13 November 2024

インドのデリーへ

I made a short trip to Delhi in India to join the Bookaroo Children's Festival, thanks to Japan Foundation, India, which supported my travel and accommodation. 
インドの子どもの本フェスティバルBookarooに招待していただき、日本の作家/イラストレーターとして参加してきた。参加費は国際交流基金のインド支部(ニューデリー日本文化センター)に援助いただいた。

フリーランスの作家/イラストレーターとして、ただの観光ではなくブックフェスティバルに参加したのでインドのビザを取るのに苦労した。今年の講師陣はビザ取得に苦労した人が多かったらしく、出発1日前にようやくパスポートを受け取ったという人もいた。みんな無事に集まれて本当によかった。
Sketches I did while waiting for my flight at Haneda airport on the 7th.
移動を入れても5日という短いインド滞在。でもカブカを置いて5泊も家を空けるのは2019年のボローニャぶりだった。いろいろ心配したけれど、カブカも夫も母もがんばってくれて、問題なく行って来られた。
From the plane, I could see the Himalaya. 
Among my friends and family, it's often me who ask to stop and sketch something. But this time, I was very happy to follow Antonia Santolaya from Spain, one of the speakers at the Bookaroo, who suggested me to visit the Humayun's Tomb together and sketch it.
イサカーン廟(Isa Khan's Tomb)
フマユーン廟(Humayun's Tomb)
In the evening of the Bookaroo day, the Bookaroo kindly organised the Humayun's Tomb museum tour guided by Ratish Nanda, the project director of the restoration work at Humayun's Tomb himself!  It was very interesting to hear the history and story behind the restoration.  I felt ashamed that my knowledge of Mughal Empire was too little to understand his talk well.  But it is always good feeling that names in the text book of the world history start to mean something in my head. 
 
Quite a lot of things in the museum were replicas but they were hand made in very good quality and I could see that by making them, they learned so much about how they were made in those days. 
I am so glad that Antonia and I spent the time sketching and observing the architecture before the tour because I could understand slightly better!   
Inside the museum there is the original finial of the Humayun's Tomb.  It looked enormous in the building and I could really feel the size of the tomb.  

9日の夕方、フマユーン廟の復元プロジェクトに携わるRatish Nanda氏によるフマユーン廟博物館ツアーを、Bookarooに参加している講師向けに企画してくださった。今年できたばかりで、インド初の地下博物館だ。
フマユーンがとても興味を持っていたことの一つが庭であったことやイランとの関係、復元中にわかった様々なこと(地となる金属の純度次第で金箔のくっつき方が違う)など、おもしろい話がたくさん聞けたのだが、ムガル帝国についての私の知識は高校時代に世界史の教科書を暗記して忘れたところから進化していなかったので、英語の説明についていくのはなかなか難しかった。

3 November 2024

おさんぽえほん原画展

11月7日(木)から、12月1日(日)まで、横浜市南区弘明寺の子どもの本& クーベルチップさんにて、おさんぽえほん原画展をします。月火水がお休みのお店なのでご注意ください。

23日(土)には「はじめての自然体験」と題したトークイベントをします。絵本を作った経緯や、子育てと自然体験についてなど、お話しできたらと思っています。
My linocut prints from my board book series are displayed at a children's bookshop in Gumyoji, Yokohama.
今日、搬入して飾ってきた。
Doodling persimmons and crows on the shop window with Kabuka!
カブカと二人でお店のドアにも絵を描いたので、見に来てね!

7 October 2024

運動会

Yesterday was the sports day at Kabuka's kindergarten. I tried to scribble something on my sketchbook.
雨天延期を経て、今日の午後は幼稚園の運動会だった。
メッセージカード 
すみれ組だから青いはっぴとカブカから聞いて描いたのに、当日は赤だった。
でも選択種目で自分が出るものとか、走る順番とかダンスで踊る位置とか、カブカは事前に詳しく教えてくれるのでありがたい。
あまり競争心を煽ったり、完璧を求めたりしないゆるーい園。クラス対抗は、だるまさんがころんだ! 自分で出るものを選べる競技は、カブカはなんとリレーなぞを選んでいた。どっちの競技もカブカチームは負けていたけど、カブカはふーん、負けたんだ、という感じ。あんまり競争心が強くても、対応する側は大変だからありがたいか。
ソイヤを踊る前に待っているところ。

2 October 2024

いつも仲間といっしょ エナガのくらし

初めて絵本の文章だけを担当するというお仕事をした。
江口欣照さんの四季折々のすばらしい写真によるエナガの写真絵本だ。文一総合出版の「命のつながり」という写真絵本シリーズの7冊目になる。
This is my first experience to take only the writing part of a picture book.  It is a photo picture book about the life cycle of Long-tailed Tits and the beautiful photos are by Yoshiteru Eguchi.  

