日本野鳥の会の会報、野鳥誌5月号の特集『夜の鳥を観察しよう』の松田道生さんの記事にイラストを大小4枚描かせていただいた。
I made watercolour illustrations on birds at night for the Wild Bird Society of Japan's news letter, May issue 2016. It was a good practice to draw all the birds in one peace with the background.
上のイラストは夜の森と高原、干潟とヨシ原で、どの鳥がどの時間にどう活動しているかを表すグラフ。
もうすぐ国際ドーンコーラスの日(5月1日)なので、それまでに夏鳥のさえずりを覚えて、夜と早朝の鳥を聞きに出かけたい。
24 April 2016
19 April 2016
Want some biscuits?
Last weekend I visited a place where we can see the Japanese Luehdorfia, the spring goddess. The butterfly only comes out for a short period in spring to mate and lay eggs under leaves of special plants like Asarum nipponicum.
So as we climbed the mountain, we gently flipped each leaf to look for their eggs.
And yes, we found many! The eggs were just like sparkling sprinkles on sweets.
Here are my imaginary biscuits!
ギフチョウの卵付き、カンアオイのクッキーはいかが? 売り上げの一部はギフチョウの保護に役立てられます。
本物を作る才能はないので、とりあえず絵を描いてみた。誰か作らないかな?
ギフチョウ (Japanese Luehdorfia)
一度は見に行きたいと思っていた春の女神。多くの個体が卵を生む場所を探しているようで、落ち着いて絵を描ける機会はなかなかなかった。
夏鳥ももう渡ってきているようだ。オオルリ、センダイムシクイ、ヤブサメ、そしてツツドリの声を聞いた!
ゴソゴソっという音がすると思うと、ここにも、あそこにも。山を歩いていて、何よりもトカゲの存在を感じた一日だった。
キセキレイがさえずっていた。
So as we climbed the mountain, we gently flipped each leaf to look for their eggs.
And yes, we found many! The eggs were just like sparkling sprinkles on sweets.
Here are my imaginary biscuits!
ギフチョウの卵付き、カンアオイのクッキーはいかが? 売り上げの一部はギフチョウの保護に役立てられます。
本物を作る才能はないので、とりあえず絵を描いてみた。誰か作らないかな?
ギフチョウ (Japanese Luehdorfia)
一度は見に行きたいと思っていた春の女神。多くの個体が卵を生む場所を探しているようで、落ち着いて絵を描ける機会はなかなかなかった。
夏鳥ももう渡ってきているようだ。オオルリ、センダイムシクイ、ヤブサメ、そしてツツドリの声を聞いた!
ゴソゴソっという音がすると思うと、ここにも、あそこにも。山を歩いていて、何よりもトカゲの存在を感じた一日だった。
キセキレイがさえずっていた。
17 April 2016
第11回フィールドスケッチ会
4月10日に谷津干潟でフィールドスケッチ会を行った。公式ブログの報告はこちら。
Sketches I made during the field sketching event on the 10th April at Yatsuhigata mudflat.
干潟が海水に覆われている間は、カモ類をスケッチ。
セイタカシギが止まっているときは下の絵を仕上げ、セイタカシギが羽づくろいをはじめると、上のスペースに動きをメモしていった。間接頭掻きポーズはおもしろい!
春眠、暁どころか昼も覚えず? うたた寝中のセイタカシギとカルガモ。お披露目会で参加者のスケッチブックをのぞいたら、やっぱり両方のスケッチをした方がいた!
Black-winged Stilt was the star of the today.
While waiting for the tide to go out, I drew a couple of wigeon. I realised that the female's back looked quite white because each feather has white edge, making beautiful scaly pattern.
ヒドリガモを描いている間に、潮が引き、メダイチドリがやってきた。
Lesser Sand Plovers.
横から見ると、けっこうスマートに見えるのに、正面から見るとおにぎり型。お披露目会で、メダイチドリを描くのが難しかったというのが話題になった。
Sketches I made during the field sketching event on the 10th April at Yatsuhigata mudflat.
干潟が海水に覆われている間は、カモ類をスケッチ。
セイタカシギが止まっているときは下の絵を仕上げ、セイタカシギが羽づくろいをはじめると、上のスペースに動きをメモしていった。間接頭掻きポーズはおもしろい!
春眠、暁どころか昼も覚えず? うたた寝中のセイタカシギとカルガモ。お披露目会で参加者のスケッチブックをのぞいたら、やっぱり両方のスケッチをした方がいた!
