20 August 2025

7th Birthday

カブカ7歳になる。 
Kabuka became Seven!

On Saturday, we visited my cousin's family and had a birthday party for three kids who were all born in August. 
My cousin made a delicious tart and they got to decorate it with cream and lots of fruits!  
My cousin's son whipping the cream with a machine. And Kabuka was trying to sketch the whole process and take notes about the secret recipe.   
いとこの子がたーくさん絵本を作っていた! 大概の絵本が作りかけで終わっているカブカを考えると、全ページ作り終えてから寝ようとするのすごい。こういうのって本当に持って生まれた性格なんだろうなあ。
Kabuka raised quite a number of Rhinoceros Beetles this summer so she gave some to her friends. In return we got this huge octopus from a family who loves fishing. So her birthday party at home became an octopus party. Kabuka's dad made paella, ajillo and salad with the octopus.
カブカのカブトムシと物々交換でもらったタコを昨日(タコの日!)に解体して、家での誕生日パーティのお昼は夫がタコづくしメニューを出してくれた。 解体後、タコの墨を使ってスケッチに色付けしてみた。 ちなみにこのタコは、吸盤の大小が不規則なのでオスらしい!
前夜、「(カブカの)誕生日の準備何にもしてないでしょ。カードとか、旗とか、まだ作ってないよね」と言われてしまったので、夜なべして今年も作った。
誕生日当日は、学校で配られたチラシを見て、絶対に行きたいと言われていた赤レンガのファーブル昆虫展へ。基本は身近にいる虫を自分で見つけるのが好きだけれど、たまには外国にはもっとカッコイイ、すごい昆虫がいるというのを知るのもいい。ヘラクレスオオカブトが飼いたいとか言い出すタイプではなく、ひたすら家のカブトムシを愛でてくれるのは大変ありがたい。 

 最後にデジタル昆虫採集「バグハン!」の展示があって、最近の子は昆虫採集もアプリなのかぁと微妙な心境に。捕まえる機敏さとか、持つ時の力加減とか必要なく、変な匂い出されたとか、噛まれて痛いとかも、名前もわからない地味な虫とかもなく……ゲットできる喜びだけ提供。「お子さんの虫への興味関心を高めることができます」 こういうアプリから虫に入った子は、本物は自分では見つけられず、怖くて触れない虫好きになりそうだなあ。それでも虫に興味を持つ子が増えれば、何もないよりいいのかなあ。

6 August 2025

白老の海岸と森

樽前山に登ったとSNSにあげていたら、白老在住で先日の保育文化セミナーに参加してくださっていた保育士さんが連絡してくださり、ヨコスト湿原とその海岸、ポロトの森を息子さんとともに案内してくださった。
みんなで集めた貝。名前を調べてみた。
Beach Rose ハマナス
ハマナスの実を見るとケンブリッジの家主のおばさんが教えてくれたスウェーデンのデザートスープ、ニーポンソッパを思い出す。
また飲みたいなあ。
小1男子と小1女子(カブカ)、仲良くスケッチブックを持ってポロトの森を歩き、見つけたものの絵を描いていく。こういう光景、見られて幸せ。

樽前山と苫小牧演習林

We climbed Mt. Tarumae, which is a volcano. We could climbed up to its outer rim of a crater but not to the lava dome in the middle. Lots of White-throated needletails were zipping above the mountain top and that was just really amazing!!
樽前山の東ピークに登り、外輪山を少し歩いて、932峰ピークの分岐から降って降りてきた。外輪山まで登ると、霧が晴れると黒いプリンの溶岩ドームが見える。
山頂はハリオアマツバメがびゅんびゅん! 
羽音と風を感じる近さで見られて、思わずかっこいいーとため息。 テントウムシ、カミキリムシ、セミのほかあまりうれしくない小さな虫もいっぱいで気づくと服もカバンも虫だらけだったけれど、これら餌のおかげでハリオアマツバメが飛んでいるのだから、ぜんぜん我慢できる。 夫が撮ったハリオアマツバメの写真、よーく拡大したら、針尾が写っていて感動した。 
カブカはコエゾゼミとエゾチッチゼミを捕まえてにんまりしていた。
 
 
 花の時期は少し過ぎていたけれど、イワブクロ(タルマイソウ)、イワギキョウ、シマタマノキなどがスケッチできた。
チズモンエダシャク
このあと支笏湖畔へ降り、親水公園で登ってきた樽前山をバックに、カブカはひたすらヌマチチブやエゾウグイを捕まえていた。
苫小牧演習林にて、エゾリス!! パイナップルみたいになってる松ぼっくりをかじかじしていた。
シジュウカラ、ハシブトガラ、センダイムシクイ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、コゲラ、シマエナガの混群に囲まれ、しばし幸せな時間を過ごした。 どんどん動いちゃってぜんぜんスケッチは描けなかったけれど。 センダイムシクイの数多かったなあ。

保育文化セミナー in 北海道

We flew to Sappro for a seminar on childcare. I talked about my picture book making process. 