 東郷なりさ 作、江口欣照 写真 
 文一総合出版 2024年10月11日発売 
 定価2,200円(税込)
江口さんが何年にも渡って撮り溜められたエナガの写真にお話をつける仕事をしませんかと言われたときは、写真絵本ってどうやって作るのだろうと戸惑った。絵の絵本ならお話に合わせて、いくらでも好きな構図で好きなものを入れた絵が描けるけれど、写真となるとそうはいかないからだ。 

数々の素敵な写真、そして必死で餌をとり、子育てをし、生きているエナガの写真を眺めるうち、かわいいキャラクターとしてのエナガを推すのではなくて、仲間と生きる姿が伝わるお話にしたいと思った。
編集の高野丈さんとやりとりをする中で浮かび上がってきたのが、いつも誰かと一緒にいる暮らし。だから写真家には頭の痛い要望だったと思うけれど、群れの写真をたくさん、たくさん出していただいた。
エナガの関連書籍もいろいろ読んで、ずいぶん勉強もした。
3枚だけ巻末のQ&Aにイラストも。
今や100均でもエナガの北海道亜種であるシマエナガのグッズを見るけれど、なぜかキャラクターとしてのシマエナガは、かわいいのはいいけれど、どれも尾が短い。カブカは「シマエミジカ」と呼んでいる。
描いているイラストレーターたちは、本物のエナガを他の小鳥と比べて見たことがないのではないかと勘ぐりたくなる。野鳥観察をしていたら、エナガといえばあの長い尾!っと思って描くと思うから。
絵本を読んで、野鳥としてのエナガの暮らしを見てくれる人が増えたらいいなと思う。

ユリカモメ 生物多様性特集

I illustrated the cover and back cover of a special issue of the newsletter "Yurikamome" published by the Tokyo Local group of the Wild Bird Society of Japan. 

日本野鳥の会の東京支部からご依頼いただいて、支部報「ユリカモメ」の特別版、「別冊ユリカモメ 生物多様性特集 月例探鳥地で暮らしている生き物たち」の表紙と裏表紙画を描かせていただきました。 鳥だけでなく、他の生き物にも目を向けようという意図で作られた冊子なので、野鳥の会発行なのに、冊子をめくると花や虫、カニの写真がいっぱい! 各探鳥地のリーダーが、そこで見られる推しの生き物を紹介していて、勉強になる。 鳥が好きなので、ついつい鳥ばかり目がいってしまうけれど、餌となる植物や昆虫、環境を作っているまわりの生き物がいてこそいきている鳥。そして子どもと自然観察をしようと思うと、双眼鏡でないと見られない鳥よりは、手元で見られる昆虫やカニ、キノコがいる環境のほうが遊びに行きやすい。やっぱり多種多様な生き物について学ばないといけないなあと思う。
表紙は野鳥の会東京が探鳥会を開いている東京湾沿い5ヶ所の探鳥地、裏は都市公園から高尾山までの内陸5ヶ所の探鳥地をイメージして、そこで見られる生き物とその生態を描いた。

24 September 2024

富士五湖と山

9月最初の三連休、友達親子に会いに、そしてハイキングをしに富士五湖周辺に行ってきた。道路や観光地はどこも混んでいたけれど、うちはやっぱり自然観察。山歩きをして静けさを楽しんできた。
We visited Kawaguchi Lake and Yamanka Lake area and hiked up two mountains that are famous for the view of Mt.Fuji. 
三ツ峠登山口から三ツ峠山頂へ。道中ずっとびっくりするほど下層植生が無い! シカが食べ尽くしてしまったようだ。生えているのはテンナンショウとトリカブトと毒の植物ばかり。2017年に来たときの、登る途中のアサギマダラ飛び交う花畑はいずこへ。山頂付近もかろうじてワレモコウやウメバチソウが数本生えている程度だった。寂しい。
アカエノズキンタケ。花も鳥も影が薄かったので、ひたすらキノコ探しをしていた気がする。
Something we found in Mt. Mitsutoge. 
 富士山とフジアザミ。フジアザミは山頂付近にたくさん咲いていた。 
 Morning view of Mt. Fuji. 
 高座山。山頂へは行かず、登山道を散策。ここはまだ草花が残っていてホッとした。 
Brown Dipper, a lifer bird for Kabuka!   
帰りは道志道経由。道の駅脇の川で、カワガラス発見! 夫が兼ねてより寄りたかった道志道の真ん中の森の中にある本屋さん、もくめ書店でお茶をして絵本もいくつか買ってきた。

6 September 2024

お仕事記録

Here are some of my recent works for the record.

