今年は、わたしが中学から通いつづけた横浜自然観察の森の開園30周年にあたる。
This year is the 30th anniversary year of the Yokohama Nature Sanctuary, where I have been visiting since my junior high school days. So there are many events to celebrate it, including the big talk event on the 10th October at Yokohama Port Opening Memorial Hall. And I was asked to talk about how I enjoyed and learned about nature there.
日本野鳥の会の会報誌『野鳥』の9・10月合併号は横浜自然観察の森特集。森の案内や30年間の変遷の記事の中に、「横浜自然観察の森と私」という小さなコラムを執筆させていただいた。
10月10日には横浜開港記念会館で、『森へ行こう 横浜自然観察の森の楽しみかた』という日本野鳥の会の会長、柳生博氏のトークイベントがあり、わたしも少しお話させていただくことになっている。
詳しくはこちら。申し込みは10月7日まで。
トークのためのパワポを作るので、このブログにも載せていない、中学、高校時代に観察の森で描いたスケッチや、東京港バードフェスティバルで友の会ブースで販売した絵はがきなども引っぱり出してきた。懐かしいものいろいろ。
Above are the postcards of the birds in the sanctuary, which I drew for the Tokyo Bird Festival in 2005 and that was one of my first jobs as a bird illustrator!
22 September 2016
沖縄の海と田芋畑
海は旅行のメインにはしなかったけれど、せっかく夏の沖縄なので、少しだけシュノーケリングもした。
線も構図も、大きさもめちゃくちゃなのは、魚も自分も動いてしまう水中で描いていたスケッチそのままだから。水中で使えるユポ紙に描き、そのままでは水彩は乗らないので、スケッチを水彩紙に印刷して彩色している。
うまく潜れず、海水面をひたすら浮いているわたしには遠かったけれど、チクビイソギンチャクに隠れる小さなクマノミも見た。
Something I enjoyed drawing underwater in Okinawa were Bluespotted boxfish, Vagabond butterflyfish and Lagoon triggerfish.
I quite liked the colour and the pattern of the Lagoon triggerfish but I learned that it could be very aggressive and dangerous during the breeding season.
Before heading back to the airport, we stopped at the eddoe field in Kin. They grow them in flooded field in southern islands. So the fields become perfect spots for migratory waders and terns.
The White-winged Tern and the Whiskered Tern sitting next to each other. Whiskered is slightly bigger.
クロハラアジサシ系をしっかり観察したのは初めてだったので、うれしい。
ムナグロ(Pacific Golden Plover)
アカ、キ、アオと信号色の脚のシギたちも、エリマキシギも、セイタカシギも。
いい旅になった。
線も構図も、大きさもめちゃくちゃなのは、魚も自分も動いてしまう水中で描いていたスケッチそのままだから。水中で使えるユポ紙に描き、そのままでは水彩は乗らないので、スケッチを水彩紙に印刷して彩色している。
うまく潜れず、海水面をひたすら浮いているわたしには遠かったけれど、チクビイソギンチャクに隠れる小さなクマノミも見た。
Something I enjoyed drawing underwater in Okinawa were Bluespotted boxfish, Vagabond butterflyfish and Lagoon triggerfish.
I quite liked the colour and the pattern of the Lagoon triggerfish but I learned that it could be very aggressive and dangerous during the breeding season.
Before heading back to the airport, we stopped at the eddoe field in Kin. They grow them in flooded field in southern islands. So the fields become perfect spots for migratory waders and terns.
The White-winged Tern and the Whiskered Tern sitting next to each other. Whiskered is slightly bigger.