保育文化セミナー in 北海道 2025 「えほんっていいなぁ〜絵本が織りなす絵と言葉の世界〜」にて、「絵本と自然」という題でお話する機会をいただいたので、お仕事と夏休みを組み合わせて札幌へ行ってきた。
空港での待ち時間は今回もスケッチして暇つぶし。
講演のトップバッターで、しかも持ち時間が1時間半もあってどうしようって思っていたけれど、『あかちゃんのおさんぽえほん』3冊と『ノムとノマの のいちごつみ』ができるまでのお話や、我が家の自然観察についてスライドでお見せした。
お昼前は都内の保育園3園の理事長で全国で保育セミナーをされている樋口正春さんによる、絵本と保育の実践的なお話。こどもが絵本を"おもちゃの一つ"から、どう"読んでもらうもの"と認識していくかというお話はとても興味深かったし、女の子が『おつきさま こんばんは』の絵本と空に浮かぶ本物のおつきさまの繋がりを初めて認識した時の様子のビデオはかわいかった! 

午後は北村人さんによる、イラストレーターとして、絵本作家としてのお仕事のお話。ラップからはじまったという『せっしゃは にんじゃ』の制作裏話がおもしろかった。 
こうしてわたしも勉強できる機会、とてもありがたい。

この日、札幌には夫の親友が住んでいて夫は遊びに行くと言うので、カブカは夫について行かせようと思ったのに、嫌だとわたしの仕事についてきたのだった。 子連れで仕事はどうなることかと思ったけれど、セミナーの参加者はさすが全員保育のプロ! 上手にカブカとおしゃべりしたり遊んでくれて、何事もなく1日仕事ができてホッとした。みなさんお世話になりました。

Of course we watched some birds in Hokkaido!  
北海道まで行ったなら、もちろん鳥見も。ノゴマが探せたらいいなあと思って暑い中、草地環境を歩いてみたけれど、風が強かったのもあり見つけられず。エゾセンニュウは声はしっかり聞いて、姿も一瞬見た。ノビタキ親子がたくさんいた。
Siberian Stonechat
Chestnut-eared bunting
カブカにとってライファーだったホオアカもたくさん! 思ったより大きい鳥だなと思ったのは、周りにいたのがノビタキだったからかなあ。
ウンモンスズメ
エゾカワラナデシコ
ノムとノマが摘むナワシロイチゴもたくさん実っていた!

30 July 2025

硫黄岳登山

We camped and climbed the Iou-dake mountain in Yatsugatake.
母とカブカと親子3世代の3人で八ヶ岳の硫黄岳に登ってきた。
 桜平からオーレン小屋に登りテン泊。翌日は夏沢峠経由で硫黄岳に登って、赤岩の頭経由で降りてきた。 小学生にもなると、体力的には全然余裕だけれど、眠いとか、トイレに行きたいとか、お腹が空いたとかでテンション下がるとぐだぐだになるので、行程をこなせるかはメンタル次第な気がする……。
オーレン小屋はわたしが小さい頃にも、いとこたちと来てテント泊していて、ここで買ってもらったオカリナを吹いたり、川遊びをしたりしてとても楽しかった記憶のあるところ。川の岩に「ソファー」などの名前をつけて遊び、探検地図も作ったのだが、時が経って岩が変わったのか、記憶が間違っていたのか、どれが何だったかさっぱりわからなかった。
Oren goya mountain hat, where we camped, had flags from Nepal hanging over the area. 
小屋のトイレはセンサー付き水洗だし、テン泊者もひとり1000円でお風呂に入れてびっくり。とっても快適に過ごした。
テント設営前後に1時間ずつくらい雨に降られただけでお天気もよく、夜中にトイレに行ったときは満天の星空。カブカにとって人生初の流れ星が見られたのがよかった。 
小屋の窓をスケッチしていて、写り込んでいる森と空も描かなくちゃ!っと思った。 20日に板橋区立美術館で開かれたトークイベント「シドニー・スミスに魅せられて―編集者と教え子が語る」でシドニーに夏のアトリエで教えてもらったいろいろを思い出したから!
Picture diary which Kabuka wrote as a homework during the summer holidays.
We sketched this special flower that only blooms in high altitude, stony area called Komakusa (Dicentra peregrina). 
コマクサはぜひ見せたかったので、硫黄岳山頂から一度硫黄岳山荘まで下って寄り道。スケッチもできてよかった。
高山植物、カブカ的には「どれもみたことがない!」、「これも、これもうちの近くにない!」 山に登るとなると全部はスケッチしていられないので、あれもこれも写真を撮っておいてくれと頼まれ、昨日は半日かけて二人で名前を調べた。
チシマギキョウ 八ヶ岳のはあまり花が開かないらしい。
Alpine accentor 
イワヒバリ、カヤクグリ、ルリビタキ、メボソムシクイ、ヒガラ、ウソなど、高山の鳥もいろいろ見られた。 たくさんのイワツバメが飛んでいる中、1、2羽さっそうとアマツバメが飛ぶのもよかった。
A pair of Bullfinches were at the camp site and we could see them several times. 
ヤマオダマキ

『ノムとノマののいちごつみ』のノマの服はこのヤマオダマキを模したデザインになっている!
オーレン小屋では登頂して戻ってくると、小学生以下には登頂証明を出してくれるというのでお願いしてみた。そこにいた人で表彰式までしてくださって、カブカは「特別な感じ」ととっても喜んでいた。