29 May 2022

レモンのアゲハ

We have a small lemon tree in our balcony and its leaves are always eaten up by caterpillars. So it doesn't produce any lemon but we can enjoy the betterflies.
Asian Swallowtail.
When I got up at four in the morning trying to see it emerges, it was already a butterfly.
ベランダのレモンに今年はさっそく3匹イモムシがついて、どれも終齢になった。2匹は逃げ出す前に捕獲。
1匹はチビと蛹化を見ることができた。夕方遅く、もう蛹になるだろうと思っていたのだがなかなか変わらず、チビの就寝時間になっても変わらない。始まると一瞬なので、張り付いて見ていないと見逃すのだけれど、すでに眠いチビを待たせるのは大変だった。しかも夜にチビが「自分も描く !」とか言い出されると面倒なので、写真も撮らなかったし、スケッチもできず。
でもじっくり見れたからよし。
「こんな風にヌギヌギしてた!」とチビは蛹の真似してズボンを抜いで見せる。

羽化のほうは、必死で起こしたにも関わらず間に合わず、チビが見たのは縮んだ羽の姿から。幼稚園バスの時間になっても飛ばなかったのでそのまま持って行かせた。先生や友達と飛び立つところを見れたらしい。

そして行方不明になっていた3匹目。なんとレモンの枝で蛹を発見。
金曜日の夕方に黒くなっていたので、翌朝早くに羽化するぞっと昨日土曜日の朝は張り切って4時に起きたのだが……すでに出ていて、羽も伸び切っていた。こいつ、いったい何時に起きたんだろう。
家からは建物があって東の空が見えないのだが、西に見えるアパートやマンションがオレンジ色に輝いていて、日の出を知った朝だった。
Spangle
こちらは昨年秋から蛹の状態でうちにいたクロアゲハ。うまい具合に日曜日に羽化したので、家族みんなで見ることができた。
遊びに行こうと言っていた朝だったので、外に行きたかったチビは待ちくだびれてしまったが、出てくるのを眺めたあとは、「蛹の真似っこ。はい、出てきましたー!」と全身で表現。

24 May 2022

2022年日本ワイルドライフアート協会展

日本ワイルドライフアート協会展の搬入に行ってきた。 今日から29日(日)まで、目黒区美術館区民ギャラリーにて開催される。 コロナ禍で未発表作品が溜まっていたのか90点以上の作品が集まり、飾り付けが大変だった。ちょっとぎゅうぎゅうだけど、その分見応えはある展示になっている。
寅年の協会展のDMは田中豊美さん。

会期:2022年5月24日(火)~5月29日(日)10:00-18:00 
(24日は14時から、29日は15時まで) 

会場:目黒区美術館 区民ギャラリー 
〒153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36 電話 03-3714-1201 

アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線・都営三田線・東急目黒線 目黒駅から徒歩10分 東急バス 渋41・渋72系 田道小学校入口下車 徒歩3分
黒01・02・06・07系 権之助坂下車 徒歩5分 

入場無料
ご来場の際にはマスクの着用をお願いします。
わたしも『ハクセキレイのよる』の原画ほか5点を出しています。
残念ながら在廊はしませんが、最終日搬出前にはでかけます。  
目黒川沿いの公園の一角、目黒区美術館に隣接したギャラリーなので、お散歩ついでにもどうぞ。油絵・日本画・水彩画・彫刻など、様々な技法で表現した野生動物作品が集まっています。期間中隣りの目黒区美術館では「東京の猫たち」展が開催されています。

17 May 2022

On a Swing

Little one on a swing. 
This year's version of these "rubber stamp prints on gampi paper" series. 
2〜3歳の一時期突然ブランコが怖くなり、ぜんぜん乗れなくなった。でもふとしたことからまた乗れるようになり、自分で漕ぐのも上手になった。
最近は「ブランコ乗りに公園へ行こう」とまで言うことがある。立ち漕ぎも、ちょっと恐々ながらも、できる!
時々後退しつつも、ちゃんと成長しているんだなあ。  

消しゴムはんこを雁皮紙に擦り、下から色紙を入れるシリーズ。毎年春に一枚作っているので今年も作った。
過去のはこちら。
Two years old.
One year old.
Zero year old.

