5 April 2023

寝姿山と下田港

We had a little trip to Shimoda and ferry across to Shikinejima island for little one's spring break.  
地元の駅から見れる一番かっこいい電車、サフィール踊り子号。1日に数本しか通らないから見られるだけでもプレミア感があり、チビは一昨年くらいから「サフィールに乗りたい」と言い続けていた。去年の七夕の願いも「サフィールにのれますように」。 
そこまで言うならと春休み旅行はサフィールに乗ろう!っと決め、どうせ乗るならと切符発売日に10時打ちなるものをして個室を予約した。
電車が大好きなくせに、大きな音となるとバイクも風も雷も、自転車の鍵を外すガチャンという音ですらも怖いチビは、レトロな鈍行列車はキーキー言うから怖いらしい。その点、豪華列車のサフィールはとってもスムーズで静かで大喜びだった。
電車の個室だなんて、ホグワーツ・エクスプレスみたい。
親としては金のかかる趣味なのは困るけど……。
At Shimoda, we took the ropeway up to Mt. Nesugatayama.  All the hills were in white, pale pink, light green and yellowy green with sakura and new leaves. 
It was nice for me to see new leaves and flowers of laurel forest trees because I've been working on a project to draw those trees.  
ロープウェイで寝姿山へ。「ねえ、ロープ切れちゃったら、どうするの?」
アコウなど普段あまり見ない植物が植栽されていて、絵を描きたがる。
親は遊歩道を出た先の自然植生の山道のほうが好き。リュウキュウサンショウクイやヒレンジャク21羽以上を見た。木で遮られてよく見えなかったのだが、ヒレンジャクは何かの猛禽類が突っ込んできて一斉に飛び立ってしまった。この春、家の近所でもヒレンジャクを2箇所で4回くらい観察する機会があり、そのうち2回もレンジャクの群れにハイタカが突っ込むところを見た。レンジャク類、確かにおいしそうに太っているしなあとか、つい考えてしまう。
We took a wrong route down the mountain and came out rather far from the Shimoda station and the local bus was not running because of the school break. But little one walked along the bay for extra 30 min with no problem and ate massive dinner and was still up for drawing fruits and leaves she picked up on the way at the hotel.  
The next morning, we took the Azeria maru ferry across to Shikinejima island. 
うちが出かけ先を選ぶときは、チビがやりたいことを絶対に一つは入れ、親が行きたい・やりたいことの中でチビが生理的に不快(寒い、眠い、お腹が空いた)に感じる時間ができる限り少なくて、チビが一緒でも楽しめそうな場所、大人が勝手に夢中になりすぎない場所を検討している。 今回は"サフィール踊り子に乗る"が第一目的。下田で何しようといろいろ見ていたら、夫が島に行きたいよね、となった。式根島を選んだのは、チビの足で歩き回って楽しめるサイズだから。下田発のフェリーは行きが夜行でないので、はじめから子どもの睡眠リズムが崩れないのがいい。 
Little one's sketch of Azeria Maru ferry. 
これまでも小さな草花、鳥単体などは上手に描いていたけれど、だんだん風景画のような大きなものを描けるようになってきた。
Mt. Nesugatayama from Shimoda port. 
We watched Streaked shearwaters, Black-footed albatrosses, Japanese murrelets and Pomarine skuas from the ferry.
水深の深いところをあまり通らない航路だったせいなのか、あまり鳥は見られなかったけれど 利島の周辺ではオオミズナギドリ、カンムリウミスズメがたくさん、クロアシアホウドリ3羽、トウゾクカモメ3羽(スプーンもしっかり!)が見られた。

29 March 2023

Going International

Two of my picture books are going international! 
子育てとコロナで完全に国内に閉じこもった気分でいたのだが、わたしの絵本が外に飛び出してくれていて、とてもうれしい。 
"When the Sakura Bloom," the English version of my Sakura book was selected as one of forty books on 2023 Outstanding International Books list by USBBY( The United States Board on Books for Young People)! 
Also it got 2022 honorable mention for Freeman Award
『さくらがさくと』は2021年に英語版を『When the Sakura Bloom』としてオーストラリアのBerbay Publishing が出してくれ、昨年春にはアメリカ版にもなった。そのアメリカ版が、USBBY(アメリカの児童図書評議会)が出す2023年のすぐれたインターナショナルな絵本・児童書のリストに載ったり、さらに東・東南アジア地域についての絵本と児童書に送られるフリーマン賞の佳作に入ったりした。
アジアの絵本として注目されているようでありがたい。

そして3月24日からミュンヘン国際児童図書館ではじまった企画展「黒・白・グレー〜色のない絵本」では、なんと『じょやのかね』が展示されている。
My picture book "Jyoyanokane(Ring the Bell on New Year's Eve)" is now been exhibited in "Black White Grey" exhibition at International Youth Library in Munich!! 