クロハラアジサシ系をしっかり観察したのは初めてだったので、うれしい。
ムナグロ(Pacific Golden Plover)
アカ、キ、アオと信号色の脚のシギたちも、エリマキシギも、セイタカシギも。
いい旅になった。
20 September 2016
沖縄の水辺
安波のタナガーグムイ。沖縄の方言でタナガーと呼ばれるテナガエビが多く生息する川の淀み(クムイ)。水に足を浸けてしばらくじっとしていたら、本当にテナガエビが足をツンツンしてきた。頭上をノグチゲラが飛ぶ。
シリケンイモリ(sword-tail newt)
雌の方が尾が長い。
辺戸岬。沖縄最北端と言われても、どうもありがたみは湧かない。数ヶ月前に仕事で描いたクサトベラがたくさん生えていた。遅まきながら花もよく観察した。
仕事の依頼が来る前から、その生物をよく見ている、またはすぐに取材に行って実物が見られれば、それに越したことはないけれど、現実問題としてはそうも言っていられず、資料を見ながら描く事もある。でも、それで終わりにはしたくないので、こうして実物がしっかり見られるとうれしい。
沖縄県の鳥、ノグチゲラ。ヤンバルクイナではないんだ、と思ったが、制定時の1972年にはまだヤンバルクイナが発見されていなかったので選びようもなかったわけだ。 ノグチゲラの名前の由来は誰なのだろうと思ったが、よくはわかっていないらしい。ノグチゲラの標本を大英博物館に送ったジェームズ・プライヤーやブラキストンなどの通詞としても活躍した野口源之助という説があるようだ。
During the short evening walk, we spotted the Okinawa Woodpecker. It was pearching on the trunk of a tree and did not move as the sky got darker and darker. Perhaps it was her roosting spot.
グンバイヒルガオ(Beach morning glory)
It's runner was running across the sandy beach freely, making an abstract drawing.
宿の窓からアカモズを観察。
We walked along the river Ie in Sosu. It is an ancle-deep, wide river at the starting point, where the river flows into the sea. But you get to a waterfall basin after just five minute walk up the river and to go over it, you have to swim through it.
I had never swum in such basin before so the scenery under water really surprised me. It was much deeper than what I imagined from the out side of the water. And there were quite a lot of fish, mostly spotted flagtails and rockflagtails but a giant mottled eel , too.
ユゴイ類の水中デッサン。
河原に集まるアオスジアゲハ。
17 September 2016
やーち やんばる
「いちち いしかー むーち むちりがー
ななち ながはま やーち やんばる」
林光のオペラ『セロ弾きのゴーシュ』では仔だぬきが沖縄の数え歌『てぃーちでぃーる』を持ってくる。1997年の観劇時、林光自筆の楽譜を印刷したものが観客に配られた。すごく好きで、その紙は今も大事にとってある。その「やんばる」の森を訪れられたのはうれしい。
学びの森の部屋から見た、やんばるに沈む夕日。学びの森の宿泊棟はバリアフリーで、きれいで快適で、部屋からも大浴場からも稜線が見渡せた。リゾート気分でやんばるの森の遊びに来られるのはいいけれど、でも、このために森を切り開いてしまったからこそある展望なんだとも、ちょっと考えてしまった。
立派なナンバンギセルが咲いていた。
Forest Ghost Flower. It is a parasitic plant so the English scary name somewhat makes sense.
In Japanese we call it, Namban Giseru, literary means the pipe from the south. It's a bit confusing that English name "Indian Pipe" is used for the other white one.
林道沿いにハシカンボクが咲き乱れていた。こういうのを何か見つけては止まってスケッチしてしまうので、ちっとも前に進まない。
オキナワキノボリトカゲ(Okinawan Tree Lizard)
大学のころ奄美で見てうまくスケッチできたのがうれしくてパステル画を描いた思い出のトカゲ。 少しは上達したと言えるのか、未だ同じことをしているとしか言えないのか……。
リュウキュウハグロトンボの雄。羽の先に白い紋がある雌も見た。
黄色いのでオキナワルリモントンボの雌。雄は胸部がきれいな水色をしている。
ただ雌でも水色の個体がいるらしい!