ここ数ヶ月に出たお仕事の記録。
I illustrated Yosa Buson's two pieces of haiku for Toryukan publishing's children's magazine. 
登龍館が発行する園向けの月刊絵本「仲良し文庫」の来年4月号の俳句ページに見開き一枚のイラストを描かせていただいた。与謝蕪村の春の二句に合わせた里山と桜、海の絵。 4月号なので制作が早いようで、先日もう手元に見本誌が届いた。
I wrote an essay and illustrations for Kanagawa Trust Midori about my birding day with Kabuka. 
かながわトラストみどり財団の機関誌「ミドリ」に連載「親子で鳥日記」を書かせていただいている。1年間、全4回です。機会がありましたらお手に取ってご覧ください。
Another essay and illustration and this is for Fukuinkan publishers' little leaflet which comes with a magazine type picture book. 
こちらは福音館書店の月刊誌「ちいさなかがくのとも」2024年9月号のおりこみふろくの「わたしのセンス・オブ・ワンダー」というコーナーに「子どもと一緒にスケッチ」という寄稿をさせていただいたもの。 カブカのスケッチが紙面デビュー! 大人が写真を撮って満足するような対象物ーーきれいな風景や鳥などの獲れない生き物にもカブカが興味を持ってくれるようになったのは、スケッチをはじめてからだったなあと思う。

カブカはこの夏、展示デビューもした。 ECOM駿河台で開かれている野鳥の会東京の野鳥写真展の「子どもたちが描いた野鳥の絵」コーナーに、カブカのカワセミの絵も飾っていただいたのだ。 
会期は9月27日まで。 平日12:00-18:00  ※最終日は15時まで ※貸切りなどで臨時閉館することもありますので、お出かけ前にはFacebookで最新情報をご確認ください。 
特別開館 8月24日(土)、9月7日(土) 10:00-17:00。

29 August 2024

5歳アルバム

I made Kabuka's five-year-old album or rather a diary of her growth! We did too many things in the past year, going to Thailand, Hokkaido and many other places so I could not put everything in one album and had to make two.  
カブカの5歳のアルバムを作った。タイにも北海道にも行き、年長で行事も多かったので2冊組に。 家族一緒にいろいろできるのも、きっともう何年間もないんだろうなあ。 アルバムとしては詰め込み過ぎなのは間違いないけれど、作品ではなくこれは記録。
今回はほとんどどのページをめくっても青と黄色の縞模様。5歳はりゅうりゅう年間であったことがよくわかる。
これは大楠山の麓のぴょんぴょこ岩。
鉄棒も雲梯も得意ではないが、こうもりができるようになった。

夏は虫

Summer is the time for catching and watching insects. 
スケッチブックから鳥が姿を消し、虫だらけになる季節。 暑くて蚊がいるから、あまり野外で描けなくなるので家に連れ帰ってきたものが中心になる。
そもそもカブカは絵を描くより虫や魚を捕まえたいので、カブカのスケッチブックは夏の間はちょっと適当になる。鳥だと捕まえられない分、描きたいとなるのかも。
森を歩いていて、カブカが見つけたノコギリクワガタ(Japanese stag beetle)
マンションに落ちていたコクワガタ
ヒロヘリアオイラガ
カブカが育てていたカブトムシの幼虫は終齢になった5匹全部が羽化した。その名もカブノ(♀)、カブナ(♀)、カブヤ(♂)、カブスケ(♂)、カブル(♂)。 カブトムシを育てているバス停仲間と、オス同士を交換するカブトムシ交換会もして、カブルくんのかわりに、カブシくんがやってきてうちで過ごすことに。 どいつもこいつも"カブ"が名前についてわたしは混乱してきたけれど、カブカは毎朝起きると真っ先に全員をチェックしている。幼虫はほったらかし気味だったけれど、成虫は好きらしい。 また卵も生まれ、無事に幼虫も育っている。
セミの羽化観察も夏の定番。 アブラゼミ
カブカ、起き抜けに成虫になったセミを捕まえる。 絵本『せみとり めいじん』(かみや しん作、奥本大三郎 監修)の「めいじんは むしかごなんて つかわない。とった せみは ゆびのあいだに はさむんだ。」というのにいたく感銘を受けたらしく、セミを指の間に挟んで持ってみたかったらしい。
幼稚園友達のお家からやってきたシモフリスズメ。そして卵は、なんとヤモリが孵った後の殻。
川に行こうと言っていたけれど天気がいまいちだった日、安全な自然公園の川でガサガサ。大きなハゼの仲間、ドンコを捕まえた。十数センチの大物を捕まえたけれど、最大では25センチにもなる魚らしい。もとは愛知以西にいた国内外来種。