Black-winged Stilt was the star of the today.
While waiting for the tide to go out, I drew a couple of wigeon. I realised that the female's back looked quite white because each feather has white edge, making beautiful scaly pattern.
ヒドリガモを描いている間に、潮が引き、メダイチドリがやってきた。
Lesser Sand Plovers.
横から見ると、けっこうスマートに見えるのに、正面から見るとおにぎり型。お披露目会で、メダイチドリを描くのが難しかったというのが話題になった。
13 April 2016
二輪草模様
Walking in the wood the other day, I came across a community of the wind flower (Anemone flaccida).
"It will make a nice pattern," I said, looking at them from directly above. And I suddenly realised that I thought the same thing two years ago at the same place.
So I felt that I must make the pattern this year!
ニリンソウ。花びらのように見える萼片の枚数は、5枚、6枚、7枚、8枚のもあった。
こんなワンピースがあったら、いいな!
So I felt that I must make the pattern this year!
ニリンソウ。花びらのように見える萼片の枚数は、5枚、6枚、7枚、8枚のもあった。
こんなワンピースがあったら、いいな!
11 April 2016
SAKURA
Cherry petals are everywhere. The magical week of pink blossom seems to be over now.
Since I missed the season by being in Europe last year, I enjoyed all the aspects of it.
桜が咲くと、なぜかみんなが外に出てくる。普段、レストランにしかいかなさそうな人たちも、シートを持ち出しておにぎりを食べたり、果てはテーブルセットを持ち出して、焼き肉をしたり!
休日は、屋台と人でごった返している川沿いも、平日はちょっと静かで、アオサギがさかなとり。
I like the cherry blossom in the city but I love them more in the mountain. Only during this season, you can spot cherry trees from a distance. Every tree species has its own special colour in the spring pastel carpet: pale pink of Hill Cherry, white of Oshima Cherry, chartreuse green of Sawtooth Oak and lime green of another kind of oak.
Since I missed the season by being in Europe last year, I enjoyed all the aspects of it.
桜が咲くと、なぜかみんなが外に出てくる。普段、レストランにしかいかなさそうな人たちも、シートを持ち出しておにぎりを食べたり、果てはテーブルセットを持ち出して、焼き肉をしたり!
休日は、屋台と人でごった返している川沿いも、平日はちょっと静かで、アオサギがさかなとり。
I like the cherry blossom in the city but I love them more in the mountain. Only during this season, you can spot cherry trees from a distance. Every tree species has its own special colour in the spring pastel carpet: pale pink of Hill Cherry, white of Oshima Cherry, chartreuse green of Sawtooth Oak and lime green of another kind of oak.
7 April 2016
The Marriage of Eels
6 April 2016
Albatross Festival
The best thing about going back by ferry is that the journey itself can also be the birding highlight.
三宅島を出港してすぐから忙しかった。まずカツオドリ、そしてカンムリウミスズメが3羽、3羽、2羽、2羽……。
「アホウドリ、アホウドリ!」亜成鳥だった。
新島に近づいた頃、オオミズナギドリの群れ越しに浮いている、大きな白を発見。またアホウドリだ! 船が近づいたせいで飛び立ってしまったけれど、真横を通ってくれたので、しっかり成鳥だと確認できた。
"And a good south wind sprung up behind;
The Albatross did follow,
And every day, for food or play,
Came to the mariner's hollo!"
(The Rime of the Ancient Mariner by Samuel Taylor Coleridge)
アホウドリ
At one point, off the Toshima island, we even had five Short-tailed Albatrosses in a sight; one adult, two immatures and two juveniles. I did not know which one to look! It was my first time to watch the Short-tailed albatross. So as you could imagine, I was extremely happy!
I was told that the chance of seeing the Short-tailed has been increasing in the last few years probably due to the success of the conservation projects in Torishima and Ogasawara.
後半はクロアシアホウドリも何羽か確認した。「アホウドリより、筋肉質な感じ」と教えてもらったけれど、アホウドリが、ブーメランというか弓のようなカーブが印象的なのに対して、クロアシは翼が角ばっている気がする。一緒に飛ぶと、大きさの違いも歴然だ。
We saw at least twelve Short-tailed and four Black-footed Albatrosses during the journey.
