札幌での個展の前に5日ほど北海道を旅した。
新千歳空港に着いて最初に寄ったのは千歳水族館。千歳川の川の中がのぞける「水中観察ゾーン」があるので、もしかして今の時期なら川を遡るサケが見られるのではと期待したのだ。
ところがそこにたどり着く前に、カイツブリの展示に足を止めてしまった。
泳ぐときに水中の足がどうなっているか、どう潜るかを見る機会はなかなかないので、興味深く観察した。お腹側は、水面下になる部分がけっこう丸っと大きくて、竜骨だなあと思ってしまった。
The first place we visited in Hokkaido was Chitose Aquarium. There is a very nice underwater observation window from where we can watch Chitose river.
We expected to see Salmon run.
For a long time, there were only Yamame trouts and Japanese Daces, still very interesting though. Good thing about having a sketchbook is that I spent a long time watching them. Because after a while, a female salmon came close to the window!
ヤマメとウグイ。エゾウグイもいたようだが、ちゃんと識別できなかった。
個展会場でこの絵の書かれたスケッチブックを展示していたら、見に来てくれた男の子が、こういう形のはウグイだ、こういうのはエゾだと思うと教えてくれたのだが……勉強しなくては!
雌のサケがのぼってきた! 菌にやられているようで、かなりヨレヨレの個体だった。こんな状態でも、産卵のような行動をしていた。まだお腹に卵があったのだろうか。がんばれっと応援したくなる。
自然の川の中がのぞけるというのは、とてもいい。いつも何かが見られるわけではないけれど、その分見られた時の喜びも大きい。
こんな観察窓が、近くの川や海にもあったらいいのに。
本当は夕暮れまでに宮島沼に向かおうと思ったのにたどり着かなかったので、河原で満月が昇るのを見た。やたらと咲いていたのは帰化種のユウゼンギクだろうか。
View from Furano.
翌日、富良野を通り過ぎたら、山は上の方だけ、もう雪を被っていた。山が見えて、眼下に耕作地が広がるところを少し探して、さらりとだけスケッチした。
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