30 December 2006

大根の三浦

 Yesterday, it was windy and the sky was really clear. I went to Miura peninsula.

Dried Japanese radish and Mt.Fuji
大根と富士山の日だった。金網に干した大根の向こうに見える富士。大根畑の向こうの富士。一富士二鳶三大根。初夢はこれで決まりだ。


Cabbage and radish fields a la M.C.
三浦は何となく南国風だ。キャベツと大根の畑がずっと続いていた。

28 December 2006

ぽかぽか


ぽかぽかの陽気の多摩川調査。前日の大雨で増水し、中洲は水の底だった。視界が開けたせいかツグミを36羽も見た。ユリカモメがグランドの水溜りで溺れたミミズを採っていた。
M.Fuji from Tama river.

24 December 2006

Merry Christmas!


Black-crowned Night Herons
CCCの空き時間に行徳鳥獣保護区内を歩いてスケッチしてきたゴイサギ。
明日は楽しいクリスマスになりますように! わたしは微生物のレポートかな。

CCC

CCC stands for Christmas Cormorant Count, taken after Christmas Bird Count in the U.S.A. On the 23rd, We researched the number and the flight routes of Great Cormorants from sunrise till sunset at the bottom area of Tokyo bay.


カワウGreat Cormorant
 行徳野鳥観察舎をベースに朝の6時から夕方5時ごろまで、交代でカワウを観察するイベントCCC。わたしは前夜から浦安入りし、早朝は行徳橋で調査した。
 調査地に着いたのはまだ真っ暗な5時半。足の指がしもやけになりそうなくらい寒かった。だんだん明るくなり、待ちに待った太陽が昇ってきた。まさに『印象―日の出』。
 カワウは数分おきに通るけれど、群れがこなかった。瞬間最大3羽!ちょっとさびしい。


行徳野鳥観察舎の3階から。昼間は観察舎から保護区内に出入りするカワウの数をカウントする。観察場所にはいろんな人が入れ替わり立ち代り。
 
一日中カワウ尽くし、そしてまわりはカワウ・ファンがいっぱい。放流魚を食べてしまうなど問題の多い鳥だけれど、CCCの熱気の中にいるとカワウは特別な鳥。長い不思議な一日だった。

ヤクザルな人々

 京都の旅のメインは、夏のヤクシマザル調査の総括会議だった。調査中は屋久島の自然の中にいること、サルを見ること、鳥を見ることだけが頭にあった。でも調査結果がデータになり、そこから何が言えるのかという議論を聞いていると、調査の先にある”論文”が見えてきた。


 懇親会の二次会。会議中はまじめに聞いていたので、こんなスケッチしかない。前期参加の人、後期で一緒だった人、去年参加の人、毎年参加している人・・・。

 全国各地からぱっと集まってくるのが、ヤクザルメンバーのすごいところだ。下界で会っても、みんなあまり変わっていなくてうれしかった。

22 December 2006

銀閣寺


After the Kyoto Gyoen, I went to Ginkaku temple.

From a vantage point.

展望台からの銀閣。銀閣寺も造園学の授業で、複数の視点場を持つ庭の例として出てきた。いろいろな角度から見ることを想定しているということらしい。

Street leading to Ginkaku temple. Souvenir shops were everywhere.

20 December 2006

京都御苑

 Last weekend I went to Kyoto to join the meeting of monkey research at Yakushima. Befor the meeting I went to Kyoto Gyoen (old imperial palace), because Japanese Green Pigeons are passing the winter there.
 せっかく京都に行くのならと思い、「こまたん」の関西支部である「おこまはん」の方たちと京都御苑のアオバトを見てきた。ずっと話に聞いていた冬のアオバトを自分の目で見られて大満足! 

拾翠亭
 
松の木にとまるアオバト(Japanese Green Pigeon)長いこと見られて本当によかった。イチョウの葉は落ちて黄色い絨毯に、モミジは紅葉真っ盛りで、ちょっと遅めの秋が楽しめた。


イカル(Japanese Grosbeak)
100羽以上のイカルの群れに感動して見入っていたら、地元の方に不思議な顔をされてしまった。京都御苑では珍しくないそうだ。

15 December 2006

ウソの冬

 日曜日に参加した横浜自然観察の森のイベント「鳥のくらし発見隊」のときのスケッチをようやくアップできた。冬鳥がもう勢ぞろい。ツグミ、アカハラ、シロハラの3種もそろったし、アオジにクロジ、ホオジロも見られた。

でもなんといっても今年の目玉はウソのようだ。二つの群れを見ることができた。お腹の赤い亜種アカウソもいる。


シメ(Hawfinch)
特徴的な形をした次列風切外弁と初列風切がよく見えた。

10 December 2006

鈍行列車


仙石線 松島海岸駅
I sketched this picture in 10 minutes while I was waiting for my train. And I painted it a little at home.


 12:02 松島海岸駅から長い長い鈍行列車の旅が始まった。仙台から東北本線を乗り換え、乗り換え南下する。仙台→福島→郡山→黒磯→? 家にたどり着いたのは21時すぎていた。
 電車から見える東北の田んぼの風景、ボタンを押してドアを開けると入ってくる冷たい風が印象的だった。

9 December 2006

ああ松島や

 The next day, I went to Matsushima, one of the three best scenic spots in Japan. My teacher of Landscape Architecture said that the Japanese love the scenary of sea with many islands and islets, like Matsushima.