The exhibition is held until 3rd September so you have plenty of time to plan to visit there.
Current Opening Hours: 
Mon - Thu 10 am - 4 pm 
Fri 10 am - 2 pm 
Saturday& Sunday 2 pm - 5 pm 
Entrance Fees: Children and Young Adults under 18: free 
Adults: 3 Euros (Collective ticket for all exhibitions and museums), 2 Euros reduced entrance fee 

Also on their web page, you can watch my video about the book.

とても忙しかった2月に数週間のうちに絵本について語ったビデオを作って送ってくれと言われ、必死で撮影した動画も、館内で見られるほか、ミュンヘン国際児童図書館のwebページに載っている。 何しろ休日はチビがひっきりなしにしゃべっているし、平日はちょうどマンションの外壁工事中で工事音がうるさく、平日のお昼の約1時間しか撮影できる時がなかったのだ! 会心の出来とはいえないけど、喋りたいことは盛り込んだつもり。

23 March 2023

Sakura School Visit

I was invited by Ms. Sue Conolly, a wonderful librarian at the Canadian International School in Tokyo, and did a school visit to talk about my book, "When the Sakura Bloom," show my sketchbooks and do some field sketching with children yesterday.  

They said that I was the first person to do this kind of event after the covid19 spread.  I feel very honored.

In the morning, I visited two classes at kindergarten children aged around five.
東京のインターナショナルスクールの司書さんに招いていただき、幼稚園で2コマ、小学校で2コマ、『さくらがさくと』の制作についてお話し、一緒に桜をスケッチする機会を持たせていただいた。
日本の学校が絵本作家を呼ぶというのはあまり聞いたことがないけれど、海外ではこうしたSchool Visitがとても盛んだ。『さくらがさくと』の英語版が出たことで、昨年は名古屋のインター校とzoomで繋がれたし、今年は東京の学校を実際に訪れることができ、日本のインター校と関わりを持つ機会ができたのはうれしい。
こんな正式に学校の授業に招かれるのは初めてだったので、絵本作家であり元美術教員でもあった、はるのまいさんにいろいろ相談させていただいた。授業はとにかく準備が肝心! スケッチできる環境と状況が心配だから写真でも造花でも、万が一の場合に描けるものを準備したほうが無難だよとのアドバイス。確かに! でも本物の自然を自分の目で観察して絵を描くことで、自然の不思議を発見し、形を学び、自分の描き方を見つけてほしいというスタンスの人間としては、できれば本物を……と揺れる心。ということでチビと夫にも頼んで前日から、そして当日も朝から桜並木をひたすら歩いて、スズメが落とした花をキムチ容器2つ分拾い集めて持って行った。
I gathered lots and lots of blossom dropped by sparrows. I explained how the White-eyes and Bulbuls suck the nectar from the front of the blossom but sneaky sparrows pick the entire blossom and suck from the bottom. I am so glad that they really showed interest and enjoyed looking at them.
I asked Sue to make a "field sketchbook" for everyone.  
事前に作っておいてもらったスケッチブック代わりのノート。 
どうしても描けない子がいたときにと思って、塗り絵できるような線描きの桜の絵をつけておいたのだが、みんな自分で好きなものを見つけて描いてくれて、杞憂に終わった。
Sakura only blooms for certain days in the season and we have changeable weather in Spring. But we were very fortunate to have a warm (or rather hot) sunny day with beautiful bloom of Sakura.
In the afternoon, I visited Grade 4 and 5 classes in elementary school.  
I wanted to talk about many things but time was limited so I mainly talked about how I created my picture book from observing the real world, sketching trees and birds. For elementary school kids, I talked about why I think field sketch is important as well as some tips to draw from real life. 
午後は小学校の4年生と5年生、それぞれ3クラスずつと行った。桜の開花に合わせて急遽日程を変えたためホールが使えなかったので、スライドはわたしが図書室からzoomでしゃべり、生徒はそれぞれのクラスルームで見るという形式に。なかなかハイテクだ。
おかげで本当はわたしの話を聞けなかったはずの学年でも、担任の先生が見せようと思ったクラスはzoomを見ていたらしい。担任次第で、その時間に何をするか変えられるという自由さに驚いた。
まずはよく見てみようと、説明しているわたし。
どお?っと見せにきてくれる子も。
They all did very good job and had a productive time!  

