25 May 2025

シジュウカラの巣箱

We visited our friend's house who has a pair of Japanese Tit nesting in a box with a camera on its ceiling. 
先日、友人宅に遊びに行き、巣箱の中のシジュウカラの雛たちを見せていただいた。見ると言っても、巣箱内に取り付けられたカメラを通してテレビ画面に映し出される姿。庭を親鳥が行き来する影が見えて、それと映像が連動するからおもしろい。 
親鳥が雛の嘴に対して巨大な青虫を押し込む。しばらくするとヒナはお尻を向けてフンをする。親鳥は咥えて持っていく。でも必ずフンをするとも限らない。羽が生えてしまったら、捕獲しない限り見えない耳の穴も、いまは裸だからよく見えた。それにしても、羽に隠れていなければ、鳥の足って長いんだなあ。
 
 
雛は5羽いるのだが、お互いが重なり合っていて、どこまでが1羽なのやら、どういう向きを向いているのやら判別が難しい。けっこう動くので、楽しくて永遠に見ていられる。 うちにも鳥が営巣してくれるカメラ付きの巣箱欲しい!と思うけれど、でもこれが家にあったら繁殖期の1ヶ月、全く仕事にならなさそうだなあ。 
これは前の訪問から1週間後。目も開いて、すっかり鳥らしい姿形になっている。 まだ翼の下、脇には裸の部分もあった。何かあったときのために、まずは飛べるように翼を成長させるのかなあ。
5月9日にカブカの学校帰りに寄らせていただいたときは、すっかりい羽もそろっていた。ヒナの1羽がしきりに巣穴から外をのぞいていたのだが、翌日5羽無事に巣立って行ったとのこと。

This Instagram post is my Japanese Tit's nest story! Kabuka kindly read it aloud for the movie. 
こちらはわたしが作ったシジュウカラの巣の話。カブカが読んでくれた〜

ゴールデンウィークと渡りの夏鳥

Some sketches from end of April to May. 
すっかりブログ更新をサボっていた。ゴールデンウィーク前後のスケッチブックから。
Wisteria from my aunt's garden. This tree was grown up from a bean which I picked from a park and secretly planted in my gran's planter all those years ago! 
祖母の2度目の命日。ちょうどカブカのピアノのレッスンで伯母の家に行ったのでお線香をあげてきた。 わたしが小学生の頃、高根台団地の公園の藤棚から豆をとってきてベランダのプランターにこっそり入れたものが発芽し大きくなったので伯母の庭に植えた、という曰く付きの藤がきれいに花を咲かせていた。一房もらってきたので、帰ってきてから二人で絵を描いた。
Blue and White Flycatcher 
4月19日 近くの公園でオオルリが見られた。
 声で気づき、樹冠を探したら発見。一瞬だけど陽の当たる低い位置に止まってくれて、カブカ「わー!図鑑みたいな色だ!」 カブカはあまり自然番組や図鑑から入らず、フィールドで見て生き物を覚えたタイプなので、肉眼での見え方で種を識別していることが多い。だから図鑑を見て本当はこんなにカラフルじゃないのにと思っている節がある。光条件が合ってようやく見える色もある。
こちらもゴールデンウィーク中に近くの公園で見つけた夏鳥。
We tried making paper with a kind of mulberry fibers. 
谷戸まつりで紙漉き体験をさせてもらう。ヒメコウゾの白皮を煮てほぐし繊維をとった本格的な和紙。 今度準備過程ものぞいてみたい。
カブカは水辺で使えるMy網を買ってもらい、最近はどこへ行くにも持ち歩いている。アメリカザリガニやドジョウ、エビ類をとってご満悦。
Siberian blue robin in a mountain! 
ゴールデンウィークは少し遠出もした。コルリ! 渋滞には巻き込まれたけど、この声が聞けるのは幸せ。 思ったより、よっぽど高いところにいて、最初はぜんぜん見つからなかったし、明るい背景をバックに見るから、小瑠璃というより、小黒だったけど、見られただけで幸せ! 渡り当初は、木の高いところでさえずると学んだ。
カブカのコルリとミソサザイのスケッチ。