朝の松島。風が冷たい。あまりの景色にスケッチブックを取り出したけれど、手がかじかんで描きにくかった。

遊覧船からの風景。


造園学の授業のスライドにでてきた五大堂。遊びながらも一応お勉強? 周囲に12支が彫られていた。
この絵を描いているあいだ、空は晴れているのにパラパラと雪が降ってきた。わたしにとっての初雪。  

雁の島

 
   ウソ(Bullfinch)           ノスリ(Common Buzzard)

 絵手紙用の筆ペンがあることを教えてもらったので試してみた。墨のほか、うす墨や灰汁色などもあるようだ。


 夕暮れ、沼にマガンが帰ってきた。長い長い編隊を組んであちこちから飛んでくる。なんだか竜のようだね、と話した。何千羽というマガンが沼に浮かぶと黒い雁の島ができた。それでも次から次へと群れが飛んでくる。
 Thousands of Greater White-fronted Geese flew back to the marsh to sleep. Although it was raining. I watched them coming until it became dark and really cold.

8 December 2006

オオハクチョウ

 田んぼのマガンを見ている間は、なぜか晴れ渡っていたけれど、天気予報通り雨がぽつぽつ降ってきた。


枯れた蓮の中にたたずむオオハクチョウ



Whooper swan feeding in the paddy field after harvest, looking so much like a vacuum cleaner.



オオハクチョウ、オナガガモを餌付けしていた。学園祭の展示で野生動物の餌付け問題を取り上げたばかりだったので、実際の様子が見られてよかった。餌は古米で作った浮餌、ポン菓子というもので、長時間水に浮いているため食べ残しが少なくなり水質悪化も防ぐという。センターなどで売られていた。専用の餌があるにもかかわらず、えびせんをやっている人もいたけれど大丈夫なのだろうか。それにしても、人と並ぶとオオハクチョウの大きさがよくわかる。


 雨足が激しくなり、しばらく屋根の下へ避難した。

7 December 2006

マガン

 マガンいないね、と話していた矢先にV字の編隊を組んだ23羽の群れがやってきた。目の前の田んぼに降りたので夢中になって観察していると、また20羽、15羽、13羽とガンが湧いて出てくる。間近を飛ぶと映画『WATARIDORI』のシーンのようだ。広い田んぼなのに、マガンが降りるのはある一角だけ。そこに2000羽ほどが集まった。



マガン(Great White-fronted Geese)
A thin drizzle had been falling, but when it cleared up, all the sudden geese started landing from all directions. And above them, there appeared a rainbow for a breif moment, just like somewhere over the rainbow.



ハヤブサ(Peregrine Falcon)とマガン
ハヤブサがこんなに近くにいても、ちっとも気にしていないよう。




 突然、群れがすべて飛び立った。オジロワシだ。数千羽のマガンの群れを見るべきか、オジロワシを見るべきか・・・。目は2つあっても、ひとつづつしか見られないのが悔しいくらいだった。
オジロワシがマガンを襲うことはないのに、なぜかオジロワシが来ると飛び立つんだ、とおじさんが話してくれた。

5 December 2006

伊豆沼

 This weekend I went to Izu marsh in Miyagi prefecture. The marsh is one of the designated sites of Ramsar Convention and famous for Greater White-fronted Geese(マガン).
金曜日、日付が変わるころ夜行バスに乗り込み仙台へと向かった。着いたのは朝の5時半。もらったばかりのあったかいコートを着ていたのに、それでもちょっと寒かった。



オオハクチョウ(Whooper Swan)とオナガガモ(Northern Pintail)
伊豆沼には8時ごろに着いた。早朝にマガンが飛び立つのを見られなかったのは残念だけれど、ハクチョウすら見たことがなかったわたしにとって、伊豆沼は十分にインパクトがあった。何しろ一番初めに目にした鳥がベニマシコだった! 例の望遠鏡は大活躍で、望遠鏡に入れるのも少し上手になったので本当にたくさんスケッチができた。


オオタカ(Northern Goshawk)
これまで猛禽類はあまり描いたことがなかったけれど、多摩川のチョウゲンボウ以来、なんだか猛禽運が良いらしい。


 カケス、アカゲラ、カンムリカイツブリ、ミコアイサ、カワアイサと立て続けに素敵な鳥が見られた。天気はあいにく下り坂だったけれど、そんなことはマイペンライ(気にしない)。

1 December 2006

多摩川

 いろいろな〆切が重なって、あたふたしているうちに12月になってしまった。
水曜日に何とか時間をつくって月に一度の多摩川鳥調査に行ってきた。銀色の穂をつけたススキがきれいだった。草が枯れて川全体が見渡せる。


ツグミ(Dusky Thrush)
あちこちにいた。冬鳥もだいぶ出揃ったようだ。


チョウゲンボウの夫婦(Common Kestrel)
長期無料!で貸していただいた望遠鏡を使ってバッチリ見ることができて感動した。