for this opportunity, we enjoyed the Manazuru area so much. This time, lots of Okame cherry trees were in full bloom! 
 行きがけ、石橋インターを降りたところの山に桜が咲いていて、カブカが「『もう いいかあい? はるですよ』(富安 陽子 文 / 松成 真理子 絵)みたいんだねえ!」と言い出した。根府川は河津桜ではなく、おかめ桜まつりをしていた。家の近くにもオカメの木が2本あって親しんでいる種だったのもあり「ここは、オカメなんだねえ、帰り絵を描こうねえ」と約束していた。帰る頃には冷たい雨が降っていたけれど、なんとか桜が見えて車も止められる場所を見つけて、ちょっとだけスケッチした。空が暗かったから、絵本の印象とはずいぶん違う絵になってしまった。
午前中は琴ヶ浜で少しだけ磯遊び。アメフラシがたーくさんいた。小さな魚2種類(まだ調べつかず)、ハゼの仲間、エビの仲間などを捕まえて絵を描いた。

2月16日、真鶴岬の朝はヒヨドリでいっぱいだった!  数千羽はいただろうか。お林は樹冠が高いのでよくは観察できないのだけれど、飛び交う鳥がみんなヒヨドリ。声もすごい。
渡りの通過点とぼんやり思っていたけれど、渡り損ねたのか、居心地がよくて居着いているのか、ヒヨドリの大越冬地になっているのだと知った。どういう個体が渡ろうと思うのか、どういう個体が残ろうと思うのか、とっても気になる。
磯まで降りるとフグがたくさん落ちていた。お腹側にも白斑があり、調べてみたらホシフグらしい。 冬に大量漂着したという記録が各地であり、どうやら水温の影響によるものらしい。
カラスザンショウにメジロが15羽くらいきていた。これも数の多さにびっくり。

1月13日の午前中は幕山公園とその先の林道を歩いた。久しぶりにたくさんのアオジとジョウビタキに出会えたほか、ビンズイ、ルリビタキ 、カワガラス、ホオジロ、ソウシチョウなど。
Olive-backed Pipit.
そしてなんとニホンジネズミの死体を拾った。
顔が尖っていたのではじめヒミズ?と思ったけれど、しっぽがネズミっぽく、耳が大きい。背中に傷があったがとってもきれいな亡骸だった。 図鑑を読むと、このトガリネズミの仲間は独特の体臭があるせいで、捕食者が捕まえても食べずに放置するからではないかと書いてあった。カブカがスケッチをしていて、足の裏にボツボツの突起があると気づいた。肉球のようなものらしい。 せっかく見つけたので死体は帰りがけに生命の星地球博物館に届けてきた。
On the 13th Jan, we walked around the Makuyama park in Yugawara and found a dead Dsinezumi shrew. It looked so untouched. Apparently, these shrews have an odor and predators leave them untouched.

7 March 2025

絵本文庫

Yesterday was the last day we could visit our local private library. It was a precious place for Kabuka where she could select the picture books she wants to read by herself. 
近くの絵本文庫に通える最後の日だった。 1歳半頃から未就学児の頃は月に2回、園に通い出してからは月1回行って、約80回くらい通ったらしい。ここで借りた本は貸出簿によればのべ347冊。 図書館がちょっと遠いのでなかなか子連れで行けず、図書館で借りる本はどうしても親がネットで見た情報を元に選んでしまうことが多かったので、子どもと一緒に選べる、本棚から選べる文庫の存在は貴重だった。お話会を含め、親が選ばない本を読む機会は大切! 
文庫で子どもをスケッチしていると、なんだこのお絵描きして遊んでいるお母さんは?と子どもたちが覗きにくる。
にじいろえほん箱のみなさま、大変お世話になりました。また機会を見つけて遊びにいきます。
「おやきって何? 食べたことない」と言い出したからと、母がおやきを作らせていたときのスケッチ。料理教室中、わたしはこうしてスケッチしちゃうから、延々にうまくならず。カブカはわたしよりは料理できる子になるだろうか。
ふきのとうを見つけ、「フキ味噌にできる?」とうれしそうに言い出す我が家の6歳児。自分で作らせてみた。 
フキ味噌は、祖母が大好きで、毎年アルミホイルに包んで大事そうに持ってきてくれたなあ。 わたしは夫が作ってくれる、フキボナーラ(フキ・カルボナーラ)が大好き。