21 April 2025

第33回フィールドスケッチ会

東京港野鳥公園でフィールドスケッチ会を開催した。ヒヨ吉さんが書いてくださった公式ブログはこちら
We had a field sketch day at Tokyo Port Wild Bird Park.  It was a nice warm day to be outside.  This bird park has several bird watching hides just like those of British nature reserves so I could pleasantly sit and paint.   
ハイドに座って最初に描いたのは下の絵。それぞれの鳥の大きさを意識しようと努力したけれど、遠近と合わせるとだんだんわからなくなってきた。手前のジシバリやカラスノエンドウ、スイバの雰囲気がいいなあ、ちゃんと入れたかったと思い、上のを描き直した。

東京港野鳥公園はハイドがあるので、机にスケッチブックを置いて、双眼鏡を片手に持って絵が描ける。机があることでちょっと重たいスケッチブックも、絵の具も持つ必要がないからとっても快適だ。そういえばイギリスはどの保護区もこんなだったなあ。スケッチブックに絵を描いている人も多かったなあ。

コチドリが見られたのがうれしかった。 

カブカ作の巣にいるアオサギ、クマバチ、そしてコチドリ。
帰りがけにニレの木の実をついばむカワラヒワの群れを見つけてスケッチした。

14 April 2025

東京都の保護上重要な野生生物の戦略的保全方針

東京都環境局のお仕事で、冊子『東京都の保全上重要な 野生生物の戦略的保全方針』の表紙と裏表紙、中のイラストを数点描かせていただいた。

I illustrated the cover, the back cover and some interior illustrations for this leaflet about wildlife conservation in Tokyo. 
こちらから見られます。 
3つの環境と20種ほどの生き物が入った絵というご依頼。さあ、どこに何がいるでしょうか?
裏表紙は伊豆諸島や小笠原のイメージ。
かながわトラストみどり財団の機関誌「ミドリ」で連載させていただいていた「親子で鳥日記」も4回目の今回で最後。春号はガビチョウのどんぐり割り台について書いています。 機会がありましたらお手に取ってご覧ください。
Spring issue of Kanagawa Trust Midori and I wrote and illustrate about a Hwamei feeding on acorn during winter.

11 April 2025

入学式

Kabuka started school this April. And we moved house, just one station away but a whole new environment for her. 
カブカ、小学一年生になりました!

そして我が家は隣駅に引っ越しました。住所が変わっていますのでご注意ください。 入学準備は段ボール迷路の中。何をするにも、探し物からで大変だった。

桜の咲いてる入学式からの1週間が終わり、今日は給食も食べてきた。友達は誰もいない環境でのスタートだったけれど、たくましくすごしている様子。

 新居にわたし宛に届いた郵便物第一号は庭しんぶん4月号で、「春を味わう」絵本セレクションに『さくらがさくと』を載せてくださっていました。うれしい。

引っ越し真っ最中だった3月30日、さくらがさいたので、弘明寺に息抜きにお花見に行ってきた。
クーベルチップさんに、スタジオポーキュパインの川嶋さんとかんちくさんに会いにいく。『あたらし島のオードリー』と『かるがものひなちゃんおんなじおんなじ』をゲット。行く前は、「ペラペラお話する時間の2倍、川で遊ぶって約束だよ!」とカブカ。でもポーキュパインのお二人とカブカも楽しそうにペラペラ喋ってた! 
 ツバメが10羽くらい、川の上空を飛んでいた。この日が今年初認。