交尾を終えた雌にとっては、雄のフリをすることで、雄に追い回されなくなるのがメリットとなる。一方で雄のフリをしている個体は、天敵には見つかりやすく、また他の雄にライバルとして追われるデメリットがある。そのため2タイプが進化したという。
ギランイヌビワの実だろうか。オキナワウスカワマイマイがはっていた。幹から直接、実が生えているとエキゾチックだ。
ヤマタカマイマイ
It looked elegant with its tall white shell.
やんばるでガイドをしている友人が夜の森を案内してくれた。ヤンバルクロギリスは1995年になって発見された固有種だという。
道路にも生物はいっぱい。アカマタを見たあとは、フクギで染めたような黄色のヤママユガ。
翌日の夜は、アカマタが何かトカゲを追いかけて食べるところに遭遇した。
ナミエガエル。Namiye's frog
It does not have a round pupil like normal frog but a diamond shape one. It makes the eye look somewhat sparkling.
前夜、森から「グワン、グワン」という哺乳類のような声がしていて、一体何だろうと首をかしげていたのだが、ホルストガエルの声だと教わった。カエルの声量はすごい。
ななち ながはま やーち やんばる」
林光のオペラ『セロ弾きのゴーシュ』では仔だぬきが沖縄の数え歌『てぃーちでぃーる』を持ってくる。1997年の観劇時、林光自筆の楽譜を印刷したものが観客に配られた。すごく好きで、その紙は今も大事にとってある。その「やんばる」の森を訪れられたのはうれしい。
学びの森の部屋から見た、やんばるに沈む夕日。学びの森の宿泊棟はバリアフリーで、きれいで快適で、部屋からも大浴場からも稜線が見渡せた。リゾート気分でやんばるの森の遊びに来られるのはいいけれど、でも、このために森を切り開いてしまったからこそある展望なんだとも、ちょっと考えてしまった。
立派なナンバンギセルが咲いていた。
Forest Ghost Flower. It is a parasitic plant so the English scary name somewhat makes sense.
In Japanese we call it, Namban Giseru, literary means the pipe from the south. It's a bit confusing that English name "Indian Pipe" is used for the other white one.
林道沿いにハシカンボクが咲き乱れていた。こういうのを何か見つけては止まってスケッチしてしまうので、ちっとも前に進まない。
オキナワキノボリトカゲ(Okinawan Tree Lizard)
大学のころ奄美で見てうまくスケッチできたのがうれしくてパステル画を描いた思い出のトカゲ。 少しは上達したと言えるのか、未だ同じことをしているとしか言えないのか……。
リュウキュウハグロトンボの雄。羽の先に白い紋がある雌も見た。
黄色いのでオキナワルリモントンボの雌。雄は胸部がきれいな水色をしている。
ただ雌でも水色の個体がいるらしい!
交尾を終えた雌にとっては、雄のフリをすることで、雄に追い回されなくなるのがメリットとなる。一方で雄のフリをしている個体は、天敵には見つかりやすく、また他の雄にライバルとして追われるデメリットがある。そのため2タイプが進化したという。
ギランイヌビワの実だろうか。オキナワウスカワマイマイがはっていた。幹から直接、実が生えているとエキゾチックだ。
ヤマタカマイマイ
It looked elegant with its tall white shell.
やんばるでガイドをしている友人が夜の森を案内してくれた。ヤンバルクロギリスは1995年になって発見された固有種だという。
道路にも生物はいっぱい。アカマタを見たあとは、フクギで染めたような黄色のヤママユガ。
翌日の夜は、アカマタが何かトカゲを追いかけて食べるところに遭遇した。
ナミエガエル。Namiye's frog
It does not have a round pupil like normal frog but a diamond shape one. It makes the eye look somewhat sparkling.
