In Sapporo, I visited a nursery and went for a walk and had lunch with children.
Photo by Susumu Fujita
札幌の澄川ひろのぶ保育園に呼んでいただいて、スケッチブックを見せているところ。
午前中のお散歩に一緒に出かけた。自然の多い環境にあるからか、園児の中に鳥博士や虫博士、植物博士がいるクラス! 「これはヨモギハムシだよ」などと、虫の名前を教えてくれる子もいた。
Photo by Susumu Fujita
We all watched a brown-eared bulbul, which is featured in my new book, perching on a tree together. I showed how I sketch birds.
みんなで木に止まるヒヨドリをじっくり見られたのがよかった。
子どもたちが拾ったヒメリンゴと栗をくれた。
その日の午後、みんなで描いたという絵をいただいた。ヒヨドリやヒメリンゴを描いてくれた子がたくさんいてうれしかった。
Kids gave me a letter with drawings of the brown-eared bulbul! They all drew the reddish cheek, which is the bulbul's charming point.
一緒に見た通りに針葉樹に止まっているヒヨドリの絵を描いてくれた子、わたしの消しゴム判子の絵みたいに灰色と茶色を描き分けてくれた子、そしてみんな赤茶のほっぺを忘れずにつけてくれている。
小さい子にとって、鳥は遠くでしか見られない割に小さく、すぐ飛んでいってしまう生物なので、ちょっと取り付きにくい。でもそんな生き物がいるんだということを絵本で知り、それが身近にいることを分かってくれたら十分だと思う。
ヒヨドリは日本では一番身近な生物のひとつだけれど、その存在すらも知らない人は案外多い。だからこの園の子どもたちみんなが、ヒヨドリの名前と姿形、声を覚えたというのはすごいことだと思う。
Photo by Susumu Fujita
I also gave a talk on nature-themed picture books and how I created my books for childminders.
保育士向けに講演もした。これまでわたしが関わってきた自然系のイベントだと、Young探鳥会は別として、全体の年齢層が高かったので、わたしより若い視聴者ばかりなのに驚いてしまった! 業界が若いって、ちょっとうらやましい。
お話したのは、小さい頃に楽しんだ本にはじまり、身の回りの植物を見たり押し葉を作ったりしたこと、修士論文を書きながら自然科学絵本について考えたこと、そして2冊のちいさなかがくのともの絵本の制作過程まで。
A page from my power point slide. When I was a child, I pressed many flowers and leaves and stuck them in this notebook, which I got from someone and was actually "The Load of the Ring" notebook. It's a very beautiful notebook as I look back now and I am half mad that little me used it this way not knowing what it was!
But I suppose I wouldn't know the best way to use it anyway.
上の画像はヒヨドリ絵本をどんな絵で作るか試行錯誤した際の産物。
わたしを招いてくれた絵本とおもちゃの店「ろばのこ」では、年に何度も保育士向けに絵本やおもちゃ、幼児教育についてのセミナーを開いている。毎回、数百人が受講していて出席率も非常に高いという。
札幌滞在中には、そんな講座のひとつ、増山由香里さんのセミナーを聴講させていただいた。久しぶりの授業!
最近、環境への適応能力が低い子が多いというお話がちょっと印象的だった。周りの大人がお膳立てし過ぎていたり、場所場所でのやるべきことが決まり過ぎていたりするのが原因だという。やっぱり人間も動物だから、環境適応力は何よりも重要なんだな。
Well done krub :)
ReplyDeletekhop khun maak kha!
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