16 March 2025

真鶴・湯河原・根府川

15日土曜日、飛ぶ魚さんへ搬出に伺ってきた。芳名帳を見ると、思った以上に本当にたくさんの方が見にいらしてくださっていて、作品をご購入くださった方もたくさんいらして、とてもうれしかったです。本当にどうもありがとうございました。 
1月半ばの搬入にはじまり、この展示のために4回真鶴へ出かけたので、その度に少しずつまわりで遊び、ずいぶんこのエリアを楽しんだ。
On Satureday we went to the Gallery Cafe Tobusakana to pick up my original prints that had been displayed there for a month.  I learned that so many people came to see my show and several prints got sold! 
Thanks for this opportunity, we enjoyed the Manazuru area so much. This time, lots of Okame cherry trees were in full bloom! 
 行きがけ、石橋インターを降りたところの山に桜が咲いていて、カブカが「『もう いいかあい? はるですよ』(富安 陽子 文 / 松成 真理子 絵)みたいんだねえ!」と言い出した。根府川は河津桜ではなく、おかめ桜まつりをしていた。家の近くにもオカメの木が2本あって親しんでいる種だったのもあり「ここは、オカメなんだねえ、帰り絵を描こうねえ」と約束していた。帰る頃には冷たい雨が降っていたけれど、なんとか桜が見えて車も止められる場所を見つけて、ちょっとだけスケッチした。空が暗かったから、絵本の印象とはずいぶん違う絵になってしまった。
午前中は琴ヶ浜で少しだけ磯遊び。アメフラシがたーくさんいた。小さな魚2種類(まだ調べつかず)、ハゼの仲間、エビの仲間などを捕まえて絵を描いた。

2月16日、真鶴岬の朝はヒヨドリでいっぱいだった!  数千羽はいただろうか。お林は樹冠が高いのでよくは観察できないのだけれど、飛び交う鳥がみんなヒヨドリ。声もすごい。
渡りの通過点とぼんやり思っていたけれど、渡り損ねたのか、居心地がよくて居着いているのか、ヒヨドリの大越冬地になっているのだと知った。どういう個体が渡ろうと思うのか、どういう個体が残ろうと思うのか、とっても気になる。
磯まで降りるとフグがたくさん落ちていた。お腹側にも白斑があり、調べてみたらホシフグらしい。 冬に大量漂着したという記録が各地であり、どうやら水温の影響によるものらしい。
カラスザンショウにメジロが15羽くらいきていた。これも数の多さにびっくり。

1月13日の午前中は幕山公園とその先の林道を歩いた。久しぶりにたくさんのアオジとジョウビタキに出会えたほか、ビンズイ、ルリビタキ 、カワガラス、ホオジロ、ソウシチョウなど。
Olive-backed Pipit.
そしてなんとニホンジネズミの死体を拾った。
顔が尖っていたのではじめヒミズ?と思ったけれど、しっぽがネズミっぽく、耳が大きい。背中に傷があったがとってもきれいな亡骸だった。 図鑑を読むと、このトガリネズミの仲間は独特の体臭があるせいで、捕食者が捕まえても食べずに放置するからではないかと書いてあった。カブカがスケッチをしていて、足の裏にボツボツの突起があると気づいた。肉球のようなものらしい。 せっかく見つけたので死体は帰りがけに生命の星地球博物館に届けてきた。
On the 13th Jan, we walked around the Makuyama park in Yugawara and found a dead Dsinezumi shrew. It looked so untouched. Apparently, these shrews have an odor and predators leave them untouched.

7 March 2025

絵本文庫

Yesterday was the last day we could visit our local private library. It was a precious place for Kabuka where she could select the picture books she wants to read by herself. 
近くの絵本文庫に通える最後の日だった。 1歳半頃から未就学児の頃は月に2回、園に通い出してからは月1回行って、約80回くらい通ったらしい。ここで借りた本は貸出簿によればのべ347冊。 図書館がちょっと遠いのでなかなか子連れで行けず、図書館で借りる本はどうしても親がネットで見た情報を元に選んでしまうことが多かったので、子どもと一緒に選べる、本棚から選べる文庫の存在は貴重だった。お話会を含め、親が選ばない本を読む機会は大切! 
文庫で子どもをスケッチしていると、なんだこのお絵描きして遊んでいるお母さんは?と子どもたちが覗きにくる。
にじいろえほん箱のみなさま、大変お世話になりました。また機会を見つけて遊びにいきます。
「おやきって何? 食べたことない」と言い出したからと、母がおやきを作らせていたときのスケッチ。料理教室中、わたしはこうしてスケッチしちゃうから、延々にうまくならず。カブカはわたしよりは料理できる子になるだろうか。
ふきのとうを見つけ、「フキ味噌にできる?」とうれしそうに言い出す我が家の6歳児。自分で作らせてみた。 
フキ味噌は、祖母が大好きで、毎年アルミホイルに包んで大事そうに持ってきてくれたなあ。 わたしは夫が作ってくれる、フキボナーラ(フキ・カルボナーラ)が大好き。