前夜、森から「グワン、グワン」という哺乳類のような声がしていて、一体何だろうと首をかしげていたのだが、ホルストガエルの声だと教わった。カエルの声量はすごい。
安田と喜如嘉
今回はアート旅でもあった。
那覇についてすぐに首里にある城間びんがた工房を訪れた。傾斜地にあり、屋根にのった黄色い看板はよく見えるのに、どうやってそこまでたどり着けばよいのか、わからずぐるぐるしてしまった。
ステンシルで作品を作ると紅型みたいと言われることもあり、紅型の技法と図案は前からとても興味があった。しかも自然モチーフの作品がたくさんある。
『琉球布紀行』(澤地久枝著)には、城間栄喜氏に師事した藤村玲子氏が、さがり花をデザイン化するために夕闇に花が咲く瞬間を見ようと何年も通ったエピソードが出ていた。
絵でも図柄でも、本物の生物を見て作者が独自に図案にしたものと、誰かが作った既成の生物のイメージをアレンジしたものとは、何かが違う気がする。だから生き物好きとしては、古典柄よりも、沖縄の風物を取り入れて作られた最近の柄のほうが好きだったりする。
The first night we stayed in Ada, a village on the east coast of Yambaru. In front of our accommodation was a river with black mangrove and kingfishes and common sandpipers were flying along.
At Ada village, we met Ichiro Kikuta, an artist who paint birds and plants on Byobu or screens, with Japanese black ink.
When I was looking for information about the area, I happened to find his website and immediately fell in love with his works. So I contacted him and he kindly invited us to his studio and showed us lots of his works —— nature of Yambaru in the world of monochrome. They were so beautiful.
He is a keen birdwatcher, too, and often does field sketches. It was great to see files of his sketches as well.
安田の夜。うしかい座とりゅう座を背景に佇むリュウキュウアオバズク。
夜中、宿近くの木の上がバサバサと騒がしいと思ったら、オリイオオコウモリだった。電線にも、ずらりとぶらさがっている!
We watched this Ryukyu fruit bats, too, using a torch light. I had no idea about the anatomy of the bat so it was very difficult to get the sense of its pose.
This is the fruits, Common garcinia, which the bat was eating.
オリイオオコウモリが食べていたフクギの実。マンゴスチンの仲間と出て来たけれど、ちょっと腐りかけのものは、むしろドリアンみたいな匂いがした。
あちこちの集落にフクギは植えられていた。風害や塩害に強くて耐火性もあるので屋敷林として重宝するようだ。
染色に使うのもこの木。葉や小枝でも染められるようだが、本格的に染料を取るには、樹齢200年近い木の樹皮が良いという。『琉球布紀行』によれば、城間栄喜氏が沖縄戦後の再起の一歩として首里に紅型工房を構えたときにまず行ったのが、各地から樹齢の高いえりすぐりのフクギの実を集め、木を植えることだったという。
Striated heron
ササゴイが真剣にえさ取り。でも見ていた間にくちばしを突っ込んだ2度とも失敗だった。
カワセミが何羽も飛び交っていた。
西海岸の喜如嘉にも立ち寄った。水田では、セイタカシギやタカブシギ、クサシギ、ヒバリシギ、アマサギなどに加えて、実は国内では初めてシロハラクイナを見た。ヤンバルクイナをよく観察した後に見ると、一回り小さいのがよくわかり、そして顔つきのせいか、よりマヌケそうに見える。やっぱりかわいい。
芭蕉布会館も立ち寄った。糸芭蕉から取れる繊維で織った布、芭蕉布の作品展示と作業場が見られる。織りの制限の中で描かれた図案化されたセミやトンボ模様がおもしろい。フクギで染めた黄色いショールもあった。
那覇についてすぐに首里にある城間びんがた工房を訪れた。傾斜地にあり、屋根にのった黄色い看板はよく見えるのに、どうやってそこまでたどり着けばよいのか、わからずぐるぐるしてしまった。
ステンシルで作品を作ると紅型みたいと言われることもあり、紅型の技法と図案は前からとても興味があった。しかも自然モチーフの作品がたくさんある。
『琉球布紀行』(澤地久枝著)には、城間栄喜氏に師事した藤村玲子氏が、さがり花をデザイン化するために夕闇に花が咲く瞬間を見ようと何年も通ったエピソードが出ていた。
絵でも図柄でも、本物の生物を見て作者が独自に図案にしたものと、誰かが作った既成の生物のイメージをアレンジしたものとは、何かが違う気がする。だから生き物好きとしては、古典柄よりも、沖縄の風物を取り入れて作られた最近の柄のほうが好きだったりする。
The first night we stayed in Ada, a village on the east coast of Yambaru. In front of our accommodation was a river with black mangrove and kingfishes and common sandpipers were flying along.