三宅島を出港してすぐから忙しかった。まずカツオドリ、そしてカンムリウミスズメが3羽、3羽、2羽、2羽……。
「アホウドリ、アホウドリ!」亜成鳥だった。
新島に近づいた頃、オオミズナギドリの群れ越しに浮いている、大きな白を発見。またアホウドリだ! 船が近づいたせいで飛び立ってしまったけれど、真横を通ってくれたので、しっかり成鳥だと確認できた。
"And a good south wind sprung up behind;
The Albatross did follow,
And every day, for food or play,
Came to the mariner's hollo!"
(The Rime of the Ancient Mariner by Samuel Taylor Coleridge)
アホウドリ
At one point, off the Toshima island, we even had five Short-tailed Albatrosses in a sight; one adult, two immatures and two juveniles. I did not know which one to look! It was my first time to watch the Short-tailed albatross. So as you could imagine, I was extremely happy!
I was told that the chance of seeing the Short-tailed has been increasing in the last few years probably due to the success of the conservation projects in Torishima and Ogasawara.
後半はクロアシアホウドリも何羽か確認した。「アホウドリより、筋肉質な感じ」と教えてもらったけれど、アホウドリが、ブーメランというか弓のようなカーブが印象的なのに対して、クロアシは翼が角ばっている気がする。一緒に飛ぶと、大きさの違いも歴然だ。
We saw at least twelve Short-tailed and four Black-footed Albatrosses during the journey.
4 April 2016
自主フィールドスケッチ会・三宅島
三宅島で友人と自主フィールドスケッチ会をした。わたし自身は、一人でふらふらしていても、誰かと一緒にいてもスケッチしているので、やっていることは変わらない。でもスケッチを目的にフィールドに出て、最後にお披露目会をすることで、どう描くかへの意識が高まる気がする。
二人だけだったのもあり、はりきって朝5時から17時まで行った。
薬師堂林内に入ったのは、朝5時くらいだろうか。まだ暗くて静かだった。最初に鳴き出したのはアカコッコ、コマドリそしてハシブトガラス。三宅島のドーン・コーラスの始まりだ。
5:10ミソサザイ、トラツグミが「ヒ〜ヒ〜」と鳴き、ヤマガラ、ウグイスの声が聞こえ出した。5:15過ぎにヒヨドリ、キジバト、そしてコジュケイがやかましくなる。5:31にカラスバトが聞こえて、友人が今年初のイイジマムシクイの一声を聞き分けた!
We woke up very early and went out in the forest at around 5:00 for the island's famous dawn chorus. We heard this year's first Ijima's leaf-warbler on the 30th March!
When we started, it was too dark to sketch anything. But gradually shapes became recognisable and colours visible and it turned out to be the best time to watch the Japanese Robins (E.a. tanensis).
新芽を出したばかりのイヌビワの木でさえずるアカコッコ
6時をまわるともう朝らしい明るさになり、コーラスは一段落ついてしまった。コマドリ1羽が最後まで熱唱していた。
朝ご飯を食べて環状林道へ。伊豆諸島を代表する桜、オオシマザクラ。これは最初に絵の具で描いた上から鉛筆デッサンをしてみた。
下向きに花をつけるハチジョウイチゴ。上向きにつけるカジイチゴと競って咲いていた。
Many trees died from the volcanic gass after the eruption in 2000. But plant succession is evidently progressing. Field of yellow grass stretches almost to the top of the mountain and pioneer trees add bright fresh green colour to the scenery.
Pelagic Cormorants
お昼を食べてからは海沿いへ。うねりが岩にあたり大きな波しぶきを上げるのに魅せられて、釜方海岸に腰を降ろすことに決めた。ヒメウはやっぱり、ウミウよりも波に近い側にとまっている。
Japanese Cormorants
波がかかる心配が少ない岩の上でくつろぐウミウ。
最後は夕方に活発になる鳥を狙って坪田地区へと向かった。校庭にハクセキレイ。「あ! ホオジロだ!」
過眼線がないだけで、どうしてこんなにかわいくなってしまうのだろう? 友人名付けて "シマエナガハクセキレイ"。
家に帰ってからのお披露目会で、セキレイ類の形をとるのは難しいよね、という話になった。シルエットだけを見てもセキレイだと分かるのに、描き損ねるとすぐツグミになってしまったり、スズメになってしまったりするのだ。
二人だけだったのもあり、はりきって朝5時から17時まで行った。
薬師堂林内に入ったのは、朝5時くらいだろうか。まだ暗くて静かだった。最初に鳴き出したのはアカコッコ、コマドリそしてハシブトガラス。三宅島のドーン・コーラスの始まりだ。
5:10ミソサザイ、トラツグミが「ヒ〜ヒ〜」と鳴き、ヤマガラ、ウグイスの声が聞こえ出した。5:15過ぎにヒヨドリ、キジバト、そしてコジュケイがやかましくなる。5:31にカラスバトが聞こえて、友人が今年初のイイジマムシクイの一声を聞き分けた!
