8 May 2016

Rice fields and wintering ducks

A brown package arrived from France!
It was from Dr. Claire Pernollet and contained her PhD works, "L'utilisation des rizières par les canards hivernants," which has my illustration on the cover.
I was very happy to be asked to do this work after more than a year since we met during the International Ornithological Congress in 2014.





Rice fields flooded during winter become good foraging grounds for ducks.  


国際鳥学会(IOC)のご縁で、Dr. Claire Pernollet氏の博士論文の表紙を描かせていただいた。論文の表紙に絵をつけるなんて、日本ではあまり考えられない気がするけれど、ヨーロッパではよくあることなのだろうか。章扉にもカモの羽を使ったアート作品があり、後ろには夜のカモの水彩画やドラマの歌を夜のカモの話に替歌したものが出ていたり。素敵な文化だ。

論文はフランス南部のカマルグでの田んぼとカモ類についての研究だ。冬期、田んぼをどのような状態にするかによって、雑草や落ち穂の量に違いが出るか、カモ類の利用に違いが出るか、またカモ類の田んぼへの影響などを調査、考察したものだ。カモ類が採餌できる場所であるためには、やはり冬水田んぼにしておくことが重要で、収穫直後に耕してしまうのが、一番よくないらしい。カモ類は刈り株を押し倒し、雑草の種を食べる。ただ雑草の種の量は、カモの利用では有意には減らないようだ。
それでも冬期に水を張った田んぼのほうが収量が多く、農家にとっても、越冬するカモ類にとってもメリットが大きい結果になったという。

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