At Ada village, we met Ichiro Kikuta, an artist who paint birds and plants on Byobu or screens, with Japanese black ink.
When I was looking for information about the area, I happened to find his website and immediately fell in love with his works. So I contacted him and he kindly invited us to his studio and showed us lots of his works —— nature of Yambaru in the world of monochrome. They were so beautiful.
He is a keen birdwatcher, too, and often does field sketches. It was great to see files of his sketches as well.
安田の夜。うしかい座とりゅう座を背景に佇むリュウキュウアオバズク。
夜中、宿近くの木の上がバサバサと騒がしいと思ったら、オリイオオコウモリだった。電線にも、ずらりとぶらさがっている!
We watched this Ryukyu fruit bats, too, using a torch light. I had no idea about the anatomy of the bat so it was very difficult to get the sense of its pose.
This is the fruits, Common garcinia, which the bat was eating.
オリイオオコウモリが食べていたフクギの実。マンゴスチンの仲間と出て来たけれど、ちょっと腐りかけのものは、むしろドリアンみたいな匂いがした。
あちこちの集落にフクギは植えられていた。風害や塩害に強くて耐火性もあるので屋敷林として重宝するようだ。
染色に使うのもこの木。葉や小枝でも染められるようだが、本格的に染料を取るには、樹齢200年近い木の樹皮が良いという。『琉球布紀行』によれば、城間栄喜氏が沖縄戦後の再起の一歩として首里に紅型工房を構えたときにまず行ったのが、各地から樹齢の高いえりすぐりのフクギの実を集め、木を植えることだったという。
Striated heron
ササゴイが真剣にえさ取り。でも見ていた間にくちばしを突っ込んだ2度とも失敗だった。
カワセミが何羽も飛び交っていた。
西海岸の喜如嘉にも立ち寄った。水田では、セイタカシギやタカブシギ、クサシギ、ヒバリシギ、アマサギなどに加えて、実は国内では初めてシロハラクイナを見た。ヤンバルクイナをよく観察した後に見ると、一回り小さいのがよくわかり、そして顔つきのせいか、よりマヌケそうに見える。やっぱりかわいい。
芭蕉布会館も立ち寄った。糸芭蕉から取れる繊維で織った布、芭蕉布の作品展示と作業場が見られる。織りの制限の中で描かれた図案化されたセミやトンボ模様がおもしろい。フクギで染めた黄色いショールもあった。
16 September 2016
ヤンバルクイナ
夏休み、修学旅行以来の沖縄に行って来た。
The word "Kuina" in the title of my blog means the Rails or Rallidae in Japanese. The title can be translated as "17th street of Kuina avenue." I love that family even though I have not seen many species.
Yambaru Kuina or Okinawa Rail is an iconic species in this family in Japan because it is endemic only to the Yambaru area on the mainland Okinawa and was discovered as recent as 1981.
Last weekend, I finally got a chance to visit Okinawa to see them. One dream came true!
どのくらい簡単に見られるのだろう、と思っていたけれど、時間と場所を選べばじっくり見られる鳥らしい。家族で行動を供にしている事が多いというが、隣の家族と仲が良いとは限らないようで、水浴び場を巡って、別家族を追い立てているところも見られた。
After the sun set, they came to the river to bathe. One crouched down to soak its breast and stood up to let the waterdrops trickle down its back. It was the same way how moorhen does.