We woke up very early and went out in the forest at around 5:00 for the island's famous dawn chorus. We heard this year's first Ijima's leaf-warbler on the 30th March!
When we started, it was too dark to sketch anything. But gradually shapes became recognisable and colours visible and it turned out to be the best time to watch the Japanese Robins (E.a. tanensis).
新芽を出したばかりのイヌビワの木でさえずるアカコッコ
6時をまわるともう朝らしい明るさになり、コーラスは一段落ついてしまった。コマドリ1羽が最後まで熱唱していた。
朝ご飯を食べて環状林道へ。伊豆諸島を代表する桜、オオシマザクラ。これは最初に絵の具で描いた上から鉛筆デッサンをしてみた。
下向きに花をつけるハチジョウイチゴ。上向きにつけるカジイチゴと競って咲いていた。
Many trees died from the volcanic gass after the eruption in 2000. But plant succession is evidently progressing. Field of yellow grass stretches almost to the top of the mountain and pioneer trees add bright fresh green colour to the scenery.
Pelagic Cormorants
お昼を食べてからは海沿いへ。うねりが岩にあたり大きな波しぶきを上げるのに魅せられて、釜方海岸に腰を降ろすことに決めた。ヒメウはやっぱり、ウミウよりも波に近い側にとまっている。
Japanese Cormorants
波がかかる心配が少ない岩の上でくつろぐウミウ。
最後は夕方に活発になる鳥を狙って坪田地区へと向かった。校庭にハクセキレイ。「あ! ホオジロだ!」
過眼線がないだけで、どうしてこんなにかわいくなってしまうのだろう? 友人名付けて "シマエナガハクセキレイ"。
家に帰ってからのお披露目会で、セキレイ類の形をとるのは難しいよね、という話になった。シルエットだけを見てもセキレイだと分かるのに、描き損ねるとすぐツグミになってしまったり、スズメになってしまったりするのだ。
Birds on Miyake Island
The first morning after breakfast, we went to Izu misaki. There I saw the most peculiar sight, a female pheasant at the edge of rocky shore! In Miyake, pheasants are brought in from the mainland for hunting purpose. It's interesting that there are only records of releasing Red-necked Pheasants but the pheasants that can be seen currently on the islands are Japanese pheasants.
Izu Thrush, the island's special bird.
初日の朝から、木に止まったアカコッコを長時間観察できる幸運にめぐまれた。
Two Japanese Wood Pigeons were feeding on the ground.
そして初日の夕方には、地面で採食するカラスバトを発見。最終日に出会ったバードウォッチャー一行に、カラスバトを見たか、どこならしっかり見られるかと聞かれたので、やはり良い出会いはあまりない鳥らしい。
フキ味噌 Winter Wren (T.t.mosukei)
夕方、かなり暗くなってきた薬師堂で、オーストンヤマガラ4羽が追いかけっこ。じっとしているわたしたちのことは、もう目に入らないみたいに、あっちの枝、こっちの枝と目線の高さで飛び回ってくれた。
The Varied Tit (P.v.owstoni )was digging out an acorn under a big oak tree, probably the one he hid last autumn.
モスケミソサザイとアオノクマタケラン
ミソサザイもコマドリも、声の限りにさえずっているのになかなか姿が見つからない。どうも、彼らにとってはほんのちょっと高い倒木や枝先、でもこちらからは、下草に隠れてよく見えないところにいるようだ。
Japanese Cormorants
三宅島まで来ても、つい鵜類をスケッチしてしまうのは、農工大やど研卒だから?
