9 August 2022

Summer holiday and farm animals

夏休み旅行は、富士五湖と清里を3泊4日でまわってきた。 

幼稚園ではひつじ組で、毎日のように先生たちから「ひつじさんは、今日は○○します。」などと呼びかけられているらしいのに、本物の羊を見たことがないチビのために観光牧場へ。
She is in Sheep Class in her pre-school but she hadn't seen the real animal.  So we visited a farm where she could feed and pet the sheep.   
はじめ怖かったのだが、パパがおとなの羊に餌をやっている隙に子羊に餌をやり、だんだん慣れてきて大きな羊にも手を差し出せるようになった。
生暖かい舌で舐められて、手が濡れる!
四つ足はスケッチし慣れていないから難しい。
お昼ご飯には、ちゃんとラム肉も食べた。
She also fed lamb with bottles of milk.
And this is what she drew afterward at a waiting space in a hot spring.

And we did kayaking in Lake Motosu.
本栖湖でカヤックし、少しだけ水にも浸かった。
夫の友人から、ちょっと早い誕生日プレゼントで水泳ゴーグルをもらったので、顔を浸ける練習も。
前日の雨風で湖の底の砂が動いていて、ちょっと濁りめだったけれど、それでも透明度が高い湖は、すべてがキラキラして見える。
 
The resort inn, which we stayed a night, had a goat in the garden. We sketched it together in the morning.
泊まったペンションで飼っていたヤギのムギ。

2 August 2022

夏祭り

町内会の夏祭りが3年ぶりに開催された。
チビにとっては初めての夏祭り。
On Saturday, a small community summer festival was held for the first time in three years.  There were no music, no dancing and no food stool but so many kids came out to enjoy the games and the one-man show. 
It was the first festival for my little one and she went there with a special Yukata out fit, which my mother made.   
 
チビがまだ0歳の頃に母が「これで浴衣を作る」と張り切って買った、金子みすゞの詩「淡雪」をイメージしたという布で作ってくれた浴衣を着せていった。帯は友禅染め作家、福原勝一さんのとうがらし色のスカーフで代用。
ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、コイン落とし。まだまだ難しかったり、ルールをよく理解できていなかったり。でもオマケで色々もらってきた。運だよりのくじは何気に一等を当てていた。
そして、できれば避けたいような、安っぽいプラスチックのおもちゃが家に増えた。
わたし自身、夏祭りの人形すくいでとった、かいじゅう−−いま調べる限りでは「こんなこいるかな」のキャラクターだったか。ちょっと違った気も−−をずいぶん長いこと大切に持っていたし、普段はぜったい買ってもらえないテトリスのミニゲームをもらったのも覚えているし、こうしたプラスチックおもちゃに懐かさを覚える。でもこれらを懐かしく思い、愛着を感じ、子どもの頃こういうのが好きだったと思っているのは今の親〜祖父母世代の話で、その前の世代にもなれば、それがもっと環境にやさしい紙や木のおもちゃだったんだろうなあとも思う。
子どもの頃に手にしてうれしかったものは、大人になって、たとえ頭で「環境に悪い」「体に悪い」などと思っても、大嫌いと否定できないところがある。でもだからこそ、子どもに与えるものは、考えてなくてはいけないのかもしれないとも思った。
ラムネは「辛い」と顔をしかめた。
Kids staring at the clown. 
大道芸人が来て、暑い中ピエロの格好をしてショーをしてくれた。そんなのだって、ここ数年、見る機会もなかったので、子どもたちにとっては良い経験になったと思う。

And the Dark Evening Brown came out from the chrysalis in the morning! 
クロコノマチョウ、羽化した! 夜に蛹が真っ黒になったので、翌朝は張り切って4時半から起き出し、うつらうつらしながら見張った。その甲斐あって、一部始終を観察できた。
蛹に対して、ずいぶん大きなチョウが出てきて驚いた。

27 July 2022

夏の生き物

Some nature sketches during this summer. 
Not being able to sketch in the field, I've been bringing back insects at home and drawing them.
うさぎのような顔の形がかわいいクロコノマチョウ。おしりも何気にフォーク型。
餌がススキなどのイネ科というのもありがたい。
二晩続けてセミの羽化観察。
最近、わたしが絵を描き始めると、チビが自分もやりたい、でもうまくできないと泣いた挙句に、妨害してくるのでちょっと嫌になっている。 でも気分さえのれば、チビもとっても良い絵を描いてくれる。そこにたどり着かせるまでが一苦労なのだが。
一番下が幼虫。右の上が、羽化の始めで殻を破ってでてきたところ。右の下がそっくり返っているところ。左の上は90度横向きになってしまっているが、羽をのばしはじめたところ。