In the morning we saw one eating mulberries. It looked exactly like my Little Brown eating blackberries.
茂みの脇からひょこひょこっと顔を出し、広場や道路は全速力で駆け抜ける。なんだか広場恐怖症みたい。
The previous night our friend guide spotted us a sleeping rail. Okinawa Rail roost on trees to keep away from snakes.
The next day, we went back to the place at the break of dawn. We parked the car far behind and checked the tree with a scope.
There it was, a silhouette rail walking down the tree. Since they can not fly, they have to walk up and down the tree.
There was another one on a different branch. The fist one waited for the other to come down lower before it jumped on the ground together. They seemed to be a family.
雨上がりに何羽も草地にえさ取りに出て来た。
A snail endemic to Yambaru, the Okinawa Rail's snack.
The word "Kuina" in the title of my blog means the Rails or Rallidae in Japanese. The title can be translated as "17th street of Kuina avenue." I love that family even though I have not seen many species.
Yambaru Kuina or Okinawa Rail is an iconic species in this family in Japan because it is endemic only to the Yambaru area on the mainland Okinawa and was discovered as recent as 1981.
Last weekend, I finally got a chance to visit Okinawa to see them. One dream came true!
どのくらい簡単に見られるのだろう、と思っていたけれど、時間と場所を選べばじっくり見られる鳥らしい。家族で行動を供にしている事が多いというが、隣の家族と仲が良いとは限らないようで、水浴び場を巡って、別家族を追い立てているところも見られた。
After the sun set, they came to the river to bathe. One crouched down to soak its breast and stood up to let the waterdrops trickle down its back. It was the same way how moorhen does.
In the morning we saw one eating mulberries. It looked exactly like my Little Brown eating blackberries.
茂みの脇からひょこひょこっと顔を出し、広場や道路は全速力で駆け抜ける。なんだか広場恐怖症みたい。
The previous night our friend guide spotted us a sleeping rail. Okinawa Rail roost on trees to keep away from snakes.
The next day, we went back to the place at the break of dawn. We parked the car far behind and checked the tree with a scope.
There it was, a silhouette rail walking down the tree. Since they can not fly, they have to walk up and down the tree.
There was another one on a different branch. The fist one waited for the other to come down lower before it jumped on the ground together. They seemed to be a family.
雨上がりに何羽も草地にえさ取りに出て来た。
A snail endemic to Yambaru, the Okinawa Rail's snack.
5 September 2016
谷津干潟のワイルドライフアート展
『谷津干潟のワイルドライフアート展』が昨日からはじまった。谷津干潟自然観察センター主催で、わたしを含む日本ワイルドライフアート協会の12名が参加している展示だ。
探鳥地のビジターセンターでの展覧会はやってみたいことの一つだったので、実現してうれしい。しかも渡りのシギチシーズン真っ只中!
昨日、一日当番をして色々な方とお話した。展示を見に来てくださったお客さんの中には、初めて谷津干潟に来たという方も何人かいらした。こういう企画が、自然保護区の認知度をちょっと上げられたらうれしい。
The wildlife art exhibition at a visitor centre by the Yatsuhigata mudflat started on Sunday. I am one of the members who organised this exhibition and I am quite proud of how it turned out! There are 43 paintings by 12 artists and all the artworks features the wildlife which can be seen at Yatsuhigata.
I don't think there were that many exhibitions that showed this many shorebirds paintings by different artists in Japan before.
わたしは、ステンシル・消しゴム判子・アクリルによる絵、水彩画、リノリウム版画と異なる技法で描いたシギチの絵3点を出している。
I put these three paintings of Dunlins and Black-winged stilts and Grey plovers.
搬入日も、隙を見て少しスケッチした。観察センター内から肉眼でもよく見える距離にセイタカシギがやってきた。
This Grey-tailed tattler was looking up the sky alerted by something. I could not make out what it was looking at. Birds have much better eyes than us.