Osprey
大路池の対岸にいたミサゴ。
ゴイサギ。
今回、アオサギ、ダイサギ、クロサギ、ゴイサギとずいぶん多くのサギ類を見た。でも三宅島でアオサギ、ダイサギなどが見られるのは春の渡りの時期だけだという。
島内に住むバードウォッチャーは多くなく、外からくる人は本土の普通種には注意を払わないので、こうしたサギ類やハクセキレイなどの記録は取りこぼしがちになるので、けっこう貴重らしい。
Piper kadsura
「ロングペッパーみたい!」と赤い実を見つけて言うと、友人がコショウ科のフウトウカズラだと教えてくれた。翌日、ヒヨドリが実を食べているところを観察できた。
アカコッコ。地面でがさごそしているのを見つけて双眼鏡をのぞき、よし、スケッチしてみようと思った瞬間くらいに、「ビュリリリリリリリ」っと、いま気づいて驚いたかのような、けたたましい警戒声をあげて木に上ってしまう。なかなか驚かさずに観察するのが難しい鳥らしい。
Izu Thrush, the island's special bird.
初日の朝から、木に止まったアカコッコを長時間観察できる幸運にめぐまれた。
Two Japanese Wood Pigeons were feeding on the ground.
そして初日の夕方には、地面で採食するカラスバトを発見。最終日に出会ったバードウォッチャー一行に、カラスバトを見たか、どこならしっかり見られるかと聞かれたので、やはり良い出会いはあまりない鳥らしい。
フキ味噌 Winter Wren (T.t.mosukei)
夕方、かなり暗くなってきた薬師堂で、オーストンヤマガラ4羽が追いかけっこ。じっとしているわたしたちのことは、もう目に入らないみたいに、あっちの枝、こっちの枝と目線の高さで飛び回ってくれた。
The Varied Tit (P.v.owstoni )was digging out an acorn under a big oak tree, probably the one he hid last autumn.
モスケミソサザイとアオノクマタケラン
ミソサザイもコマドリも、声の限りにさえずっているのになかなか姿が見つからない。どうも、彼らにとってはほんのちょっと高い倒木や枝先、でもこちらからは、下草に隠れてよく見えないところにいるようだ。
Japanese Cormorants
三宅島まで来ても、つい鵜類をスケッチしてしまうのは、農工大やど研卒だから?
Osprey
大路池の対岸にいたミサゴ。
ゴイサギ。
今回、アオサギ、ダイサギ、クロサギ、ゴイサギとずいぶん多くのサギ類を見た。でも三宅島でアオサギ、ダイサギなどが見られるのは春の渡りの時期だけだという。
島内に住むバードウォッチャーは多くなく、外からくる人は本土の普通種には注意を払わないので、こうしたサギ類やハクセキレイなどの記録は取りこぼしがちになるので、けっこう貴重らしい。
Piper kadsura
「ロングペッパーみたい!」と赤い実を見つけて言うと、友人がコショウ科のフウトウカズラだと教えてくれた。翌日、ヒヨドリが実を食べているところを観察できた。
アカコッコ。地面でがさごそしているのを見つけて双眼鏡をのぞき、よし、スケッチしてみようと思った瞬間くらいに、「ビュリリリリリリリ」っと、いま気づいて驚いたかのような、けたたましい警戒声をあげて木に上ってしまう。なかなか驚かさずに観察するのが難しい鳥らしい。
3 April 2016
三宅島
友人を訪ねて、三宅島に行ってきた。「この日の船のチケットを取ったから、よろしく!」っとメールするだけで、港から港まで、数日間の解説付き三宅観光をアレンジしてもらえるVIP待遇が受けられる機会を逃すわけにはいかない! おかげさまで島をくるくる、火山地形から鳥から植物まで、堪能してきた。
I visited Miyake Island, one of Izu islands, located 175 km southeast of Tokyo, to see my friend. It is a volcanic island erupted as recent as the year 2000. You can study many geological features like a whole area covered by ʻAʻā lavas, lava tree mold, scoria cone and caldera. It is also a bird island having several of our endemic species that can not be seen on the mainland Japan.
大路池
カルデラ湖なので在来の魚はまったくいない。でもいまは放流されたバスを釣る場所として密かに有名らしい。
My friend took me to a secret view point of Tairoike, the crater lake on the south of the island.
錆ヶ浜から三本岳をのぞむ。この日は年度末で島外に出る人が多く、フェリーはたくさんの紙テープでの見送りとともに出港していった。
シチトウスミレ(タチツボスミレの変種)
The Izu islands often have different variant species from our usual ones on mainland. Normally, they are the variations adapted to the life on the coast and have glossy, thick leaves. But it's very difficult to tell!