12 February 2025

飛ぶ魚 展示風景

真鶴にあるギャラリー・カフェ 飛ぶ魚での「とうごうなりさ展」がはじまっている。 3月8日までの金曜・土曜日開催です。
>My exhibition is on at a lovely gallery and cafe in Manazuru (Yoshihama, Yugawaracho, Kanagawa) called Tobusakana.
「とうごうなりさ展」 
2025年2月1日(土)-3月8日(土)の金曜日と土曜日のみ 11:30ー17:00 
※金土のみなのでご注意ください。 
場所:神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜2000-12 アクセス:東海道本線真鶴駅もしくは湯河原駅からコミュニティバス又はタクシー。 

 2月15日(土)在廊予定です。
初日は真鶴駅からののんびり1時間くらいかけて飛ぶ魚まで歩いて登った。 道中、ルリビタキ♀、花粉で喉がオレンジになったメジロ、シロハラ、ヤマガラなどを観察。そしてカブカが「あ!てんとうむし」とナナホシテントウを見つけてギャラリーに連れて行ったので喜んでいただけた。
このクッキーは、初日のトークイベントの参加者へのお土産として作ってくださったあかちゃん絵本クッキー!よくできてるー!
夜は、ギャラリーの方、この絵本の編集者さんたちとめちゃくちゃ豪華な夕食会。いろいろお話して楽しかったです。 

初日の2月1日はトークイベントをさせていただいた。
いらしてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
「子どもといっしょの自然観察と絵本作り」というお題をいただたので、前半は『きょうはたびびより』と『あかちゃんのおさんぽえほん』3冊を中心にわたしの絵本作りについて、後半は子どもとの自然観察×絵本についてお話しした。いつにも増してカブカがお邪魔虫だったけれど、みなさんが温かい目で見てくださり助かった。

29 January 2025

第32回フィールドスケッチ会

葛西臨海公園でフィールドスケッチ会を開催した。
とっても久しぶりに参加者が2桁! お披露目会でたくさんのスケッチブックが見られて楽しかった。
公式ブログはこちら
We had a field sketch day at Kasai Rinkai Park. The sun was shining but the chilly wind was constantly blowing. I struggled to find a nice spot where I can avoid the wind and watch birds.
冬なのに鳥が少なめ。でもセンダンの木にヒヨドリとムクドリがひっきりなしに来ていて、良いスケッチ対象だった。ぶら下がって実を採るところが描きたいのだが、ほんの一瞬なのでなかなかうまく捉えられない。
センダンの実はヒヨドリには少し大きすぎるらしく、飲み込むのに苦労していた。ポンと上に放り投げてから器用にキャッチして食べていることもある。でもずいぶん下に落っことしてもいた。
センダンは乾いていて喉が乾くのか、よく近くの水路に水飲みに降りてもきていた。
 
落ち葉ごそごそ、シロハラ。 お披露目会時に、今年はなかなか見られないツグミも発見。みんなで楽しく観察した。
海側は森で風が遮られて、とっても暖かだった。ヒドリガモ、オカヨシガモの群れがいたのでスケッチ。
カブカはわたしが頭までしかスケッチできなかったオナガをちゃんと捉えていた。
アオサギ

11 January 2025

飛ぶ魚 とうごうなりさ展

My next exhibition is at a lovely gallery and cafe in Manazuru (Yoshihama, Yugawaracho, Kanagawa) called Tobusakana. 
2月1日から真鶴駅の山側にあるギャラリー・カフェ 飛ぶ魚さんで『あかちゃんの おさんぽえほん』を中心とした展示をさせていただきます。 真鶴岬で取材して作った『きょうはたびびより』の原画も持っていきます。
「とうごうなりさ展」 
2025年2月1日(土)-3月8日(土)の金曜日と土曜日のみ 11:30ー17:00
 ※金土のみなのでご注意ください。 
2月1日(土)14:00から、トーク会をします。(要予約、1500円) 
素敵な三つ折りリーフレットを作ってくださいました。
<ギャラリー・カフェ 飛ぶ魚> 
場所:神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜2000-12 
アクセス:東海道本線真鶴駅もしくは湯河原駅からコミュニティバス又はタクシー。
真鶴でのスケッチをもとに2点描いてみた。
2023年10月28日のジョウビタキのスケッチ 
2024年10月飛ぶ魚の森洋子さんの展示を訪ねた際のスケッチ。
 2024年10月、真鶴の日の出。