キョウジョシギの群れには若鳥もいた。
When the tide is high, you do not see many shorebirds but lots of Grey herons and Great Egrets.
アオサギのさかなとりも何度も見られた。そして絵本の小さい読者も展示を見に、訪ねて来てくれて、うれしかった。
Preening Black-winged Stilts. There were several good chances of drawing them with the naked eye.
And when I see one using a field scope, I could see its red eye very well!
潮が満ちている間は当番も楽しいのだが、干潟が出てくると、つい鳥の状況が気になってしまう。夕方になってキリアイが観察センター前にやってきたのを、知り合いが早速教えてくれた。シギチの識別にはとても弱いので、そっかここがウズラシギと違うのか、と改めて勉強できてよかった。
A Broad-billed Sandpiper!
帰りの電車の中で見つけた、ヨツボシノメイガがきれいだった。電車の雰囲気を出したくて、向こうの人の足も描いてみた。実際はこんなに大きくはなく、開いた長さが4センチくらいの蛾だ。
『谷津干潟のワイルドライフアート展』
展示は19日(月・祝)まで。※月曜休館(ただし19日は祝日のため開館)
谷津干潟自然観察センター内にて 9:00〜17:00(入館は16:30まで)。
入館料:センターの入館料として、高校生以上370円、65歳以上180円がかかります。
探鳥地のビジターセンターでの展覧会はやってみたいことの一つだったので、実現してうれしい。しかも渡りのシギチシーズン真っ只中!
昨日、一日当番をして色々な方とお話した。展示を見に来てくださったお客さんの中には、初めて谷津干潟に来たという方も何人かいらした。こういう企画が、自然保護区の認知度をちょっと上げられたらうれしい。
The wildlife art exhibition at a visitor centre by the Yatsuhigata mudflat started on Sunday. I am one of the members who organised this exhibition and I am quite proud of how it turned out! There are 43 paintings by 12 artists and all the artworks features the wildlife which can be seen at Yatsuhigata.
I don't think there were that many exhibitions that showed this many shorebirds paintings by different artists in Japan before.
わたしは、ステンシル・消しゴム判子・アクリルによる絵、水彩画、リノリウム版画と異なる技法で描いたシギチの絵3点を出している。
I put these three paintings of Dunlins and Black-winged stilts and Grey plovers.
搬入日も、隙を見て少しスケッチした。観察センター内から肉眼でもよく見える距離にセイタカシギがやってきた。
This Grey-tailed tattler was looking up the sky alerted by something. I could not make out what it was looking at. Birds have much better eyes than us.
キョウジョシギの群れには若鳥もいた。
When the tide is high, you do not see many shorebirds but lots of Grey herons and Great Egrets.
アオサギのさかなとりも何度も見られた。そして絵本の小さい読者も展示を見に、訪ねて来てくれて、うれしかった。
Preening Black-winged Stilts. There were several good chances of drawing them with the naked eye.
And when I see one using a field scope, I could see its red eye very well!
潮が満ちている間は当番も楽しいのだが、干潟が出てくると、つい鳥の状況が気になってしまう。夕方になってキリアイが観察センター前にやってきたのを、知り合いが早速教えてくれた。シギチの識別にはとても弱いので、そっかここがウズラシギと違うのか、と改めて勉強できてよかった。
A Broad-billed Sandpiper!
帰りの電車の中で見つけた、ヨツボシノメイガがきれいだった。電車の雰囲気を出したくて、向こうの人の足も描いてみた。実際はこんなに大きくはなく、開いた長さが4センチくらいの蛾だ。
『谷津干潟のワイルドライフアート展』
展示は19日(月・祝)まで。※月曜休館(ただし19日は祝日のため開館)
谷津干潟自然観察センター内にて 9:00〜17:00(入館は16:30まで)。
入館料:センターの入館料として、高校生以上370円、65歳以上180円がかかります。
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