
砂漠でたった一人で迷ったら、
西でも東でも、北でも南でもいいから、とにかくいったん歩き始めたら二度と絶対に方向を変えないこと。
いったん歩き始めた方向が、街やオアシスへの最短距離なのだと思い込むこと。
森達也『東京スタンピード』より
卒論調査という、砂漠をさまよっている気分だ。データがあまりとれなくて、不安な日々。
先生に相談に行ったら、あまりコロコロ変えても、データにならなくなる。このまま続けてみましょう、と言われた。ふと上の一節を思い出した。ひたすら歩き続けてみることも必要なのかもしれない。「弱気になって方向を変えてばかりいたら、最後まで砂漠から抜け出せない」から。

でも、歩き続けるなら、風景の変わる旅がしたい。同じ調査地に通い続ける、研究者気質がわたしにはどうやら足りないようだ。
ヤマグワからヒメコウゾ。季節がどんどん変わっていくのは、焦るけれど、ありがたい。