アツバスミレ(スミレの変種)
倒木の上から、新芽をたくさん出しているヒトツバ。
ハチジョウキブシ
2010年に訪れた時よりも、さらにオオバヤシャブシとハチジョウキブシなどの先駆植物があちこちに入り込んでいるように感じた。どちらも三宅島の景観を作る植物なので、しっかり絵を描きたいと思っていたのだが、どこにでもあることが災いして、最後まで残しておいたら、時間切れ。あんまりよく描けなかった。絵を描き出すと何日あっても足りない。
じっと座って絵を描いているからか、何度もイタチに遭遇した。植生が回復したのに伴って、さらに増えてきているのだろうか。
本土では減少が心配されているイタチだが、三宅島ではドブネズミやクマネズミを駆除するために導入された外来種で、いまはオカダトカゲやアカコッコ、ウグイスなど在来の生物への影響が心配されている、と生物学者目線のコメントを書いてふと、『ガンバの冒険』は、ドブネズミが主人公で、導入された恐ろしいイタチと戦う話だったなと思い出した。あれはもっと先の八丈島が舞台らしい。
Japanese Weasel is an introduced animal on Miyake island. Around 30 weasel were released during the 70s and 80s in order to get rid of rats. Now the number seems to be increasing to hundreds. Some precious native species like Izu Thrush and Okada's five-lined skink have been suffering from the predation.
I visited Miyake Island, one of Izu islands, located 175 km southeast of Tokyo, to see my friend. It is a volcanic island erupted as recent as the year 2000. You can study many geological features like a whole area covered by ʻAʻā lavas, lava tree mold, scoria cone and caldera. It is also a bird island having several of our endemic species that can not be seen on the mainland Japan.
大路池
カルデラ湖なので在来の魚はまったくいない。でもいまは放流されたバスを釣る場所として密かに有名らしい。
My friend took me to a secret view point of Tairoike, the crater lake on the south of the island.
錆ヶ浜から三本岳をのぞむ。この日は年度末で島外に出る人が多く、フェリーはたくさんの紙テープでの見送りとともに出港していった。
シチトウスミレ(タチツボスミレの変種)
The Izu islands often have different variant species from our usual ones on mainland. Normally, they are the variations adapted to the life on the coast and have glossy, thick leaves. But it's very difficult to tell!
アツバスミレ(スミレの変種)
倒木の上から、新芽をたくさん出しているヒトツバ。
ハチジョウキブシ
2010年に訪れた時よりも、さらにオオバヤシャブシとハチジョウキブシなどの先駆植物があちこちに入り込んでいるように感じた。どちらも三宅島の景観を作る植物なので、しっかり絵を描きたいと思っていたのだが、どこにでもあることが災いして、最後まで残しておいたら、時間切れ。あんまりよく描けなかった。絵を描き出すと何日あっても足りない。
じっと座って絵を描いているからか、何度もイタチに遭遇した。植生が回復したのに伴って、さらに増えてきているのだろうか。
本土では減少が心配されているイタチだが、三宅島ではドブネズミやクマネズミを駆除するために導入された外来種で、いまはオカダトカゲやアカコッコ、ウグイスなど在来の生物への影響が心配されている、と生物学者目線のコメントを書いてふと、『ガンバの冒険』は、ドブネズミが主人公で、導入された恐ろしいイタチと戦う話だったなと思い出した。あれはもっと先の八丈島が舞台らしい。
Japanese Weasel is an introduced animal on Miyake island. Around 30 weasel were released during the 70s and 80s in order to get rid of rats. Now the number seems to be increasing to hundreds. Some precious native species like Izu Thrush and Okada's five-lined skink have been suffering from the predation.
2 April 2016
Happy International Children's Book Day!
A few weeks ago, my mother made me a nice book shelf out of seven pieces of boards. It is 60cm-high and looks just like those in children's library!
(Mine contains all my wildlife art books and bird guidebooks as well as picture books, though)
家中を整理して新しく本棚を入れた際に、いらなくなった本を売ったお金が気持ちばかり入ったのでので、今朝、前から欲しかった絵本をついに買ってしまった。あとから4月2日だと気づいてうれしくなった。今日は、アンデルセンの誕生日を記念した、国際児童書デー。ぜひ一冊、子どもの本を手にとってみてください!
(Mine contains all my wildlife art books and bird guidebooks as well as picture books, though)
家中を整理して新しく本棚を入れた際に、いらなくなった本を売ったお金が気持ちばかり入ったのでので、今朝、前から欲しかった絵本をついに買ってしまった。あとから4月2日だと気づいてうれしくなった。今日は、アンデルセンの誕生日を記念した、国際児童書デー。ぜひ一冊、子どもの本を手にとってみてください!
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