I found this moth perching on a leaf along a street one June afternoon. It didn't fly when I picked it up so I guess it was just after it emerged from the cocoon when I found it.
ネジバナ
This is a sketch from a way back in May but I found this beautiful yet dead Oriental Odd-tooth Snake near my place!
幼稚園バスへの朝の送り帰りに、道にポトンと落ちているヘビの死体を発見。小さいなあ、幼蛇だと思って見たらアオダイショウじゃない!  シロマダラだ!  幼蛇かと思ったけれど、これで成体らしい。とっても綺麗な状態だった。
And in June, a pair of tree sparrow started nesting again in our balcony. This time at the hot-water bag that we put up last year when we wanted the pair of sparrows to move from the exterior unit of our air conditioner. We thought they started incubating. 
But for some reason, they abandoned the nest... We were so sad and was missing the chattering of sparrows for a long time.
昨年のエアコン室外機スズメ営巣事件後、冬の間忙しくてすっかり忘れていたのだが、5月29日、去年即席で取り付けた湯たんぽにスズメが出入りしている、と夫が気づいた。 見ていると、1日に何度も出入りしていて、時折草を持ってきているのも確認できる。交尾も確認した。

どうやら抱卵している、というところまでいったのだが、何がいけなかったのか、放棄されてしまった。
湯たんぽハウス、だめだったー。
朝寝ぼけ眼の時間にスズメの声が聞こえなくなり、しばらくスズメ・ロスだった。
「いなくなったのがスズメでも、こんなに寂しい気がするんだから、チビがいなくなっちゃったりしたら困るなあ」と、めずらしく夫も感傷に浸っていた。
 来年こそはちょっと良い巣箱を取り付けたいなあ。
 去年、今年と5月末〜6月にかけて、やり直し繁殖か第二回繁殖の頃に、うちのベランダに来るのはなんでなのだろう。もしかして梅雨になると、たとえ人の近くでもあまり雨の影響のない巣穴を好むとかあるのだろうか?

6 July 2022

カササギの渡せる橋

チビが幼稚園から、空箱等を使って七夕の飾りを作ってきてくださいというプリントを持って帰ってきたので、さあ困ったと思っていたら、母が大いに張り切ってこんな素敵なものを作ってくれた。
7th of July is Tanabata, the star festival in Japan. 
Little one's preschool makes a big event of it so each family had to make a decoration. And this is what my mum came up with!  
Story of Tanabata is that only on the 7th of July, a weaver girl, symbolizing the star Vega, can see her lover, cowherd, symbolizing the star Altair, who is on the other side of the Milky Way.  There are several versions of the story but one says that a flock of magpies make a bridge across the Milky Way. So we decided to fly lots of magpies.
七夕の日に、織姫を彦星の元に渡すために、カササギの群れが橋をかけるという話を思い出し、わたしがカササギテーマの飾りを作りたい!っと言い出し、チビが電車がいい、と言うので、吹き流しに両方の絵を貼ることになった。
カササギは留学時代、カラスの本を訳していた母に頼まれてわたしが作った消しゴムはんこをコピーしたもの。
列車のほうは、チビが絵の具で線路を描き、わたしが銀河鉄道のつもりで列車の貼り絵を作った。 
This beautiful metallic blue paper for the trains is actually a wrapping paper, which I bought in Bangkok something like twenty years ago.  I remember holding on to the paper tube while taking the wild canal boat at Khlong Saen Saep on the way back home. 
七夕は、緑・紅・黄・白・黒の5色の糸を飾るというので吹き流しの上は丁寧に5色に塗られている!
The decoration is now up on the bamboo at the preschool.
真ん中のイカは、保育参観中の20分間で、チビと一緒に作ったもの。楕円の紙を渡され、何に見立てても良いですよと言われたのだが、何を作るかとチビに聞いたら、なぜか「イカ!」と即答だった。