小中高と日本の公立の学校に通ったわたしにとっては、インター校のカリキュラムの自由さや、各担任が自分の裁量で決められることの多さに驚いた。
そして何よりもびっくりしたのは、学校全体の司書が一人いるだけでなく、幼稚園の司書が一人、小学校には司書補佐が一人と合計三人も図書室関係の職員がいたことだ。そもそもわたしが受け持ったこの時間は、司書が受け持つlibrary class(図書の時間)だった。幼稚園に司書がいて、しっかり良い絵本を選んできて読んでくれて、それにちなんだ学びのプログラムを考えてくれるなんて、いいなあ。 
 
Big thanks to all the students who join this and Ms. Sue Conolly and all the teachers who made this school visit possible.  
I hope children will keep drawing Sakura until leaves come out and then keep sketching many other things. 
 
Photo credit also goes to Ms. Sue Conolly.  

1 March 2023

2月のスケッチ

Some recent field sketches.
Dusky Thrush was seen in flock perching on trees.  This season, they still tend to stay on trees at the moment but they will soon come down to the ground. 
先日、とても久しぶりに泉の森へ出かけた。 森を歩いていて、何が林床でゴソゴソしているのだろうと思ったら20羽くらいのツグミの群れだった。森の中の地面で見るのは新鮮。うちの近くなら、あの音は100パーセントガビチョウなのに。
センダンで採食するヒヨドリはチビも双眼鏡でよく観察できたらしい。「あれ、ヒヨドリだけじゃないよ。ムクドリもいるよ」なんて言っていた。
A big flock of Brown-eared Bulbuls and a few White-cheeked Starlings were feeding on Chinaberry. They were doing acrobatic movements and it was very fun to watch.
近所を散歩していて、竹の花を見つけた。どうやら淡竹らしい。
We found bamboo flowers, which is said to only bloom once in 120 years!
ツチグリ 秋に出てくるイメージだったけれど、見つけたのは1月。そういえば9月頃に見つけたのは、網目模様がなかった。
Brown-eared Bulbul. 
いつも見ているけど、そう思っているせいか描く機会は案外少ないヒヨドリ。
逆に見つけると描いちゃうから、案外描いている数が多いカワセミ。ハンノキに止まっていて素敵だった。
最近、チビは何か見つけると描きたい!っと言い出す。わたしも描きたいものなら一緒に描くし、あまり興味が湧かないものなら、描いているチビをスケッチすることにしている。
スケッチブックを持ち歩くようになったら、MINTIAのケースで作った偽物スマホで写真を撮る真似を全くしなくなった。2歳後半から4歳過ぎまでは必ず持ち歩いていて、持ってくるのを忘れると大泣きすることもあったのに!
双眼鏡も、ヤクルト容器を二つ繋げて作った偽物は持ち歩かなくなり、夫の小さな双眼鏡を自分のものにしつつある。 
マンサクを描く。
Heard the Japanese Bush Warbler's song for the first time this year on the 23rd of February. 
2月23日、午後いっぱい、新しくできた名瀬・上矢部市民の森をぶらぶらして、モズ、アオジ、シジュウカラ、エナガ(声)、メジロ、ウグイス。ウグイスの鳴き声、今年初聞きだった!

23 February 2023

スズメの巣の中身

We finally checked what was inside the tree sparrow's nest from last May and June, which was unfortunately abandoned.
 ベランダを片付けなくてはいけない用事があったので、 
ようやく、本当にようやく! 重い腰をあげて、昨年5月にスズメが営巣を始めたのに放棄してしまった、湯たんぽの中の巣を引っ張り出してみた。 卵が2つと、割れてしまった卵の殻があった。なんらかの理由でこれが割れてしまったから放棄したのだろうか。今となっては不明。
産座は主にシュロで丸く作られていて、羽が編み込まれている感じだった。
その周りは、これでもかというほどイネ科の草本が詰め込まれていた。 周りに入っていたもので種が確認できたのは、カラスノエンドウ(実があった)、ヨモギ、チガヤの穂、メヒシバ?
人工物はビニールテープ一本、麻っぽい紐がたくさん。
いくつか広い葉もあって、クズ?っと思われる大きな葉も1枚入っていた。
今朝、中に入っていた羽を調べたら 
・一番多かったのはハト類で44枚(右上の紙)。とくにお腹の羽がとても多かった。上半分が確実にキジバトと思ったもの。下半分は風切羽はドバト。あとはどちらかわたしには区別できなかったもの。 
・次に多いのがカラス類の羽(左上の紙)。やはり主にお腹の羽中心。
・3番目がたぶんムクドリと思われるもので風切羽が多かった。(左下)
・何気にカルガモ(やけにカーブした弾力のある感じがカモだと思った)が2枚入っていた。
・一番長い羽はドバトの風切で11.5センチあった。確か巣に入れるのにとても苦労していたもの。

