14 May 2018

新潟個展

新潟市北区の福島潟での個展『風景の中の鳥たち 東郷なりさの作品展』がはじまった。
水の駅「ビュー福島潟」という、平な農地と湿地にニョキっと立ち、上部が大きく下部が小さい円柱形のユニークな形をした建物の5階にあるにある円形の展示室に、これまで描きためた作品約40点を展示した。
My solo exhibition at Fukushiagata nature reserve in Nigata had just started.  

◆◇◆『風景の中の鳥たち 東郷なりさの作品展』◆◇◆
日時:2018年5月12日(土) - 6月10日(日) 9:00-17:00
※月曜休館 ※入館は16:30まで
場所:水の駅「ビュー福島潟」5F 企画展示室
(新潟市北区前新田乙493)
入館料がかかります(一般400円、小中高生200円、未就学児無料)。



It is a circular gallery space on the fifth floor of a nature centre.
この展示は、わたしのこのブログをたまたま検索で見つけて、2008年頃からずっとフォローしてくださっていたという、ビュー福島潟のスタッフの方が企画してくださり実現した。札幌に続いて、不思議なご縁であちこちを作品とともに回ることができ、幸せ者だと実感する。



The entrance of Veiw Fukushimagata, the nature centre of the reserve.  The place is famous for wintering Bean Geese, hence their foot prints leading to the building.  



建物は全面ガラス張りで、螺旋状のスロープで上部へ登れるようになっている。5階の企画展示室入り口からも、ちょうど福島潟の全貌、かやぶき屋根の潟来亭がのぞめる。



はじめにこの企画のお話をいただいたときは、こんな広いスペースを埋めるだけ作品があるか心配だったけれど、思ったよりぎっしりと見応えある感じになってよかった。



3月に打ち合わせに訪れた際に描いたスケッチ、それを元に作った作品もいくつか展示した。



そして札幌につづいて、またこの展示にも、仕事で新潟に赴任している農工大の同級生が見に来てくれてうれしかった。



ビュー福島潟一階には素敵なショップがあり、展示に合わせてわたしの版画やグッズも置かせていただいている。



福島潟の葦100%で作られた福島潟ヨシあし和紙に、取材時に見た生き物を描いてミニ額に入れてみた。



Above mini paintings and this harrier print are on the paper made of reed from this nature reserve.  

自然保護区の観察センターに、常設の自然や歴史についての展示室、企画展示室、潟が見られるライブカメラ、お土産が買えるショップに軽食が食べられるカフェ、そして円形のホールまでが揃っていて、どれも素敵にできている。イギリスの大きな自然保護区のようなところだ。

建物の耐震構造の問題から廃止になってしまった行徳野鳥観察舎を再建したいという動きが出ていているけれど、このビュー福島潟くらいカッコ良くて充実した施設になったら良いのにと思う。

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