11 May 2022

ゴールデンウィーク その2

During the Golden Week holidays, we went to Yoro-keikoku (valley) to spend a night.     We took a special open air tram which runs on the Kominato line.  My husband and I thought that our little one will love the ride.  But in reality the train made huge noises because of the no window, she was so scared of it...! 
平日休みをとってゴールデンウィーク後半は一泊二日で養老渓谷へ。
車で遠出はチビが「ま〜だつかないのー?」となってしまうので、何か良い電車に乗れるところ、水で遊べそうなところ、というので小湊鐵道の里山トロッコ列車に。かこさとしさんの『出発進行! 里山トロッコ列車』で事前勉強。
上総牛久で登り電車とのすれ違い待ち中にスケッチし、あとから色をつけた。

特別電車、さぞかしチビが喜ぶだろうと思いきや、
窓のない列車はキーコー言う列車の音も警笛も大音量で聞こえるので、チビはそれが怖くて怖くて、ぜんぜんだめだった! 帰りの普通列車のほうが好きだったらしい。 
トロッコ列車は普通列車より速度が遅く窓がないので、大人は真剣に車窓バードウォッチング。キジ(たーくさん、横浜市民的にはうれしい!)、オオルリ、タシギ(たぶん)、オオヨシキリ(たぶん)、アオサギ、チュウサギ、カルガモ、カワウ、キジバト、そしてイノシシの瓜坊を見た。
Awamata waterfall.  
粟又の滝周辺での水遊びは楽しんだ。
フサザクラの木の下にオトシブミがたくさん落ちていて、気づいたらチビが大量に拾い集めていた。オオルリがたくさんいそうな環境なのに一瞬声を聞いた程度で、ヒヨドリ以外の鳥影は薄かった。
Japanese Wisteria and Torch Azalea were in full bloom everywhere. 
Little one and I sketched this steep slope vegetation from where we stayed.
どこの斜面にも黄緑の中にフジとヤマツツジが咲いていてきれいだった。夫が「ヤマツツジは絶対に電柱のあるところに生えている」という謎理論を言い出したが、気にして見ていると確かに当てはまる。電柱=ギャップなんだろうなあ。

 
  

The next day was cloudy to start with but started to rain hourly for about ten minutes.  But little one was happy walking in her yellow wellies, finding frogs, freshwater crabs, observing plants and mosses.  She walked at least five kilometers from morning to the afternoon!  
いつのまにかジャゴケ・ラブなうちのチビ。養老渓谷周辺は崖が多くあちこちに苔が生えているのがうれしくて「ジャゴケ探ししようよー」、「これがジャゴケ、こっちはゼニゴケ!」
シュレーゲルアオガエル、タゴガエル、ヤマアカガエル、サワガニ、ヤマカガシ、泳いでいるシマヘビも見つけた。
ひたすらのんびり生き物を探して歩く。
「あ、これキツネノボタン!」「ヌルデ!」「ヘビイチゴ見つけた〜!」と、気づけば植物観察会みたいな旅に。鳥屋のわたしは、ひたすらキセキレイを眺めていた。
3歳だと、もうこんな旅ができるんだなあと感慨深かった。

チビにとっては、本当に久しぶりの外食に、旅館泊、黒い温泉と刺激的な体験ばかり。朝ごはんが「お昼とか夜ご飯みたいなごはん」(うちはパンかオートミール)で、「でもそういうお家もあるって知ってたよ。『おとうふやさん』に出てくるもん。」

10 May 2022

ゴールデンウィーク その1

ゴールデンウィーク、前半はのんびりべランピングをしたり、近場へ鳥見に出かけたり。
Pretend fishing with a grass tied to a stick.  
夫がイネ科植物の識別を勉強し出したら、チビが「これもイネ科?」と道端に生える草の中から、イネ科だけを見分けてくるようになった。
最近のままごとでは、カラスムギやコバンソウを"鍋"に入れて"オートミール"を作っているらしい。

Eastern crowned warbler singing. 
(センダイムシクイ) 
Early May is the best season to walk around. Summer migrants arrive or pass through our local nature parks.
Blue-and-white Flycatcher (オオルリ)
Always at the canopy area and it's hard to see the beautiful blue colour.
毎年、一度は声と姿を楽しみたくて、この時期オオルリが見られる林道を歩いている。
でも林道ではなかなかチビを放っておけなくてスケッチまで至らずにいた。
今年はわたしが望遠鏡で鳥を見始めたとみるや、「植物観察したいの!」っと夫を引っ張ってずんずん先へと歩いていってしまった。チビは自分は鳥より植物好きだと認識しているらしい。一人オオルリとともに取り残されたので、にんまりスケッチ。落書きした程度ではあるけれど、とてもうれしかった。
飛び去ったあとに追いつこうと、望遠鏡を担いで早足で進むも、どこまでいっても二人の姿が見えず、一瞬不安に思ったほど。歩くの早くなったなあ。
ハンミョウ
Narcissus flycatcher
里山公園に立ち寄ったキビタキ。典型的なキビタキの鳴き声に、胸までオレンジのきれいなオスだった。
でも里山公園にありがちなことで、鳴き声にひかれて足を向けると、そこにはすでにカメラおじさん&おばさんがいっぱい。みなさんチビに寛容的でありがたかったけれど、こちらも気を遣うことも多いし、好きなように動けない場所に長くいるとチビが鳥嫌いになりそうなので早々に撤退。
実際に見たのはこのオスだけだったけれど、二つの公園で、それぞれ2個体ずつ鳴き声を確認できて、今年はちょっと得した気分。