28 June 2022

第24回フィールドスケッチ会

6月26日にほぼ一年ぶりになってしまったスケッチ会を東京港野鳥公園にて行った。公式報告はこちら
We had a field sketch event on Sunday at Tokyo Port Wild Bird Park.  It is still June but this year the rainy season is already over and it has been extremely hot.   So it would have been very uncomfortable without the observation hides and the nature centre.  But Tokyo Port Wild Bird Park has good facilities just like the nature reserves in the UK!   
I happily sat in one of the hides, inside which was quite cool and breezy, and drew a kingfisher, Eastern Spot-billed Ducks, Little Egrets and Great Egrets.   
最近あまりフィールドで時間がとれないので、どうしても鉛筆のみでスケッチして終わり、家に帰ってから水彩で色をつけることが多い。時間や心の余裕がないと、どうしても新しいことに挑戦しなくなる。だから今回は、ちょっと違う画材で描いてみたいと思い水彩毛筆を持っていった。わたしの好みより一段鮮やかな色が多く、環境も込みで描こうと思うと色のバランスが取れなくて難しい。でも一発で線を引く練習としてはとても良い画材だと思う。
I drew these with watercolour brush pens. I wish there are slightly duller colours to match nature.
白い鳥は影と背景があってこそ白いんだよなあ。
There were several Striated Herons and we all enjoyed watching and sketching them.
見ていると、ササゴイは岸から広い水面側に顔を向けて魚を狙い、獲れると必ずくわえたままくるりと向きを変えて岸側に数歩歩きながら魚を飲み込む。食べ終わると、またくるりとまわり水面側を向き魚を狙う。 水面側を向いて食べると、万が一落としたときに魚に逃げられる可能性が高いからだろうか?
必ず同じようなポーズをして魚を狙っていたので、何度も何度も形を取ろうとデッサンした。

25 June 2022

石山生産獣医科のロゴ

While ago, I was asked to make a logo for my friend from uni, who is starting to become a self-employed vet. 
農工大の野生動物研究会の先輩である石山大さんが今年開業されたので、そのロゴを作らせていただいた。

 牛の顔を子宮に見立てるという斬新なアイディアでご依頼を受け、どうまとめるか一緒に考えつつ仕上げた。

千葉県を中心に活動されている石山生産獣医科のHPはこちら
HP内でもいくつかわたしの牛の絵を使っていただいています。

15 June 2022

水遊び

最近どこへ行っても、チビが水のある場所から動かなくなり、水遊びに付き合わされている気がする。熱中していてくれるので、スケッチしやすいのはうれしい。
Pretend soup making.
作っているのはヨモギとクレソンのスープなのだそうだ。
水はかなり冷たいのに、ものともせずにジャブジャブ川の中を歩き回り、気づいたら大量のカワニナを集めていたりする。もちろん、眺めたあとは水の中へ。
Little one just loves any waterfront, river or stream or pond or even a little paddle after rain.

先日、幼稚園の休園日に思い立って、チビと二人新幹線に乗り、クレマチスの丘とベルナール・ビュフェ美術館へ行ってきた。午前中は堀内誠一展で、何の画材で描いているのかねえ、とチビと言い合いながら見て回ったり、アトリエの机を再現した展示を食い入るように眺めたり、ビュフェこども美術館の木のボールのプールで遊んだり。でも午後は、吊り橋の下の流れを見るや、「水に入る!」と靴を脱いだ。クレマチスの丘側でも、美術館もバラの茂みも駆け抜けて、まっすぐ池へ。オタマジャクシとカエル採りに興じていた。
We visited Clematis no Oka in Mishima the other day. It is a beautiful museum full of paintings and sculpture and a garden with roses and clematis blooming but what she did?  Pond-dipping!  She was so happy catching tadpoles and tiny frogs.  
次に好きなのは、おままごと。 
何やっているんだー?と思ったら、「しぼりたてはっぱのミックスジュース イヌビワとザイフリボクのつぶつぶいり」(『チリとチリリ はらっぱのおはなし』どい かや さく)を作っていた! 葉っぱはアジサイとドクダミと、ちゃんと絵本の中に描かれている2種。実はたまたま家に転がっていたのがその二つだった。 
She brought back lots of leaves and started making something... It was the mix juice in the Chili and Chilili picture book by Kaya Doi. One of the berries she putted in was Amelanchier that she brought back from her preschool field.
週末は幼稚園の芋掘り行事だった。ひと家族4株も掘らせてもらい、うちは大当たりの場所だったようで袋いっぱいに持って帰ってきた。翌日は夫と一緒に本物のお料理。ニョッキを作っていた。
Making gnocchi (with the help of her dad) with potato that we dug out from her preschool's field.  
She loves reading books, too. This was from one Sunday morning and she was reading a train book, wearing a train T-shirt. 
知らない固有名詞がいっぱいあって、なかなかうまく読めないにも関わらず、電車の本となるとかじりついて読んでいる。一文字一文字「ろ・く・・・・も・ん・が・は・・・・し・る・せ・・・ん・ろ・は・ろ・・・く・の・・じ・・・み・・た・い」 などと読まれると、聞いている大人も何って書いてあるのかなかなか理解できない。

そして電車のTシャツばっかり着ている気がする。
ワンピースを着てくれなくなったというよりは、電車柄のワンピースがないのがいけない。