カラスかハト類かは、チビが完全にわかるようになっていて、自分で抜き出していた。その他はわたしが調べた。

13 February 2023

ピアノレッスン

話は聞かないし、一曲やっている最中に違う曲を弾き始めるし、何にしても教えられるのが下手なチビ。ピアノレッスンの付き添い中、ただ見ているとイライラしてくるので、無心にスケッチすることに決めている。あまり口出ししないに限る気がする。
教えてもらうときには相手の言うことをとり敢えず全部聞いてから、その通りに一度真剣にやってみるってけっこう高度なことなのかもなあ。うちの子がダメなだけかもしれないけど。
Piano lesson time has been my chance to draw my little one.
She is supposed to sit tight and play the piano so I should be able to draw a relatively stationary subject.
But NO!  It's not the case with her.  
でも少しずつ新しい曲が弾けるようになってきた。 いまのところ右手、左手と交互にメロディーを奏でるような曲。日本語の歌詞がついていると、音より先に歌詞だけ覚えていて、わたしが適当に歌うと「違うよ、めんどりさんは"コッコッコ"じゃなくて"クックック"だよ」と指摘されたりする。ピアノ的には、気にするべきはそこじゃなくて、音階覚えてくれーって言いたくなるけれど。数ヶ月前に合格した曲も、いまだに弾ける記憶力には関心する。      
指使いがとってもたどたどしい。

7 February 2023

第26回フィールドスケッチ会

2月5日に谷津干潟でフィールドスケッチ会を行った。ヒヨ吉さんが書いてくださった公式報告はこちら
一番寒い時期なので、いつでも暖房の効いたセンターに逃げ込めるようにと場所を選んだのだけれど、暖かい日だったので外で描いていても気持ちがよかった。
We had a field sketching day at Yatsuhigata mudflat at Tokyo Bay.
Northern Pintails feeding at mudflat.
最近、見る機会が減ったオナガガモ。干潮になって出てきた泥地でオスが数羽、ずっと採餌していたので、その様子を描いた。
はじめはいつも通り鉛筆でデッサンし、その後水彩で色を選んでいった。
そのうち水彩で直接描いてみたいと思いトライした。筆で描くと鳥を線ではなくて面で捉えられるので面白いのだけれど、動きに加えて色も同時に見ていかなくてはいけないので、難しい。
午前中いっぱいを過ごしたセンター内では、窓から見えるカワセミや小鳥をスケッチした。
木の上のツグミ 
尾羽がはねてたホオジロ(Meadow bunting)
タシギ センター前の浜のアシに隠れてじっと座っていた。教えてもらわなければ絶対に気づかなかった。
ちょうど「世界湿地の日を楽しもう」というイベントの日でスワロフスキー・オプティックの出展があり、このスケッチは双眼望遠鏡BTXを覗かせていただいて描いた。細部まで見えて、いつまでものぞいていられる。絵を描いていると、良い望遠鏡が欲しくなる。とくに最近は夫のスワローの望遠鏡を必ずと言って良いほどチビに取られちゃうから!
イラストレーターで絵本作家のはるのまいさんのSNS投稿を拝見して思い立ち、100均のスクラッチボードにスケッチしてみた。
黒い面を木の棒で削ると下に塗られた色が出てくるというもの。普段鉛筆でスケッチするときは、黒いところを描いて行くが、これは元の面が黒なので、鳥の薄い色の部分を意識して線を描いた。ちょっと版画を彫っている気分。
I tried sketching on this Scratch Board, which I bought from a one-coin shop.  I drew with a stick and scratch the black surface to uncover the colour underneath.  I can not predict the colour beneath until I scratch the black surface so the colour can be a mismatch with the birds I draw.         
チビにも一枚描かせた。下が何色かは描いてみないとわからないので、必ずしも色にピッタリの鳥をピッタリの場所に描けるとは限らない。チビは「カワセミ描いたのに、アカショウビンになっちゃったー」とこぼしていた。
今回はチビも連れて行き、夫がチビの助手として付き添ってくれたので、チビもけっこう絵を描いていた。
Little one drew several pieces, too.
コサギ

そしてわたしが外に絵を描きに言っている間は、センター内のおもちゃや、世界湿地の日のイベントブースで夫と二人でずいぶん遊んだらしい。
わたしはこういう施設に出かけるようになったのは高校以降だったので、これまでおもちゃ的な物は完全にスルーしていたけど、子どもの遊び場が用意された施設のありがたさを最近感じる。鳥見も植物観察も楽しんでくれるうちの子とでも、 自然公園にちょっと遊具があるとか、靴を脱いで遊べるスペースがあるとか、ちょっと何か食べれる施設があるとか、それだけで、嫌になったとき、疲れたときに気持ちの切り替えをさせられるので、とてもとてもありがたいなあと思う。