Some sketches of Fukushimagata nature reserve. I had a boat trip on the lake!
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NPO法人ねっとわーく福島潟のおじさんたちが潟船を漕ぎ出してくれた。葦原、コウホネを水鳥の目線から見られる。特別に大回りをしてもらって、潟に浮かぶ小さな島にもちょこっと上陸させてもらった。長靴が必要なぬかるみを想像していたら、案外、乾いていた。おじさんたち曰く、こうした島は、年々小さくなっているそうだ。
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福島潟から帰ってきて、ガンバの物語シリーズを書いた齊藤敦夫氏の最新作『河童のユウタの冒険』を読みはじめた。何しろ主人公の河童が住んでいる「恵みの湖」は「北国の、海から九キロほど内陸に入ったところに、葦におおわれた十の島をもつ湖」で「毎年五千羽をこえるオオヒシクイと、三千羽をこえる白鳥が、はるか北の国から飛来する」ところ、つまり福島潟がモデルになっているのだ。
13日にあった「福島潟一周ウォーク」後のお話の中で、大熊孝 名誉館長がイギリスの児童文学にはアーサー・ランサム全集や『たのしい川辺』など水辺を扱ったものが多いが日本にはあまりないとした上で、この『河童のユウタの冒険』を紹介されていた。
実際にこのお話は、フィクションながら情景描写が現実世界に即しているところ、出てくる生き物がどれもしっかり種名で書かれているところが、とてもイギリス文学っぽい。そこに河童、九尾の狐、天狗と、日本の言い伝えや昔話がまざる。
イギリスの児童文学の名作が次々に訳された時代に児童書編集部にいて、瀬田貞二氏などと交流も深かった作者だからこそなのだろう。日本の児童文学には、こういうものがあったら良いという考えを持って書かれたお話な気がした。
とはいえ、そんな感想を持ってしまうのは、大人になり、何かしらの意図を持って絵本を作る立場になってからこの本を読んでしまったからで、小学生の頃にこれを読み、福島潟で遊べたら、とってもワクワクした気がする。
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菖蒲湯に入れるショウブの花を見ることができた。おじさんたちがショウブに触れてちょっとガサガサとしたとたん、あの匂いがあたりに漂った。
きれいな花を咲かせるキショウブなどはアヤメ科で、これはショウブ科。
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This is the scenery you can see from the entrance of the gallery, where around forty of my works are up at the moment. Isn't it a fabulous setting?
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ヤナギトラノオとサワオグルマ。
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